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■ 川原湯温泉 「聖天様露天風呂」 〔 Pick Up温泉 〕



<川原湯温泉「聖天様露天風呂」>
(群馬県長野原町川原湯、7:00~19:00(4~11月 ~20:00)、100円、0279-82-2244(長野原町企画観光課))
紹介ページ (@nifty温泉)

上州吾妻を代表する名湯、川原湯温泉の歴史は古く、建久四年(1193年)源頼朝が浅間狩りの折りに発見したものと伝えられます。
近い将来、八ッ場ダムの底に沈む予定(註)のこの温泉場は、旅館の改装などを控えたせいか、時間がとまったような独特の風情をみせています。
註).2009/11現在状況は流動的。

いつもながらの静かな温泉街にはカメラ片手に散策する人もちらほら。
水没が近づき、マスコミ露出度も増えると多くの物見客で賑わうことになるのでしょうか。
さして大きな温泉場でもないのに「王湯」「笹湯」「聖天様露天風呂」の3つのすばらしい共同浴場を擁します。
今回はひさびさに「聖天様露天風呂」をチョイスしました。


【写真 上(左)】 温泉街からの入口と看板
【写真 下(右)】 階段をのぼってのアプローチ

温泉街入口よこの小高い場所にあり、以前は無料、現在でも100円で入れるので人気の高い混浴の露天風呂です。
週末の昼間で浴客がいないことはほとんどありません。

平成2年3月に川原湯温泉再建のために開発された新源泉を使っているとも云われますが、これが温泉神社境内にある新源泉と同一かどうかは不明です。
どうも川原湯の源泉は謎めいているのですが、やませみさんの「群馬県北西部の温泉」(温泉の科学)によると利用源泉は5本だそうです。


【写真 上(左)】 注意書き
【写真 下(右)】 冬の外観 (2003-02)

入口の料金箱に100円を入れると鐘が鳴る仕組み。
脱衣所も浴槽も相当に開放的だし、いつも混んでいるので女性の入浴はかなりきびしいかと・・・。
アメニティ類一切なし。土曜12時で2~3人と空いてました。

高台にあって木立に囲まれた露天は鉄平石造6-7人で東屋付き。
風通しよく気持ちのいいロケーションです。


【写真 上(左)】 浴場-1
【写真 下(右)】 浴場-2

樹脂製のパイプから10L/min程度(量は変動し、ときどき止まる)の熱湯を投入で別にホースから冷水を注いでいます。湯口のそばにはコップが置いてあります。
浴槽の端から少量の流し出しがありますが、槽内排湯もあるかも?


【写真 上(左)】 浴槽
【写真 下(右)】 湯口

うっすらと白濁したややぬるめのお湯は白い湯の花がただよい、微たまご味で美味しいです。しぶ焦げイオウ臭+墨系のアブラ臭は川原湯特有の香ばしいもの。
キシキシとヌルすべが入り混じりとろみも感じられる名湯らしい浴感で、ぬるめなのに相当なあたたまり感があります。


【写真 上(左)】 ホースで加水しています
【写真 下(右)】 湯色

ただ、投入量が少なく混んでいるので、王湯や笹湯にくらべるとお湯がなまり気味のような気がします。
ホース加水も多すぎでちょっと残念でした。(量は調節できます)

一時期、脱衣所に分析表のコピーが貼ってありましたが今はありません。
前にGetしたデータを記載しておきます。(暗闇のなかでメモッたので間違いがあるかも?)

〔 2009年11月3日UP (2004年4月入湯) 〕

<川原湯温泉新湯 聖天様露天風呂>
Ca・Na-塩化物・硫酸塩温泉 泉温・pH・湧出量不明、成分総計=1.89g/kg、Na^+=297.00mg/kg、Ca^2+=314.00、Cl^-=522.00、SO_4^2-=577.00、HCO_3^-=50.00、HS^-=2.60、陽イオン計=618.00、陰イオン計=1150.00、メタけい酸=89.1、メタほう酸=31.9、硫化水素=1.5 <H13.8.24分析> (源泉名:川原湯温泉 新湯)


E138.42.23.056N36.32.45.847
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