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■ 塩沢温泉 「高林閣」 〔 Pick Up温泉 〕 (休業中?)

新設日帰り温泉のブログなのに、なぜか休廃業のお湯ばかりですみませぬ(笑)



<塩沢温泉「高林閣」> ※休業中?
(長野県軽井沢町塩沢273、10:00~21:00(土日休~22:00)、800円、0267-46-3000)
紹介ページ (温泉みしゅらん)
紹介ページ (@nifty温泉)

リゾートエリア軽井沢らしからぬ個性バリバリのお湯で、一部の温泉マニアに評価の高かった施設ですが、2007年春から休業に入り、いまも休業中のようです。

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南軽井沢・塩沢湖の湖畔にある温泉宿で日帰り客も積極的に受け入れています。
場所はR18軽井沢バイパス「塩沢」交差点から南に入り、500mほど走った塩沢湖のよこ。道沿いにあるのでわかりやすいです。(→ここ

豪華でもなくショボくもなく、ごくごくふつうの旅館ながら、贅沢にも本館大浴場と新館のふたつの浴場をもっています。
お湯は新館のほうがぜんぜんいいですが、新館は混雑時には15時までとなるので要注意。


【写真 上(左)】 本館内湯
【写真 下(右)】 本館露天

<本館大浴場>
浴槽は、内湯(石枠タイル貼12人)と露天(岩組平石敷10人程度)のふたつ。
カラン7、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
土曜14時で独占~3人。

内湯は、岩づくりの湯口2つからほぼ同量を投入。
ぬるめ(飲泉可、鉄味+塩味+微炭酸味+金気臭)と熱め(塩味+微鉄味)でどちらも黄褐色の盛大な石灰華におおわれています。
底にある排水口は作動なしで、切欠からかなりの量を排出。

露天は、黒褐色に色づいた岩組の湯口から湯滝状に投入で、このときは湯張り中だったので湯づかい不明。


【写真 上(左)】 内湯の湯口
【写真 下(右)】 露天の湯口

内湯のお湯は適温、ほぼ無色透明で塩味重曹味。しっかりとしたツルすべがありますが、前回のほうが重炭酸土類泉の特徴が出ていてお湯がよかったように思います。

露天のお湯はややぬるめ、うすく黄色がかってわずかに懸濁。内湯よりツルすべがよわく味もうすいのでかなり希釈があると思います。(湯張り時だけ希釈を強めているのかも。)
ただ、連れによると女湯露天のお湯は悪くなく、アワつきもあったとのことでした。


【写真 上(左)】 新館内湯
【写真 下(右)】 新館露天

<新館> 
内湯の手前に源泉槽(石造3人)とサウナ。その奥にジェット浴槽(6-7人)、扉の奥に露天「ふゆうの湯」(岩造で5-6人と3-4人の2槽にわかれている)があります。
この露天は従業員手づくりだそうです。
カラン7、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
土曜14時で2人~独占。


【写真 上(左)】 でていない「竜の滝」
【写真 下(右)】 露天の湯口

露天のお湯はほぼ適温。この日も大浴場露天に近いイメージのお湯で、温泉らしい浴感はあるものの、なんとなく気の抜けたようなもの。
「竜の滝」と銘打たれた析出バリバリの出ていない湯口があり、別にパイプからの投入がありますが、お湯がいまいちだったので(^^)、湯づかいは確認しわすれました。

ジェット浴槽は真湯のような感じがしたので入りませんでしたが、連れによると「女湯のは真湯ではないと思う。」とのこと。温泉だとしても希釈が強いと思います。


【写真 上(左)】 析出
【写真 下(右)】 源泉槽

さて、ようやく問題の源泉槽です。
以前は常時投入はなく、コックをひねっての源泉投入でしたが、今回は石の湯口からの常時投入にかわっていました。(前のコックは出なくなっていた。)
投入量は多くはないものの、圧倒的な質感があったのでおそらく希釈なしの源泉を入れていたと思います。湯口のうえにはコップもおいてありました。
それとここも湯づかいの確認しわすれました。(じつは、あまりにものすごいお湯だったので、完璧に失念していた(^^;;))


【写真 上(左)】 源泉槽の湯口
【写真 下(右)】 昔のコック付源泉パイプ


源泉槽はややぬるめ。透明度50cmくらいの緑茶色のにごり湯で、前回と同じく細かい粒子が積み重なったような、見るからに濃そうなお湯でした。
湯口には白い泡がでていますが、湯中にはほとんどなく、アワつきもありません。

塩味と重曹味と重炭酸土類系の旨味と鉄泉系のだし味とはっきりとした炭酸味が混じり合う複雑な味。金気貝汁臭に強ラムネ臭。
この強ラムネ臭はあきらかに炭酸メインで、不用意に吸い込むとむせるほどの濃度感があります。

関東周辺でこれだけの炭酸泉体験ができるとは正直、信じられません。
CO_2=840.3mg/kgなので、正確には炭酸泉ではありませんが、滝沢温泉初谷温泉の飲泉所よりも、ここのほうが炭酸が強いように思いました。

ツルすべ系の露天や大浴場のお湯とちがって、ここのお湯は重炭酸土類と鉄によるきしきしぎしぎしとしたひっかかりのつよいもの・・・。

炭酸まじりの重炭酸土類泉という、マニアごのみのクセモノ湯を軽井沢で体験できる貴重なお湯だったのに、休業とはほんとに残念。
いつか再開して、このものすごいお湯をふたたび楽しませてほしいものです。

このときはなぜか分析書が貼られておらず(以前はロビーの壁面に貼られていた)、スタッフにきいてもないとのことなので、以前getしたデータを転記します。

Na-塩化物・炭酸水素塩泉(中性高張性低温泉) 湧出量不明、37℃、pH=6.75、蒸発残留物=12200mg/kg、Na^+=4420mg/kg、Mg^2+=161.0、Fe^2+=9.70、Cl^-=5393、HCO_3^-=3338、メタけい酸=173.8、メタほう酸=294.4、CO_2=840.3 <H元.2.22>
※ 地下600mより湧出

〔 2009年9月6日UP (2005年10月入湯) 〕

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南軽・塩沢湖そばにある温泉宿ですが、日帰りも歓迎している様です。
土曜18時でわりと空いてました。(宿泊客宴会中 ^^)
浴室は、本館大浴場と新館の2ケ所あり、ハダカ移動はできません。

<大浴場> 
内湯(石造15人)は、岩造りの湯口2つからほぼ同量を投入。
ぬるめ(飲泉可、鉄味+塩味+微炭酸味+金気臭)と熱め(塩味+微鉄味)でどちらも黄褐色の盛大な析出物あり。
底にある排水口は未作動で、湯船のはじからかなりの量を排出しています。

お湯は、微黄緑色微濁、おだやかな温泉臭。茶褐色の細かな浮遊と沈殿があります。
ぬるめのお湯には引っかかる感じのキシキシ感があります。

露天(岩造7.8人)は塀に囲まれ展望はききませんが、析出で褐色になった岩組みから滝のように注湯。排出口は?オーバーフローもなしで循環か?。
暗くて色は不明ですが濁りは内湯より強いです。

浴感は、不思議なことに内湯と全くちがいツルすべ感が強いです。(加熱循環によるCO2脱出で高アルカリ化?)

<新館> 
源泉槽(石造4人)+ジャグジー付さら湯+サウナ+露天「ふゆうの湯」(岩造10人)。
従業員手作りの露天のお湯は、大浴場露天に近いツルすべ湯ですがややうすい感じ。
源泉槽は、人肌よりぬるく黄緑色で、細かい粒子が積み重なったような濃厚な感じのうす濁り。染み渡るような豊潤な浴感。
湯船脇の飲泉が圧巻!。
コックをひねると金属パイプから炭酸味+塩味+α味+金気臭(滝沢に似ている)の源泉が勢いよく吹き出してきます。
手で受けると気泡で真っ白に・・・。(CO_2=840.3mg/kg)

軽井沢で高張泉の源泉体験ができるとは驚きです。
ただし、ぬる湯系で浴感は総じてさっぱり感が強い(食塩より重曹泉の浴感が勝っている感じ)ので夏向きの温泉と思います。
なお、混雑時には新館利用は15時までとなるのでご注意。

〔 2002年1月入浴・2月レポ 〕

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