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■ 上栗山温泉 「開運の湯」 〔 Pick Up温泉 〕



<上栗山温泉 「開運の湯」>
(栃木県日光市(旧 栗山村)上栗山179-31、9:00~17:00、不定休、500円、0228-97-1952)
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (MAPPLE 観光ガイド)
紹介ページ (とちぎ観光・物産ガイド)

お湯のよさでけっこう有名な規模の小さな日帰り施設(というか共同浴場)。
黒部ダムから川俣方面に2kmほど走ったところに出てくる小さな看板を右折し、橋を渡って道なりに少し走り、ノボリが立っているT字路の細い路地を右折して上栗山集落に入ったところ。


【写真 上(左)】 銘板と衝撃の休業はり紙
【写真 下(右)】 浴槽(人は同行者)

扉を開けるとすぐよこに受付。
そのすぐ脇には卓袱台があって、地元の方たちがなごんでいます。
おばあちゃん達のお手製らしい漬け物がどっさりと皿に盛られていて、初めての人にも盛んにすすめてくれます。

男女別の脱衣所・浴室ともにかなり狭く、そのわりに混んでいたので少し待ちました。
浴室は新しめでさほど風情はないですが、浴槽まわりは鉄分の析出で赤茶に変色していていい感じ。
スペースは広くはないものの窓が広いので閉塞感はありません。
カラン3、シャワー・シャンプー、ドライヤーあり。土曜14時で4人~独占。

木枠石貼4.5人の浴槽に赤茶に変色した石の湯口から投入し、窓側側溝への流し出し。
槽内注排湯は不明ですが、お湯の鮮度感はかなり高いものがあります。


【写真 上(左)】 湯口
【写真 下(右)】 湯色(同上)

透明度40cmくらいのやや緑がかった茶褐色のにごり湯は、だし味がかった金気味+焦げ味+弱重曹味+微塩味で貝汁臭入った金気臭+焦げ臭。
この焦げ臭はイオウと鉄分(&硫酸塩)が反応したやつだと思います。

成分的にバランスのとれたお湯は、弱いキシキシとともに染みてくるような奥深い浴感があって、伊香保や群馬吾妻のつま恋温泉「山田屋旅館」に似た感じ。
奥鬼怒はイオウ臭白濁系のお湯が多かったので、茶色のにごり湯がとても新鮮に感じます。

ここはとても気に入りました。
2008年に再訪しましたが、なんとポンプ故障とのことで休業中(いまは復旧、再開しているようです。)、機会があったら再訪してみたいお湯のひとつです。

このあたりでは異色のお湯と思われ、湯巡りのいいアクセントとして立ち寄る価値は充分あるかと。
ただし、狭いし人気の施設のようなので、夕方は避けた方がベターだと思います。

Na-塩化物・硫酸塩・炭酸水素塩温泉 50.2℃、pH=7.4、湧出量不明、成分総計=1.958g/kg、Na^+=555.1mg/kg、Fe^2+=5.7、F^-=6.8、Cl^-=463.3、HS^-=0.8、SO_4^2-=404.5、HCO_3^-=354.9、陽イオン計=620.2、陰イオン計=1230.4、メタほう酸=49.6、硫化水素=0.4 <H9.7.15分析> (源泉名:上栗山温泉)

○ 元レポは「みしゅらん掲示板 特集クチコミ情報」でもご紹介いただいています。

■ブランドグルメ
〔 栗山のそば 〕
山ぶかい栗山村は稲作に不向きで、山の斜面ではそばが栽培され、主食の地位にありました。
つなぎのとろろ(自然薯)や良質な水にも恵まれて、いつしか蕎麦の里として広く知られるようになりました。
秋には名物『チタケそば』も出されます。
チタケとはチチタケのこと。これはベニタケ科のキノコでボソボソとした食感があり、他ではあまり食されませんが、栃木県では圧倒的な人気があります。
よい出汁がでるのでそばとの相性がよく、一度は食べてみたい貴重品です。

〔 2010/06/11UP (2005/07レポ (2004/秋入湯)) 〕


E139.35.14.760N36.51.42.730
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