ちょっと遅ればせながら、吉川あいみのデビュー作を観た。
ジャケの写真があまりにもかわいかったので観たわけだけれど、こういう場合、大抵は実際の顔面を見て騙されたような気持ちになる。
今回もその例にもれず、撮影初日のインタビューで話す彼女に対してあまり良い印象を抱けなかった。緊張のためとはいえ表情が強張り過ぎているし、話し方もちょっと頭が弱そうな感じだった。
失敗したな…と思ったのだけれど、撮影二日目の初脱ぎ前の彼女を見て俺は驚愕することになる。
制服を着てカメラを見据える彼女の表情は、まるで憑き物が落ちたかのように凜としたものに変わっていた。
何かを決意したのか、或いは、初日の表情はSODの演出だったのか。はたまた、彼女は天性の女優か。
いずれにせよ、俺は見事にハートを撃ち抜かれた。
作品自体は凡庸な作りで、あまり新鮮さはなかったけれど、そんなことは問題ではない。作品を重ねるにつれて、彼女の、あの凜とした表情がどのように変わっていくのか、俺はそれを見届けなければならない。
吉川あいみを俺は心から応援する!!!
…なんて言ってね。