神はそれでも意地悪に僕らの魂をいつかは取り上げるのだろう

クズと思われても仕方がない赤裸々な日記。

don't worry 'bout me

2013年09月27日 22時46分21秒 | 日記

久しぶりに、長瀬愛のAVを観てみた。
何年経っても、画面の中の彼女は変わらずにキュートで、上目遣いに俺を見つめてくる。ふんわりした下唇や長い舌を見る度に、俺は何十年もそれにノックアウトされ続けているんだな、と苦笑してしまう。

自分にとって最も思い出深いAV女優は誰か、と考えてみた時、頭にすぐ浮かぶのは、やはり長瀬愛だ。
中学生の頃。友達同士でAVの貸し借りが行われ始めた時。俺にとってまだAVというのは女の子がセックスしている様を見るものでしかなかった。画面の中の女の子はブスでなければ誰でも良かったし、彼女たちに名前や人格は全く求めていなかった。

そんな俺が初めて知った女優が、長瀬愛だった。

AV専用の自販機からランダムに吐き出されたAV(当時はまだVHSだった)に出演していた彼女を見て、一瞬でノックアウトされた。「なんて可愛らしいんだろう」と思った。「こんなに可愛らしい女の子がAVに出ているのか」と、かなり衝撃を受けた。
当時、AV専用の自販機で買ったビデオは全て白いパッケージにおさまっていて、ラベルも何も貼られておらず、本編にもタイトルが無かったため、俺は彼女の名前が分からなかった。ネットも今ほど普及していなかったので、情報は自分の足と人脈で得るしかなかった。
俺はそのAVを友達に貸しまくったり、コンビニで雑誌をチェックしたりしながら、辛抱強く彼女の情報を集めた。
ようやく、彼女の名前が長瀬愛だと分かった時は、かなり嬉しかった。
高校生になり、DVDが普及し出してからは、ショップで意識して彼女のタイトルを探すようになった。

彼女が引退した時、俺は確か高校一、二年生で、胸に風穴が空いたように虚しい気持ちになった。
好きなバンドが解散した時や、恋人と別れた時の気持ちによく似ていたように思う。
自分の好きだったもの、夢中になったものが消えてしまうというのは本当に悲しいし、新たなる糧を見つけるまで、その痛みが癒えることはないのだ。

彼女のAVを観るたびに、その時の痛みを鮮明に思い出す。
俺がどんなに年をとっても、画面の中の彼女はあの頃のまま変わらないことが、その痛みに拍車をかける。

とは言え、俺は今でも、彼女がいつかカムバックしてくることを期待している。
また、あの頃の笑顔を見せてくれるはずだ、と。
しかし同時に、カムバックする必要もないくらい幸福に暮らしていてほしい、とも思う。



なんて言ってね。

Why I'm Me

2013年09月26日 23時05分45秒 | 日記

俺が中学三年生の頃、クラスの女子達の間でRIZEがやたら流行っていた。

RIZEというのは、言わずと知れたミクスチャーロックバンドで、当時は「Why I'm Me」という曲で脚光を浴びていた。

クラスの女子達は「Why I'm Me」の「大体毎回いつも同じメンバーと再会」というメインフレーズを楽しそうに歌い合っていた。

俺が中学生の頃と言えば、Dragon Ashの台頭で、ゴリゴリしたロックの上にラップが乗っかるミクスチャーとやらが流行っていて、Bボーイファッションに身を包んでギターをかき鳴らすバンドが巷に溢れていた。また、そういう音楽を聴くのが一つのファッションになっていた。

あれから十三年。

最近、RIZEの「EXPERIENCE」というアルバムを聴く機会があった。三年前の六月にリリースされたアルバムで、俳優の市原隼人とコラボレーションした楽曲が収録されていて話題になったらしい。

何年か前に四人になったはずの彼等はいつの間にかデビュー当時と同じようにスリーピースに戻っていて、月日の流れを感じさせた。

そのアルバムの内容がどうだったかと言うと、個人的に特筆すべき点は何も無い。全く引っ掛からなかった。ただ、ブームが過ぎてもその音楽の価値が消え失せてしまうわけではないのだな、と感じた。俺はRIZEなんて好きでも何でも無いけれど、ブームの終焉と共に解散してしまった数多のバンドと違って、続けていくことの逞しさを見ることが出来た。



なんて言ってね。



ちなみに、RIZEの初代ベーシストのTOKIEは後にベンジーとAjicoを組んだり中村達也とLOSALIOSで活動したりするからちょっと好き。

should kiss myself ドンマイ

2013年09月25日 20時17分53秒 | 日記
好き嫌いに関わらず、RADWIMPSを初めて聴いた時はかなりの衝撃を受けた。
日本語と英語が文節単位でちゃんぽんになった歌詞やら不思議なラップやら曲が転調しまくりやら、カテゴライズされていない本来の意味でのミクスチャーというか、こういうのが今の世代のオルタナティブなんだな、と思った。
「こういうバンドが登場してしまったのか…」と、自分の音楽的な老いを感じてシミジミしてしまった。確実に俺の音楽的なキャパシティを超えていた。

後に付き合うことになる女の子はRADWIMPSが好きで、「歌詞が良い」と言っていた。「野田さんの書く歌詞が好きなの」。
それがきっかけで俺はRADWIMPSをしっかり聴き込むようになるのだけれど、正直、彼女の言う歌詞はさほど好きになれなかった。理想を追いかけすぎというか、耳障りの良い言葉を並べているようにしか思えなかった。俺が毛嫌いする類のものだった。けれど、俺はどうしてもRADWIMPSを嫌いになれなかった。もちろん、当時の彼女が聴いていたから、というのも一理ある。しかし、もちろん、それだけではない。予想もつかない曲の展開が面白かったし、自分と同い年(だったと思う、確か)の連中がこういう音楽で世に出てきたことが嬉しかった。新しい時代の始まりというか、ね。大袈裟かな(笑)

今でも、RADWIMPSの新曲を聴く時はワクワクするし、ドキドキする。またあの時の感覚を味わえるかな、と期待する。実際のところ、「シュプレヒコール」を聴いて、RADWIMPSも大人になったのかなぁ、と感じたので、あの時の感覚を味わうことは二度と無いと分かっているけれど。


そのうちリリースされるであろうアルバムが楽しみ。…であると同時にちょっと怖い。「シュプレヒコール」で化けたと思ったのに最新シングルの「ドリーマーズ・ハイ」は微妙だったから(笑)



なんて言ってね。


ちなみに俺が初めて聴いたRADWIMPSの曲は「05410ー(ん)」だったと思う。
should I kiss myself ドンマイ!

「無駄に生きるか、何かのために死ぬか、お前が決めろ」

2013年09月22日 10時15分42秒 | 日記


「ランボー 最後の戦場」を観た。
通して観るのは何回目だろうか。


冒頭にミャンマーの実際の資料映像を使って迫害される少数民族の現状を描くことで、そんな世界では暴力なくして身を守れない、という何とも言えない無力感が観ている我々の胸を苦しくさせる。
現地に向かった医師団のヒロインが口にする、正論ながらも平和ボケした台詞の数々がそれに拍車をかける。
終盤、ランボーのぶっ放す機関銃で敵の兵隊たちが倒れていく様はそれなりのカタルシスがあるけれど、既存のアクション映画とは違った感じ方になるのではないかと思う。

加えて、スクールボーイとのやり取りや、ランボーが祖国に帰る理由をもっと丁寧に描いていれば作品の厚みが増したのではないかと思ったり思わなかったり。




なんて言ってね。

「やってみろ!腐ったマシンめ!」

2013年09月20日 02時19分34秒 | 日記

「ターミネーター4」を観た。

ターミネーターのシリーズとして考えるとガタガタ過ぎて見てられないけれど、二作目以降はパラレルワールドだと割り切ってしまえばあまり気にならなくなる。クリスチャン・ベールがジョン・コナーっていうのも妥当だと思うし。
通して観るのは今回で二回目。
前シリーズのオマージュが随所に見られて面白い。
加えて、ブレアの存在がなかなか良かった。マーカスを助けるというのはもちろん、抵抗軍の基地に合流する前の「気にしないで。あたためてほしいだけだから」という素直じゃない感じや、適度にグラマラスで美人過ぎない顔立ちもグー。
クレジットを見ると、ムーン・ブラッドグッドという女優らしいけれど、観たことも聞いたこともなかった。今後チェックしていこうかしら。



なんて言ってね。

subliminal verses

2013年09月15日 01時07分20秒 | 日記
Slipknotのアルバム「VOL.3(ザ・サブリミナル・ヴァーシズ)」を聴いた。

突然、何の前触れもなくSlipknotが聴きたくなって、本当に数年ぶりに。
学生の頃、根暗なメタル好きの友達からオススメされてファーストを聴いた時は「うるさい音楽だなぁ」と思って流してしまった。当時は、あまりこの手の音楽に対する免疫を持っていなかった。
今、改めて聴いてみると、なかなか面白いなぁ、と思う。
メタルって言うか、オルタナティブ…なんでしょ?
「The Blister Exists」の間奏のパーカッションとかターンテーブルのスクラッチとかツボ。

このアルバムはファンの間でも賛否両論っぽいので、他のアルバムも聴いてみようかな。

隣の家の少女

2013年09月12日 02時11分43秒 | 日記
映画「隣の家の少女」を観た。

ジャック・ケッチャムの同名小説の映画化。

ジャケの写真(B級ホラーっぽいでしょ)とは裏腹にかなりシリアスでテンションの下がる話。

噂には聞いていたけれど、本当に陰欝で悲惨な話。事故で両親を亡くした姉妹が引き取られた先で頭のイカれたババァと近所のクソガキに理不尽な暴力を受ける、というストーリー。

目を覆いたくなるような暴力の連続。

もう俺はこの手の映画に対する免疫が無いのだと思う。観ていて辛かったし、怒りがこみあげてきた。
何の罪もない人間がイカれた人間に理由もなく痛め付けられるなんて、例えフィクションの中だとしても絶対に許せないし、もう俺はそこから何かを学んだりすることは出来ないようだ。

痛め付けられるのが自分の息子だったとしたら、妻だったとしたら、と考えただけで吐きそうになる。

主人公の少年の心の痛みや葛藤は理解出来るけれど、そんなものは虐待を受けている少女の実際の痛みに比べればなんてことはないと思う。


公平な目で見れば良い映画なのかもしれないけれど、俺は二度と観たくない。

くそったれだぜ!

helter-skelter

2013年09月10日 21時26分40秒 | 日記
映画「ヘルタースケルター」を観た。

観ていて恥ずかしくなる映画だった。
沢尻エリカのクソ演技に辟易。パイオツ見せりゃ体当たりの演技なのか?マジで話題性だけ。
蜷川実花の演出もクソださい。「綺麗な色使いでしょ?ねぇ?どう?」とドヤ顔をする彼女が見えてくる。
見た目が派手なだけでプロットも人物描写も陳腐で感情移入できるキャラクターが一人もいない。まるで紙芝居のように淡々と物語が進む。
濡れ場もひたすら下品だし、ウンザリした。
久しぶりにクソ映画を観たなぁ、という感じ。二時間を無駄にした。
それとも、最近の若い連中にはこういう映画がウケているのか?どうなんだ?
あ、でも、水原希子は可愛かったっす。



しかし、悲しいかな、昔は、クソみたいな映画でもそれなりに楽しんでいたような気がする。心にも時間にも余裕があって、つまらない映画からも何かを学び取ろうとしていた。…ような気がする。
やっぱり俺もジジィになっちまったってことなのかなぁ。



なんて言ってね。

S.C.I.E.N.C.E.

2013年09月09日 01時10分50秒 | 日記
Incubusのアルバム「SCIENCE」を聴いた。

「SCIENCE」はIncubusのメジャーデビューアルバム。
近年の彼等からは想像もつかないゴリゴリのラップメタルサウンド全開。
俺は数年前に「Morning View」を聴いてIncubusを知ったため、後にこのアルバムを初めて聴いた時はかなり戸惑った。

今、改めて聴き直してみると、ヴォーカルに艶があって圧倒的に上手いし、ところどころで使われる打楽器(民族楽器なのかな?)が良いエッセンスになっていて、一筋縄ではいかないアルバムだったんだなぁ、と痛感した。

二十歳かそこらの若者達がこんなにもカッコイイ音楽を作ってしまうなんて。
やっぱり才能の有無ってあるんだよな、と思ってみたり。



ちなみに「SCIENCE」で俺が好きなのは「Redefine」。

Sprechchor/speaking choir

2013年09月06日 17時26分46秒 | 日記
やまぐちりこが好きだ。

アリスジャパンからSODに移籍してからはあまり良作に恵まれなかった感じがするけれど、それでも、俺は彼女を応援していた。

デビュー作を観た時の衝撃は今でも忘れられない。
大きな黒目を潤ませて、真っ白い肌を赤く染めて、こちらを見つめる彼女の表情は何とも言えず儚かった。今しかない瞬間を、少女の一番みずみずしく輝く季節を、大人達に売り渡さなければならない理由は何だったのか。作品を重ねるにつれ、どんどん痩せていき、どんどん綺麗な瞳が濁っていくのを見ながら、俺は心配する反面、奇妙な快感を覚えていた。彼女が無垢な少女ではなくなり、汚れていく姿を見ながら、自分がそれに加担しているような錯覚を覚えていた。
引退した時も、これから彼女が自らの人生で心から幸せだと思える日は来るのだろうか、と心配だった。大人達に青春を捧げて、彼女には一体なにが残ったのだろう、と。

今年の六月、やまぐちりこの公式ブログで彼女が結婚したことが発表された。その記事で彼女はしっかりと「幸せに暮らしている」と書いていた。俺はそれを見てめちゃくちゃ嬉しかったし、その幸せがずっと続けばいい、と願った。
その時に、もう俺は二度と彼女のAVは観ないと心に決めた。彼女が幸せに暮らしている間は。彼女の幸せを踏みにじらないようにしようと思った。
それは俺のシュプレヒコールになっている。



なんて言ってね。