先日、隣の部屋に住むご家族の奥様と
エレベータで一緒になった時のこと。
奥様「奥様、ピアノお上手ですね?」
私「え?…あ…はい。聴こえてましたか。うるさくてすみません。」
奥様「いえいえ。まるでCDみたいに色んな曲が聴こえて、
娘といつも感心してます。奥様凄いですね。先生なんですか?」
私「…いや、実は、あれは私が弾いているんですよ。」
奥様「えっ?!!(絶句)…」
その顔には「何だとー!コイツが?」という表情がうかがえた。
ま、そりゃあ、どう見たって私が弾いているようには
思えないだろうなぁ。
そんなことで、本日の一曲。ショパンのエチュード集より作品25-12。
ショパンのエチュードの最後を飾るに相応しい壮大な練習曲だ。
両手が大海原のように鍵盤上を駆け巡ることから「大洋」との
異名を持つ。エチュード集では「革命」「別れの曲」「木枯らし」等に
比べて知名度は劣るものの、私はこの男性的な曲が好きだ。
高校の時に練習したことがあったが、数小節で腕が釣った。
それから18年の時を経て、再チャレンジ!頑張れ、僕。