親子神社参拝旅行で彌彦神社を正式参拝

　昨日は、神社長柏崎支部の事業で「親子神社参拝旅行」として弥彦神社を正式参拝してきました。

　その後彌彦山にロープウェイで上がりました。そこから頂上まで「歩いて１５分」と聞いたので行ってきました。小学生の頃彌彦山に登ったことは覚えていますが、山頂まで行ったことは記憶に無かったのです。途中の階段状の坂は思ったよりもきついものでした。年齢以上に体力の衰えを感じました。
　頂上の御神廟とお参りして、眼下に広がる越後平野と日本海を見たときは、「やはり来てよかった」と思い満足でした。







　土曜日で親子連れが多いのを見ながら、我が家は子供たちを連れて旅行をしたことが一度もなかったことを悔やんでいました。

装束を修理する

　夏は汗で装束が濡れて傷んでしまう。
　白衣と襦袢はその都度洗濯をして汗を洗い流すことができますが、装束はそういう訳にはいきません。最近の化繊の品物はそんな気気にしないでもいいのですが、絹はやはり痛んでしまいます。狩衣も単衣も回りはミシン掛けでなく、巻き込んでのり付けしてあるため、汗で次第にのりが解けて来ます。





　今日は、自分でのりを作って巻きつけてみました。



　のりは、冷凍にしておいたお餅を解かして水を入れて煮て柔らかくしたものです。狩衣の傷んだところにのりを付けて巻き込んでみました。



　そのままにして置くとまた解けてくるため、針で止めておきました。



　のりがしっかり乾いてからでないとわかりませんが、何とかよくなったと思います。白い単衣もかなり痛んでいたので直してみました。

今年の英霊祭をやる

　神社の幣殿わきの控え所に、英霊を祭る英霊電があります。日露戦争から太平洋戦争までの戦没者１０柱の御霊をお祀りしています。
　毎年８月１５日に、御霊祭りをしています。今日も息子と二人で汗びっしょりになりながら斎行しました。



　幸い息子がいてくれるため、神饌の準備も後片付けもやってもらえるためとてもありがたいです。汗をかいた装束は部屋に干してもらいました。襦袢や白衣は妻に洗濯をしてもらいました。家族の助けがあってお祭りができます。以前に比べたら、自分がやることは少なくなっていることに気が付きました。やることは少なくなっても、体の動きが鈍くなったためか、時間がかかります。

　神職の仕事は私一人ではできないことを実感しました。

古い幣束の意味を知る

　お盆に、父の代からいお世話になってる神職の家にお参りに行ってきました。
　祖霊舎はきれいに掃除されてたくさんのお供えがありました。でも、正面の大きな幣束が古く、紙が黄色くなって麻も色が変わっていました。お参りをしながら、「幣束を新しく作り替えたらいいのに」と内心思いました。
　お茶いただきながら、一時世間話をしてきました。同じ神職ということで、次第にお祭りに話が移っていき、夏は汗で大変なことや装束の手入れが難しいなどの話になりました。そして、御霊舎の古い幣束について、「以前ここで祖先祭りをしたときに、お父さんから作ってもらった幣束です。形をそのままの子素体と思い、作り替えていないで残しているのです」と話をしてくださいました。私が父と宮司を交代してから１６年になります。それ以前に父が作ったもので、もう２０年近く経つのかもしれません。

　古い幣束の意味を知り納得でした。私も父が使った立烏帽子を修理に出したところです。新品を買うと２５０００円位で、修理すると１７０００円位と聞きました。８０００円多く払って新品にしてもよかったのですが、父が苦労して神職をやっていたことを忘れないために、父の使った立烏帽子を修理に出したところです。

幣束台を作る

　小さな幣束を個人の家のお祭りでお供えすることがあります。



　これを立てる台を正月のお祓いでどこかに置き忘れてきました。今使いたいと思ったときに無いことが分かりました。
　そこで、今日はホームセンターから材料を買ってきて、のこぎりとかんな、ボンドを使ってもう一度作ることにしました。近くのホームセンターには品物が少ないため、台にする適当な木がなかったので、少し大きめの台になってしまいました。



　それでも何とかうまく幣束を立てることができました。



　木工用の機械があれば、くり抜いたり削ったりが簡単にできただろうにと思いながら、自分で苦労して材料費８７４円でできたことに大満足です。