田舎神職の人生-自然の中で生きる

神明社に奉仕しながら、気ままに生きる日々の暮らしを、生かされて生きることに感謝しながら綴っています。

寒中に咲くユキバタツバキ

2022年01月10日 09時25分45秒 | 植物
 雪国では貴重な青空に太陽の寒中に、自生のツバキが咲いていました。
 
 山地の豪雪地帯ではユキツバキですが、私の家の近くはこのユキバタツバキです。
 ユキツバキとヤブツバキの中間種で、花はヤブツバキに似ていますが、中のおしべの花糸が黄色でユキツバキに近いのです。
 例年は雪が消えてから花が開くにですが、今年は今のところ雪が少ないため咲いている木がありました。

 
「春の植物画の作品展に作品を2点出してください。」
 急な電話があって描いたものです。全くの素人ですが、時間をかけ丁寧に描いてみました。
 ユキバタツバキの特徴だけはよく分かるように書いたつもりです。

オオキンケイギク

2018年06月12日 15時37分24秒 | 植物
 刈り払い機で草刈りが進められる中で、黄色い花がきれいなのか、刈らずに残されていることが多い。



 名前はオオキンケイギクで、帰化植物。それも特定外来生物に指定されているものです。
 安易に家の庭に移植したり、剪定して花びんに飾ることは注意しなければならないようです。拡がることを極力避けなければならないのです。それだけ繁殖力が旺盛なのでしょう。秋の終わり頃にセイタカアワダチソウがあたり一面に咲いているのが気になりますが、そのうち数年経つとこのオオキンケイギクが我が物顔で一面に咲くようになるかもしれません。
 少ないうちはきれいでも、この黄色い花だけが咲いていると思うと恐ろしいです。多様性という言葉を聞くことがありますが、いろいろな種類の花が咲いているところの日本の美しさがあるのではないでしょうか。

春一番の花

2018年03月15日 17時30分33秒 | 植物
 厳しい寒気、記録的な大雪が嘘のように、暖かい春の一日でした。
神社の境内はまだ雪が残っていましたが、さん道わきの日当たりの良い所には白い花を見つけました。



 何とキクザキイチリンソウが開いていたのです。



 今年初めて見た花です。雪が消えたところにはスイセンの芽が伸び始めました。又、最近家の中でカメムシが動き出しました。
 自然の草木や虫たちは暖かくなってすぐに活動を始めたようです。ずっと前から暖かくなるのを今か今かと待っていたのでしょう。それに比べたら、私は後れをとっているようです。

タンポポが咲く

2016年03月13日 20時30分36秒 | 植物
 神社庁柏崎支部の神道青年会氏子青年会の合同総会に参加するために、今日は電車で行くことにしました。

 家から近くの駅まで歩いて25分。途中の杉林の中に咲いているタンポポを見つけました。とりあえず携帯電話で写真を撮ってみました。時間がなかったために何枚も撮ることができなくていい写真にはなりませんでしした。今日は、まだ3月13日です。雪国でこんなに早くタンポポの花が咲くなんて、今年は春が早いようです。



 毎年ここに咲くタンポポは、在来種のエゾタンポポです。なんかちょっと幸せな気分になりました。

 電車に乗っていた30分間は、宮城谷昌光著「湖底の城(第6巻)」を読んでいました。丁度、伍子胥が平王の墓から棺を出して中の遺体に鞭打つ場面でした。引き込まれるように読んでいるうちに柏崎駅に着いてしまいました。会合の開会時刻までまだ少し時間があったため、駅の待合室で椅子に腰かけて伍子胥の続きを読んでいました。

 今日はちょっとした感動を味わった日でした。



水仙の葉

2016年03月11日 13時35分22秒 | 植物
 雪が消えて草木が芽を伸ばし始めました。
 ニュースで、ニラと水仙の葉を間違えて食べたり、農家がニラと一緒に水仙の葉を出荷したりと言うことを聞きました。なるほどちょっと見ると似ています。
 家の周りに生えていたものです。

 スイセンの葉

 彼岸花の葉

 どちらも細くて柔らかそうで美味しそうです。でもよく見るとニラとは違います。普段生えているところを見ていない都会の人は違いが分からないにしても、野山や畑で普段目にしている農家の人が見間違えるとはないように思いますが。
 植物で食用になるかならないか聞かれると、私は「ほとんどみな食べられます。美味しいか美味しくないかの違いです」と答えます。ただ、有毒のものだけはしっかりと見極めておかなければなりません。このスイセンやヒガンバナは有毒です。だから、畑のまわりに植えておくとモグラが嫌って入り込み事を防ぐのです。また、春の花ニリンソウ野はと似ているトリカブトは猛毒です。
 それ以外は、タンポポでもスミレでもみな食べても毒は少ないようです。

 これから山は山菜の季節となります。我が家でも、フキ味噌を作って楽しんでいます。