Akatsuki庵

日々と向き合って

谷庄『歳末』

2015年12月05日 13時30分16秒 | 美術画廊・ギャラリー
 谷庄東京展 歳末茶道古美術展 12月4日12日(日)まで。

最近は初日か2日めに訪れる。

てか頭に「初日❗」とインプットされている。

昼休み、早めに抜けて銀座へ🏃💨

と、客がいない❗

正確には一人いたのだが、
とにかく閑散として、びびってしまった。

2年前と同じ。
初日の13時過ぎに行ったらガラガラだった。

やはり、午前中の開店後がすんごく混んだらしい。

店員曰く「もう誰が誰なのかわからないくらい」

その波が過ぎ去ったところだった。

そのせいか、品揃えがちょっとイマイチ~😢

煙草盆と煙管と火入のセット、やたら多し。

煙草盆の種類がいろいろあるのは勉強になるし、
煙管も変わったのかま手頃な値段であるのはいいのだが。

後で「煙草盆がたくさん出てますね」と店員さんに言ったら
「歳末はまぁ、多く出していて~」
と、しどろもどろな返事。

あれはきっと、開店直後には別の物があって
午前中にば~っと売れちゃって、
苦し紛れにディスプレイを整理したんじゃないかな。

釜や環があったのだろう。

釜一つだけ、それも切合用ってのは不自然だ。

炭斗が2つ。羽箒が数本。
組釜敷が2枚か3枚。

いずれも午前中の常連客のお目がねから洩れちゃった。

的な?

そんな哀愁があった。


飯盒型の茶箱せっと。
欅材か桐材か。拭漆で中蓋つき。

悪くないけど、三桁だし。食指動かず。

前回の茶籠はお買得だった~🐤と呟いたら、
沈黙があった。

たぶん、午前中はあったのね。

お座敷は茶杓が多かったなぁ。

藤村庸軒のがあったけど、、、
モノだけ見ても、価値はいっこうにわからない。

逆に外箱さえ“らしく”揃えれば、、、いやいや失礼なことを考えてはならない。

かろうじて、水指がよかったなぁ、

表の備前? ハンネラ、高取焼。


やっぱ、訪れた時間が(品薄タイムということで)悪かったかなぁ。


とか思いつつ、店員さん以外は誰もいないお座敷で
吉はしのお菓子(←美味しい!)と古い朝日焼のお茶碗で一服いただいた。


金沢の方は新幹線効果でたいへんな賑わいだとか。

宿泊場所が足らないみたい。

谷庄さんは近江町市場のご近所さんだそうで、お店の前とか観光客が多いようで。


来年、新幹線のことが一段落したら、ゆっくり再訪したいもんだ。


あ、そうそう。

忘れてはならないお軸が一つ。

久隅守景の恵比須様。

ちょっと細身で鯛をひっかけた竿を肩に掛け駆け出そうとしている。

やっぱいいわぁ。

先客はずっとこれを眺めながら店員さんと話していた。

売れちゃうのかなぁ。


次は日程を予測して、初日の開店直後をねらってみるか。

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