長野垤志一門展
京王百貨店新宿店
※11月5日(水)まで ☆お茶席あり
二代目長野垤志さん、息子の長野新さん、江田さんによる展覧会。
江田さんは人間国宝だった初代・垤志さんのお弟子さん。
先祖は天明鋳物師で、後の代は宮城へ移り伊達藩御用鋳物師となった。
現在も天明釜のふるさと・佐野市在住。
茶釜は合わせて30点ちょっと。
ほかは五徳、花入、蓋置、蝋燭立てが少し。
垤志さんの作品は毎年春の同舟展で拝見しているし、昨年の日本伝統工芸展でお三方の作品を観た。
なんといっても、茶の湯釜がいい。
釜肌がスキッとしているし、霰も丁寧、絵柄も上品。
個人的には、長野新さんの作品がいいなぁと思う。
小ぶりの釜もいい形だし、茶飯釜も面白い。
最近の若手茶人さんの茶会でも、新さんの茶釜が出ていることが多いかも。
また、垤志さんの色紙に描かれた点前をする河童の絵が可愛かった。
茶席の寄付にも河童が描かれた短冊があった。
八畳間のお茶室にて一服いただく。
流派が連日交替で担当されていて、昨日は表千家のお席だった。
ひと足お先(?)に炉。
(急に寒くなったから、ちょうどよかった)
デパートの中なので、当然のことながら電熱炉。
そして、電熱炉ゆえに深さが充分とれないのがデメリット。
でも、それに合わせて、高さが半分くらいの茶の湯釜が懸けられていた。
(もちろん、垤志さん作)
そう云われれば、この前に読んだばかりの本でも、似たことが書かれていた。
「マンションで炉が深く切れない。なので、透木釜をさらに平釜にしたものを特注云々」
なるほど。
この茶釜は透木釜でもなく、遠目に見ている分には普通の炉釜。
近くで拝見して、高さ半分に気がつく。
(それでも、柄杓に20杯以上の湯が入るそうだ)
現代の釜師さんも時代の住まいに合わせて、工夫されているんだなぁ。
と、そこも感心した。
京王百貨店新宿店
※11月5日(水)まで ☆お茶席あり
二代目長野垤志さん、息子の長野新さん、江田さんによる展覧会。
江田さんは人間国宝だった初代・垤志さんのお弟子さん。
先祖は天明鋳物師で、後の代は宮城へ移り伊達藩御用鋳物師となった。
現在も天明釜のふるさと・佐野市在住。
茶釜は合わせて30点ちょっと。
ほかは五徳、花入、蓋置、蝋燭立てが少し。
垤志さんの作品は毎年春の同舟展で拝見しているし、昨年の日本伝統工芸展でお三方の作品を観た。
なんといっても、茶の湯釜がいい。
釜肌がスキッとしているし、霰も丁寧、絵柄も上品。
個人的には、長野新さんの作品がいいなぁと思う。
小ぶりの釜もいい形だし、茶飯釜も面白い。
最近の若手茶人さんの茶会でも、新さんの茶釜が出ていることが多いかも。
また、垤志さんの色紙に描かれた点前をする河童の絵が可愛かった。
茶席の寄付にも河童が描かれた短冊があった。
八畳間のお茶室にて一服いただく。
流派が連日交替で担当されていて、昨日は表千家のお席だった。
ひと足お先(?)に炉。
(急に寒くなったから、ちょうどよかった)
デパートの中なので、当然のことながら電熱炉。
そして、電熱炉ゆえに深さが充分とれないのがデメリット。
でも、それに合わせて、高さが半分くらいの茶の湯釜が懸けられていた。
(もちろん、垤志さん作)
そう云われれば、この前に読んだばかりの本でも、似たことが書かれていた。
「マンションで炉が深く切れない。なので、透木釜をさらに平釜にしたものを特注云々」
なるほど。
この茶釜は透木釜でもなく、遠目に見ている分には普通の炉釜。
近くで拝見して、高さ半分に気がつく。
(それでも、柄杓に20杯以上の湯が入るそうだ)
現代の釜師さんも時代の住まいに合わせて、工夫されているんだなぁ。
と、そこも感心した。
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