Akatsuki庵

日々と向き合って

海北友松って、すごい!

2017年04月27日 08時30分58秒 | 美術館・博物館etc.
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★京都国立博物館 サイト
 開館120周年記念特別展覧会『海北友松(かいほうゆうしょう)』 ※5月21日(日)まで

もう、関東に戻ってきた。

今回の京都行きの目的は海北友松展。

京博のみ、巡回なし。
会期はわずか6週間36日間。

どのタイミングで行くか。
お財布と相談して練って、連休直前に決行。

よかった~

海北友松に興味を持ったのは4年前。
トーハクで開催された『栄西と建仁寺』展を見てから。

雲龍図に感動して、再訪して絵はがきも買った。

あれがまた鑑賞できる!

ってね。

夜行バスで早朝着いて、早めに並んで、2番目に入館。

だから、人が少ない中でゆっくりじっくり龍と向き合えた。

別室で北野天満宮の雲龍図も観た。
照明を暗くして、より幻想的。

室内に私一人しかいなくて、マジ迫力あった~

人がいっぱいいたら、迫力も雰囲気も半減。

茶の湯展を鑑賞した時もそう思ったけど、
せっかく見に行くならば、如何に人が少ない状況で観るか、
タイミングが大事。

さて、海北友松。

実はよく知らなかった。

茶道文化検定のテキストに海北某の絵が載っている。
製茶図。

あれがあまり好きじゃなくて。
なんか、つまんない絵だなぁ~という印象があった。

だから、同じ海北姓の雲龍図を見た時はビックリ。

今回、友松の経歴を知ると供に他の絵を見て、
すごいなぁと、改めて感動。

狩野派の技法をいかんなく発揮した若い時代。

確かに、個性がない。

永徳の死後?狩野派を離れて、独自の世界を歩み出す。

本能寺の変の折りは50歳。
それから大阪夏の陣の年に亡くなるまで、
時代のニーズに合わせた挑戦をし続けた柔軟性。

時に大胆、時に繊細。

関が原の戦以降は公家好みの金箔を背景にした華麗な作品。

50歳を過ぎてなお、こんなに変われるなんて。

伊藤若冲しかり、葛飾北斎しかり。

見習わないと。

最後は2500円の図録を買った。

中身同じで表紙が2種。
龍か花。

もちろん、龍を選んだ。

重かったけど、持ち歩いて、持ち帰った。

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