Akatsuki庵

日々と向き合って

夏はやっぱり古染付!

2016年08月05日 06時02分08秒 | 美術館・博物館etc.
★石洞美術館 サイト 『古染付』 
 第1回 8月7日(日)まで
 第2回 8月20日(土)~12月18日(日)
 第3回 2017年1月7日(土)~4月2日(日)

第1期だけが7月半ばから3週間と短く、慌てて行ってきた。

美術館の創始者で実業家の故・佐藤千壽(せんじゅ)(1918~2008)氏のコレクション。
その審美眼が独特で他では見かけないユニークなものが多かった。

例えば、御所車の火入。
日本から注文したものみたいだけど、あちらの方は日本の車なんて知らないから明の車が描かれている。

染付兎花唐草文大鉢。
兎の形は戸栗のと似てる。(あちらは伊万里だけど)
だけど、こちらは目が鋭く、拝啓がびっしり文様で、ごちゃっとした感じ。

染付猿採桃図桃形向付。
形が桃。1客と5客の計6枚で猿が木に登って、辺りを警戒し、桃をもいで貪る~
の一連の行動がアニメーションのように描かれていた。

形が面白いといえば、染付翼龍形向付。
翼を広げた龍がそのまま形として切り取られて、描かれているのなんて初めて見た!

菊形の向付も花びらも細かいし、表裏とも凹凸とも再現されていて凝った造り。

圧巻は青磁釉鶏耳花入。
身は青磁。耳だけ呉須という、どうやって焼いた?耳だけ後からくっつけた?
と想像力を掻き立てる、不思議な造り。

こちらの古染付コレクションは240点とのこと。
今回は3分の1の80点。

次の第2回、第3回はそれぞれ会期が4か月近い。
続きも絶対に見たい!

それにしても、建物が六角形、展示室は螺旋状にスロープを昇る構造というのもユニーク。

不思議な美術館だ。
(千住金属工業の本社ビルの一部)


★石洞美術館バックナンバーリスト
2010年2月『石洞山人と茶の道具展 -茶碗・茶釜-』
2013年6月『館蔵 漆器展-根来と漆絵- 同時開催:ブータンの漆器』

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
石洞美術館 (ふくろう)
2016-08-06 16:05:27
古染付、1期は行けそうにありませんが次は行きたいと思います。行く時は近所の足立市場で🐟を食べたいと思うのですがいつも日曜日で市場がお休み😞次は、市場と古染付の組合せで行きたいと思ってます。
返信する
私も誘って! (暁庵)
2016-08-06 23:33:00
今、古染付に関心ありです。
1期は行けませんでしたが、石洞美術館へは是非行きたいので、Akatuki庵さん、ふくろうさん、私も誘ってください。
足立市場と古染付という、思いがけない組み合わせに大あわてで反応しております。
返信する
Re:石洞美術館 (akatsukian)
2016-08-08 06:35:58
ふくろうさん

残暑お見舞い申し上げます。

確かに、市場が近くにありますね~
返信する
Re:私も誘って! (akatsukian)
2016-08-08 06:40:02
暁庵さん

残暑お見舞い申し上げます。

ふくろうさんと一緒に行く約束はしてないですよ😅

なんせ、私は貧乏暇なしの身の上なので、
いつ行けるかわからないのです~😞💦
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