「魂を震わせる美味しい和菓子を作ったものを光月庵を譲る!」から。
紅色にトラウマの七桜。
椿も18年前のトラウマがあり、そこに誰がいたか思い出せないでいた。
七桜、お菓子作りをしているが紅色を使用すると過呼吸になり・・・
多喜川が助ける。そこで七桜にプロポーズするが、七桜は答えなかった。
光月庵の城島と栞が花がすみに来訪。
栞は妊娠していないことを七桜に話す(城島にも話し済み)
椿は道で夕子にぶつかり夕子の店に出向く。
夕子は椿から話しを聞いていたが、「それは違う」と言って、
七桜は3年前は妊娠していたことを話した。
「なんで言ってくれなかったんだ」とつぶやいた。
そんなこと言えるわけもなく、逃げるように去ったのだ。
3年前の火事の件でみんながつらい思いしていたのだから・・・
女将の今日子は栞が妊娠していないことを知っていた。
「誰でもいいのよ。職人の誰でも・・・」と栞をたきつけた。
恐いよ、自分だって樹以外の人と密通してたわけでしょ?
(あてにつけに浮気していたからね~。相手誰?)
「このままでいいんですか?」と城島は椿にただした。
城島は椿が3年間七桜を忘れていないことを知っていたので、
わかり合えるようにしたかったのだ。
椿と七桜は久しぶりに会う。その夜は二人は体を寄せ合った。
12月31日。二人の和菓子対決の日。
ゆずの上生菓子"冬暖" 七桜が作った菓子
「温かいお菓子だ」と大旦那に褒められた。
"つばき餅" 「お父様から教わった大切な味だ」と椿は言った。
「これは!私が樹に教えた味だ!」としみじみ味わって食べて、
「二人とも素晴らしいお菓子だった」と褒めた。
椿と桜は別々の部屋に入って待つことに。
女将今日子にチャンスを与えられて二種類のお菓子を食べてもらう。
どちらかを選ぶように言われた。
大旦那は「おまえに光月庵を譲る」と言って襖を開けると、そこには
七桜がいた。今日子は「なぜ?ゆずのお菓子を作ったのは椿でしょ?」と
大旦那に言うものの・・・譲れなかったんだな~。
今日子が大旦那に怒号を浴びせたら大旦那が倒れた。
椿やら七桜が近くに寄ると「おまえだけのお菓子を作るんだ」と椿に
言い残して亡くなった。
葬式の準備中に「お世話になりました」と手荷物一個持って光月庵を
去ろうとした椿。「光月庵をつぶさないでくれ」と頼まれた七桜。
七桜は泣いて椿をそっと見送る。
襦袢姿の今日子。七桜に対して憎しみを募らせ、殺そうとしている。
ここで18年前のすべてがわかる。
多喜川の義理の弟が椿だとわかったのだ😲(多喜川の父親と不義密通)
そして樹を殺したのは母親今日子ではなく多喜川だった。
多喜川の母親は夫が今日子の所に出向くようになって、自殺しようと
していた時期もありストレスを抱え込んでしまって亡くなったとか?
父親も亡くなり憎しみを抱えて生きてきたらしい。
今日子は今日子で七桜の母親を憎んで憎んで・・・
すべて多喜川は自分の思うように仕組んでいたらしいことを話していた。
母親を奪った今日子を許せなかったらしい。
今日子を殺そうとしている多喜川の前に七桜が立ち塞がった。
「もう大切な人を奪わないで、絶対にあなたを許せません」と七桜は怪我
しながらも泣きながら多喜川を止める。多喜川も泣いていた。
襦袢姿の今日子はフラフラと歩道を歩いている。長い髪は右側にらして・・・
どこからかシャボン玉が飛んでくると、「シャボン玉飛んだ、屋根まで
飛んだ♪~」とゆっくりめに歌って昔を思い出していた。
ボールが今日子の方に飛んで来たので子供が飛び出して行った。
そこにはトラックが突っ込んできて、今日子はとっさに子供を突き飛ばした。
自分は死ぬんだから・・・の覚悟らしさがあった。
トラックを見つめながら声はださずに「椿、ごめんね」と言っていた。
光月庵では職人達が集まって何やら話し合っているところに、訃報が
飛び込んで来て、右往左往し始めた。
病院へ急ぐ、椿、七桜、職人の一人。
病院では白い布をかぶせられていた女将。
白い布を取って彼女の顔を見せると「お母様」と呼んでそばに来た。
近づいてズ~ッと泣いている。
職人は以前から女将は椿の目ことを知っていて自分の角膜を移植して
もいいと医者と話していたということを椿にそのことを話すと号泣してた。
もう椿のことしか頭になかったんだね。
なにがなんでも椿に光月庵を守って欲しいと願っていたんだね。
病院の屋上で椿と七桜。七桜は光月庵を守ると約束。
「椿は椿のお菓子を作って」と七桜は椿にかみしめるように伝えた。
一ヶ月後。 光月庵の作業場。
朝の仕込みが始まる。今日の予定を指示する七桜。
城島も自分の葛餅をみんなに披露した。お店用の菓子試食。
職人長も「城島も腕があがったな~」と褒めると、「そろそろ
自分で始めようと思っています」そうだったね。自分の帰る家が
あったんだった。お母さん待ってるでしょうね~。
栞もまだこの店で手伝っていた。「お手伝いさせてください!」と栞が
かって出た。他の職人達が「女将さんになればいい」とはやしたてると、
太った職人が泣き出した。もしかして栞のこと好きだったの?
「そろそろ椿さんも帰って来る頃じゃないの?」という話しになって・・・
七桜は店を出て走り出した。
庭園の小橋の所に椿がいた。「おかえりなさい」「ただいま」とお互い
意思疎通。言葉が続かない。
つまり椿は目の手術して、一ヶ月で退院出来たということか。
七桜は「光月庵に戻って来て」と頼むと「行く所は一つしかない」と
言った椿。二人は口づけを交わしお互いを認め合った、めでたし、めでたし。
和菓子店のサスペンスミステリーを描くものだが、もう少し和菓子を大切に
扱って欲しかったかもね。人間模様を中心にするとこうなるのかな~。
(追記 女将の命は短いと医者から言われていたらしい。
私は『いらっしゃいませ 下町和菓子栗丸堂』の方がドラマにできるような
きがしてるんだけど・・・😅