アジのヒラキ アジな日々

切り絵やTシャツをつくっている画工アジの日記

炊き込みご飯大失敗

2008年08月30日 | 日記
為す術もなく、ただ立ちつくしていた。
どうしてこんな事になってしまったのだろう。
悔やんでも、もう遅い。


そう、一度炊けてしまったならば…
もう後戻りは出来ないのだ。


た、炊き込みご飯様あああー!!!


………
………



4時間ほど前のこと。
呑み会に呼ばれた相方が、アジの晩ご飯を用意してくれたのだった。
それは、炊き込みご飯。
パックになっていて、ご飯を炊くときに入れさえすれば
誰でも簡単においしく炊ける、アレである。

誰でも簡単に…できるはずだったのに。

相方が出かけたのち、テレビを見たりだらだら休日を満喫していたアジ。
しばらくたってお腹も空いてきたので炊飯器を見ると「保温」になっていた。
ピピッと呼ばれた気はしなかったのだが、
聞こえなかっただけだろうと気にも留めず蓋を開けた。
上には炊き込みご飯の具が乗っかっている。

うはー、おいしそーう。
しゃもじを突っ込んでかき回すと…

じゃり。
米が、ナマだ。

あれ?
お腹空いたらスイッチ自分でいれるんだったんかな?
でも「保温」になってるし、なんか湯気とか立ってるし…ん?

まさか!これは新手の嫌がらせなのか?
え?喧嘩とかしてないけどなんか怒らせるようなことしてたっけ?
いやまあ、思い当たる節はもろっもろ無いわけではないけど、
やや、まさか。

相方にメールを送るとすぐさま「ごめん」と返ってきた。
ということは。素で間違えたのか。うーむ。

で。
どうしよう。
このぬくまった生米および具。
とりあえず、炊くしかないかなあ。

と言うわけで改めて「炊飯」ボタンをぽちっとな。

そして1時間後。
ピピッと(今度こそ)呼ばれたので、蓋を開けると…

炊飯器いっぱいにふくれあがっている。
そのままではかき混ぜることも出来ないくらいにいっぱいだったので、
とりあえず大きいボールに移すことに。

取り出すごとにあらわになっていく失敗の全貌。
上の方は、芯の残った硬い米。
下の方は米の原型を留めてもいないべっちゃりご飯。

ああ。
終わってしまった。
これでもう、元には戻れないのね私達。
底のべっちゃりご飯がちょっとおこげ色になっているのが、悲し過ぎる。
耐えられなくて、ちょっとつまんで食べてみる。
どうしたらこんなに、とびっくりするくらい
…おいしくないよう。

目の前が涙で霞み、ご飯の粒は、もう見えない…

………
………

とまあ、小説ゴッコはおいといて。
3合も炊いてしまって、どないすんねーん!

北京オリンピック

2008年08月18日 | 日記
が、まったく興味ないアジであるが。

だっていつも見ているテレビ番組やってくれないし
やたらアツい実況中継とかめんどくさいし
頑張っている選手には申し訳ないが生い立ちとか興味ないし。

が、世の中は結構オリンピック色に染まっているようで。
アジ家の実家も、例外ではない。


「アンタ同級生に飯島くんていなかった?」

先日盆休みのため帰省したところ、
オリンピックハイテンションの母上にこう聞かれた。
そういえば、いた、かも、かなぁ、たぶん。

「なんかオリンピックに出てるらしいのよ!」

え。
え?
えええー!

母上に渡された、新聞広告に紛れてたまに入ってくる地方新聞(?)
えー、あやふやで申し訳ないが4色刷りのツルツルした紙の
やけに地元の宣伝とかが多い「ナントカタイムス」みたいな名前のやつ、
まあ、それを見たところ。

おお!見たことある顔じゃん!

…なんかおっさんくさくなった、なぁ。
まあ中学ん時の同級生だからおっさんにも、なるかー。
てことは、アジもおばはんくさくなってんのか?
それはいやだなー。

それにしても、オリンピック出るなんてすげーなー。
そういえば中学ん時も夏休み明けありえないくらい黒くなってたもんな。
まあ、そんな仲良くなかったからよく知らなかったけど。

彼とのたったひとつの思い出といえば、
アジが転校してきた始業式の日かなんかに友達と国語辞典持ってきて
「ねえ、ここ読んでみて」

見たら「正方形」と「長方形」って書いてあったんだよなあ。
なつかしいなぁ。
あの頃アジはまだピュアだったから(ヲイ)
知らなかったんだよな。
「セイホーケー」と「チョウホーケー」かぁ。

はは、下ネタだったのかー。


まあ、ちょっとはオリンピックに興味…湧いたかも。

霊園パーク散歩

2008年08月16日 | 日記
霊園内の大きさについて前回ちょっと書いたのだが、
墓石畑だけでなく季節の花が植わっていたり、庭園があったりするのだ。

そう、ここは超巨大霊園パーク!(しつこい)

親戚が到着するまでの間、園内を散歩することになった。
(そらみろ早過ぎたんじゃないかー!)



何度か絵にしたことはあるけれど、ホンモノを見たのは初めて。
これを最初に文様化した人は相当すごいと思う。



園内にハスやスイレンがあるのは極楽浄土をイメージしてか。
都内ではもう終わっている季節なのだろうけど、富士山の近くはまだ幾分涼しい。



アジ初めて生のトカゲを見る。
運動神経があれば、捕まえて「生トカゲの尻尾切り」を見てみたかった…



トンボはやたらめったら飛んでいた。
トカゲとトンボ、どっちも漢字の方が風情があるけど書けない(蜥蜴・蜻蛉)。



池にいた鯉。水面がきらめいていてとても綺麗に見えるのだが…



実態はこんなん。
池に近づくだけで集まってくるし、エサなんかを撒こうもんなら
オソロシイほどの勢いでバホバホしやがる。
鯉コワイ鯉コワイー。

まあ、そんなこんなでお盆休みを満喫したアジなのであった。

ニューボン・カモン!

2008年08月16日 | 日記
初めて盆休みを実感してきた。

実家を出てから7年弱、盆休みのたびに帰省要請があったのだが
盆イベントもなく、帰るのに1時間という中途半端な所に住んでいたため
いつでも帰れるのになぜー?と思っていたものだった。

今年の春、エイプリルフールに祖父が亡くなった。
「ねがはくは花のしたにて春死なんそのきさらぎの望月の頃」
という西行法師の句が好きで、板画にもしていた祖父のことだったので、
まったく何かの冗談か、というくらい素敵な大往生であった。

そんな訳で、アジ初めてのニューボン(初盆)である。

渋滞を避けるために早朝(アジにとって)の6時に出発し、
順調に車が流れすぎてPAだかSAでは準備中の土産物屋にうっかり入り
店のおっちゃんに怒られる。

10時頃には祖父の眠る霊園に到着。
同じ規格の墓石が並んで段々畑のように広がる園内には
それぞれの畑に番地が付けられ、各区画まで移動するバスまである。

そう、ここは超巨大霊園パーク!(なんのこっちゃ)

お墓を洗い、花を挿し、お線香に火を付け、お酒を供える。
ここではお酒を墓石にかけることが出来ず、置いていくことも出来ないので
「家に帰ってきたらあげるからねー」
と見せびらかすだけ見せびらかして取り上げる。



アジ家の家紋はマルばかりで出来ている。
「九曜」というのだそうだ。
霊園には当然のことながら他の家紋付きのお墓がたくさんあるので、
ちょっと気になって本を買ってみた。



初めて見たときには、なんか地味だわあと思ったものだった。
下リ藤とか葵だとか花柄の方がアジ好みなのだが。

ところがこのマル、意味が深いらしい。
「九曜」をWikiで調べたところ、古代インドの天文学やインド占星術が
元手になっていて、宿曜道や陰陽道などの星占いにおいて用いられた。らしい。
各マルはそれぞれの星を表しているのだそうだ。

おお、なんかすげー。
あのシンプルなマルがそんなにデザイン化されたものだったとは。

でもやっぱりごちゃごちゃしているほうがアジ好みなんだよな。

雑貨ヤーはオサレ?

2008年08月12日 | 日記
さて、晴れて雑貨屋店員となったアジ。
ギロッポンでの優雅でオサレな日々を送っているのか?

答えはもちろん否、である。


「どうぞご覧くださいませぇー」とか言おうとして
「どうぞもらっ…」客の目の前で噛む。
ああ、この気まずい空気。

上の棚に品出しするために脚立に乗ろうとして、サロンエプロンの裾を踏む。
転ぶまいと手をのばせば、そこはガラス製品の棚。
ちなみに手に持ったカゴの中身もワイングラス。

ようやく慣れてきたレジに立ち、商品も無事に包んで客に渡し、
笑顔で「ありがとうございましたぁー」
クレジットカード持ったまま。

店頭の台の上に並んでいる商品を並べようとして
パネルを商品の上にうっかり倒し、商品雪崩をうって床に落ちる。
しかも周辺にいた客総出で拾ってもらう。

まあ、これはちょっとした失敗エピソードで。


販売とはいえ店に立っている以外の仕事が結構多い。
日々納品されてくる商品をダンボール開けちゃあ中の箱を出し、
さらにその中の商品を引っぱり出してはカゴに入れ。
検品しぃの、値段つけぇの、店頭に出しぃの。

重たいモノやプレゼントなんかの発送もあったりする。
これらは店の裏でやるのだが、店内と違って冷房効いてないので汗まみれ。
なんだよ制服長袖の白シャツって!

昼休みは30分。夕方休憩も30分。
昼ご飯はコンビニで買い、従業員休憩室か店の裏で食べる。
これで六本木に詳しくなるわけがないわー。

う~ん、地味。
だれか詳しい人がいたら今度教えてくださいな。
あ、でも休日なのにわざわざ職場にいくのもいやだわいなあー