グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

最新鋭の密閉型鶏舎でも出た、昨年の鳥インフルエンザ。

2012-01-27 10:35:59 | Weblog
最新鋭の密閉型鶏舎でも出た、昨年の鳥インフルエンザ。

国の基準以上の野鳥の侵入を防ぐネットで囲まれた密閉型の、しかも
2010年11月に完成したばかりの鶏舎で、高病原性鳥インフルエ
ンザが疑われる鶏が確認されたのは、昨年2011年1月23日のこ
とでした〔その後 鳥インフルと確認〕。

その最新鋭の防御網を誇る鶏舎であっても、鳥インフルエンザが発生
してしまった事実を知ったとき、宮崎県の農業に関係する者〔周辺の
養鶏農家のみならず〕すべて
の頭をよぎったのは

 あの鶏舎にさえ侵入したというのなら、
 ウイルスは、ほとんど防ぎようがないのではないか


という思い、そして〔あるいみ恐怖を伴った〕失望感でした。

・・・それから1年。

昨年と同じように渡り鳥の飛来が相次ぐ自然環境のなか、消毒作業や
ネットなどの保全作業が休みなく続けられている養鶏場では、「鶏舎
の外には必ずウイルスがいる
」という緊張感のもとで、鶏の飼育が再
開されています。

そんななかでの“鳥インフル研究60日間凍結”についてのニュース
です。

凍結だ、いえ凍結ではないと、これから論争が展開されそうな雰囲気
ではあります〔 こちら や こちら 〕が・・・、昨年の 口蹄疫
そして鳥インフルエンザが発生した宮崎県の農業現場にいたものとし
て、いま思うことは、

 新型インフル関連の特別措置法をできるだけ早く成立させてほしい

ということです。

たとえ出所はどこであったとしても忍び寄るウイルスにとって国境
などというものは、無きに等しい
ものですからね〔ヒト・ブタ・トリの境界
は、すでにこえられているわけでもありますし
〕。


▼ 昔から言いますよ。備えあれば憂いなし、と。。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg 「夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜