air*cloister

香りの流れにのって。

ホワイトムスク・ホワイトホットサマー(ザ・ボディショップ)

2009-07-25 17:43:34 | ザ・ボディショップ
White Musk White Hot Summer - The Bodyshop


ホワイトムスク、2009年夏限定バージョン。
ホワイトムスクはもうボディショップの定番。
だけど気がつけば、バリエーションがたくさんある。
ホリデーとか、ブラッシュとか、イントリーグとか。
それぞれ個性ゆたかで、毎回わくわくさせてくれる。
ただし、もとが同じホワイトムスクだから、重なる部分も多いかな。



今回のホワイトホットサマーは、ブラッシュにちょっと似ている。
甘くてゆったりしたところが。
イントリーグよりしっかり香りが出るけれども、夏なのに?
とも首を傾げる。
あっさりしたイントリーグの方が、夏むきな気もしてしまう。
好みが分かれるところかもしれない。

確かに、最初はすうっとした香りがただよう。
さわやかで、リラックスできる雰囲気。
夏の暑さに参ってしまわないように、気持ちをほどよく落としてくれる。
それが、だんだんミルキーになっていく。
このあたりからブラッシュを思い出させる。
でも、まだちゃんと比べたわけじゃない。
だから、ぜんぜん違うんだっていうことに、頭では気づいていないのかも。
ただ記憶の中では、ホワイトホットサマーはブラッシュに寄り添っている。


 トップ : ピンクペッパー、ベルガモット、スミレの葉
 ミドル : ローズ、カーネーション、ヘリオトロープ、オリス
 ラスト : サンダルウッド、ムスク、バニラ

こう見ると、トップはむしろ元気な香り。
それをクールダウンと思うのは、何故だろう。
意外と早くローズが浮かんで、うまく混ざっているのかもしれない。
そしてラストもちょっと急ぎ足で、バニラが甘さをプラスしているのかな。
ラストの香調がやっぱりブラッシュと通じるし。


ホワイト「ホット」サマー、なのかな、というと、そうでもないと思う。
そんな情熱は感じない。
だけど、無垢であるが故の夢中、というイメージはある。
夏という季節を、蜜月と言いかえることもできるような。
あとで振り返った時、さまざまな感情がまざりあう中で、ふんわりと残るもの。
そんな感触を表現しようとする人の体温は、確かに伝わってくる気がする。


黒リボンのジョー・マローン

2009-07-04 18:19:56 | 香水のこと。
ちょっと自慢話。
つい昨日、手もとにこんなものが届きました。



何でしょう……見るからに、ハイソサエティな雰囲気。
1Kのアパートのシーツの上で開いてしまっていいのか?
何だか黒いリボンをほどくのすら、ためらわれる。
素敵すぎて、ちょっとだけ不吉。
と思いながらも、勇気を出してゆっくり紙蓋を持ち上げる。

すると。




ああ!
予想がまったく追いつかなかったほどの豪華さが満載だ!

誰あろう、H様からの贈りものだった。
H様といえば、このブログではおなじみ、「ジョー・マローンの方」
過去にカタログを下さったり、体験イベントの招待券を譲って下さったりと、私を確実にジョー・マローンの道へと誘おうとなさっている方。
(ご本人は自覚してらっしゃらないかもしれませんが、実際そうだ)

今回のプレゼントも、ジョー・マローンの新作、コードーシリーズ
ロータスブロッサム&ウォーターリリー
と、
ダークアンバー&ジンジャーリリー
のコロンのサンプル(スプレータイプ)がメイン。
もったいなくて、まだ肌にのせていないけれど、コードー=香道、ということと、ロータスとアンバーは大好物という私にとって、これは期待できそう。

何しろ、ジョー・マローンは高価。
おいそれとは手を出せない現状なだけに、こうして快く譲って頂けるなんて、もう幸せとしか言いようがない。
あらゆる意味において、ぜいたくです。
大事にしなければ。
香りも、縁も、お気持ちも。

しかも、コードーシリーズに留まらず、
Wild Fig & Cassis、
154
Red Roses
まで。

もう完全に私をジョー・マローン信者にしようとしているに違いないですね、Hさん。
154……来ましたよ、154……!
詳細は分かりかねますが、何やらHさんとは関係の深い香りの様子。
実に楽しみです。

あと小分けが1つ。
Max Mar とありますが、Max Maraでしょうか?
調べてみたのですが、ヒットしませんでした。
でも名前やブランドなんて、気にしません。
Hさんが選んで下さった香りなら、それでいい!

それからPLUS+1なるリップケアクリーム。
シアバターのようです。
私の趣味をよく分かってらっしゃる……。
恐れ多いほどです。

今回の贈りものは、「快気祝い」とのことで、本当にありがたい話です。
まだ全快ではないけれど、この際ですから遠慮はしない。
ジョー・マローンの世界に身をひたす。
ここまでして頂いておいて、それをしないでどうする?
いつか自力でジョー・マローンに花咲く時に、備えておく。
今の私の使命の1つは、そういうことであるに違いない。
そうだ。きっとそうなんだ。

などと固く考えず、でれっとしながら香りを楽しんでいきたいと思います。
改めて、これが良くも悪くも私の香水へのスタンスなんだろうなあ。

1つひとつの香りのレビューは難しいかもしれませんが、とりあえずコードーについては何かしら思ったことを書きたいと思います。
私にできるでしょうか……どきどきするけれど、せいいっぱいのことを、したい。

ジョー・マローンとの出会いから、4年。
そのわりに遅い歩みだけれど、助けてくださる方がいることに感謝しつつ、地道に手探りを続けていくつもり。

改めて、Hさん。
本当に、ありがとうございました。


2009年、夏の陣

2009-06-28 15:23:19 | 香水のこと。
ほしい香水は数あれど、どうにも購入する気分じゃない。
何故かな。
そういう波があるのかな。
ところで、今どんな香水が出ているんだっけ?
そんな基礎を知ることすら、どうにも面倒。

という日々が、ある時を境に突然、一変する。
そんなことって、ありませんか。

先週、それは訪れた。
急激な所有欲。
あれがほしい!
これもほしい!

季節柄、
「そろそろ恒例のカルヴァン・クラインとゴルチェのシーズンよねえ」
と思ったのが悪かったのだ。
多分。

というわけで、以下が収穫物。





クラシックサマー2009(ジャン・ポール・ゴルチェ)。
エタニティサマー2009(カルヴァン・クライン)
ジャスミン・ノワール(ブルガリ)。
グリーンティー・ロータス(エリザベス・アーデン)。
LIFE IS...(ボディショップ)。
オシアヌス(ボディショップ)。
ホワイトムスク・ホワイトホットサマー(ボディショップ)。

我ながら恐ろしいのは、オシアヌス以外、すべて未試香ということ。
何を考えているのだろう……まさに衝動買い。
ゴルチェとカルヴァン・クラインは夏の習慣だからしょうがないとしても、他は冒険以外の何物でもない。
まあ、ちゃんとノートもチェックして、好きそうなものをセレクトはしている。
だからはずれはない……と信じたい。

さて、ゆっくり試して、レビューしていこうかな。
夏ものは、せめて夏が終わる前には……できるかな。


香りのある日常へ、ただいま。

2009-06-17 13:44:19 | こんにちは。
すごく久しぶりの更新です。

実は、先日まで1ヶ月半ほど入院していました。
もちろん香水なしの生活です。
でも、たまにはそれもいいものです。
おかげで、香水のありがたみをひしひしと感じられました。

それでも不思議なのは、
「ひのきさんの病室(個室でした)って、いい香りがする~」
と、いろんな看護婦さんに言われたことです。
「ドアの外まで香りますよー」
とか。
最終的に、病室内のバスルームで使っていたシャワージェルの香りだったことが判明し、看護師さんの間で、
「ひのきさんの部屋からいい香りがただよっている時はシャワータイムだから、血圧測定は後にしよう」
というローカルルールができていたようです。
ありがたいやら、申し訳ないやら、はずかしいやら。
それでも、私自身はさほど香っている気がしないので、ちょっと首をかしげてしまいました。
香水でもそうですけど、意外と自分では分からないものかもしれませんね。
ちなみにシャワージェルは、院内の売店で買ったラベンダーの香り。
その後、ラベンダーが店頭から消えたので、後半は同じシリーズのレモン&ライムを使っていました。
なのに、ある看護婦さんからは、
「ココナッツの香りがする」
とも評され、さらなる謎を呼びました。
何だったんだろう。
ひょっとして、ココナッツが私のオリジナル体臭なのかな。
いや、まさかね。

退院した日の夜は、ボディショップのスパ・ウィズダムのバスミルクでゆったりした後、モリンガのボディバターをつけました。
翌日の香水はニナ・リッチのプルミエ・ジュール。

そんなふうに、香りに復帰しました。

というわけで、この放置気味なブログも少しずつ更新再開していこうと思います。
その第一歩として、カテゴリーをちょっと整理しました。
ブランドでお気に入りの香り、
クリスチャン・ディオール
ザ・ボディショップ
カルヴァン・クライン
ニナ・リッチ
ブルガリ
ロクシタン
を、別に分類しました。
意外にもロクシタンについて書いていないことに気がついたので、今後いろいろ語ろうかともくろんでおります。

どうぞ、これからもよろしくお願い致しますね。


ポール・スミス・エクストレーム(ポール・スミス)

2009-02-27 22:20:34 | 香水 は
Paul Smith Extreme - Paul Smith


そういえば、ポール・スミスの香水って外したことがない。
そんなにいくつも持っているわけじゃない。
でも、そのどれもが好きな香り。



スパイシーでいながらクリーミー、そしてパウダリー。
不思議な香りの連鎖が、とてもいい。


 トップ : イタリアンマンダリン、ブラックカラント
 ミドル : ヘリオトロープ、バイオレット
 ラスト : アンバー、ムスク、サンダルウッド、シダーウッド

そうそう、最初はフルーティなんだよね。
それがだんだん落ち着いて、途中から花盛りという感じになる。
最後は優しく包んでくれる。
まるで私の機嫌に合わせるかのようにして。


そういところが、優しい香水だな、と思う。
ほとんど、甘やかされているような。

そんな心地よさがほしい日もある。