air*cloister

香りの流れにのって。

アマリージュ・ダムール(ジバンシィ)

2008-06-29 11:27:39 | 香水 さ

Amarige d'amour - Givenchy

これは、甘い!
とにかく甘いです。
甘いのが苦手、という方には
オススメできません。

逆に、甘いの大好き、
むしろ甘くないと困る、なんて方には、
ぜひぜひ試していただきたいです。

アマリージュ、
愛のamourと、
結婚のmariage、
2つを重ねた、
永遠の想いをイメージした香水。



最初は甘すっぱさを少し織り交ぜて、
だんだんとフローラルそのものになってくる。
愛も同じかな?
少しずつ日常になっていく、
穏やかな一秒一秒。


 トップ : スウィートピー、ブラックカラント、タンジェリン
 ミドル : ホワイトミモザ、ジャスミン、ワイルドローズ
 ラスト : グレーアンバー、サンダルウッド

かわいい香りがそろっている様子。
そしてどれだけ甘いのかも、よくわかる気がする。


愛は恋よりも複雑なようで、
実はとてもシンプルだとも思っている。
それほど多くの言葉を必要としない。
満たされていることも当たり前と感じてかまわない、
そういうぜいたくな感情だと考えている。
だからこそ、得がたい、とも。

奥深い香水だなぁ。


メテリオット(ゲラン)

2008-06-29 10:40:07 | 香水 か

Meteorites - Guerlain


メテオリット?
メテリオット?

どちらにしても、大切な香水。

これはちょっと、特別というか、
カテゴライズしづらい香りかな、私の中では。



こういう香りは、手もちの中ではめずらしいと思う。

パウダリーで、ちょっとセクシー。
甘さも媚びもなく、
ただひたすら、存在しているだけというような。
そしてそれを大っぴらにしない。
ひっそりとしている。

そんなイメージがある。
これをつけた日は、だから、反動で、
無性に何かをしたくなる。


 トップ : フレッシュグリーン
 ミドル : プルメリア、チュベローズ、ネロリ、ジャスミン、イランイラン
 ラスト : バニラ、白檀、ベチバー

うーん、
トップがフレッシュグリーンというのはまったくの予想外。
ミドルに好きな香調が集まってるなぁ。


このボトルのくるりとまわってつながる円、
これが人を動かす力なのかなぁ、なんて
考えたりもする。
行ったまま、帰ってこれない。
だからこそ、そこで成し遂げなければ、と思う。
何を、というのは、
その時、その場、その人次第。


ロータスペタル(ボ・ディショップ)

2008-06-28 15:52:01 | ザ・ボディショップ

Lotus Petal - THE BODY SHOP


今やアクアリリーの時代だけれど、
私は声を大にして言いたい。

ロータスペタル、いいよ!!

去年の夏限定で、今はもうないけど……、
いいです。これ。



どことなく、ボディショップらしくない香り。
でも、
ボディショップにはこんな一面もあるんだ、と
改めて感心させてくれる香り。

清楚で、たおやか。
これをつけている日は、
右をむいたり左に身体をめぐらせたり、
そんなことをしているうちに、
香りの存在を思い出す。

おとなしやかなのに、自己主張はさりげなくしてみせてくれる香り。
芯がある、というのかな。

ちょっと重いような感じもあるけれど、
夏向きでなくなるような要素はない。
1年じゅうつけられる香りで、
甘い、とか濃い、と言うより、
かおる、と、そのままの言葉でしか言い表せない。


 トップ : ベルガモット、フリージア、ピーチフラワー
 ミドル : すずらん、ホワイトローズ
 ラスト : ホワイトムスク、シダーウッド

ほんの少し、ただようような感じは、
フリージアとすずらんのおかげ、かな?
ミドルのおわりからラストにかけては、
そんなに違いは出ないけれど、
明らかに穏やかにはなっている。


ロータス、と言っても、
蓮が入っているわけではない。
蓮らしさ、をイメージすると、
神秘というか、この世ならぬ
桃源郷を思い描いてしまう。

そういう幻想に満ちた、この香り。
限定なのが惜しまれる。

こっそり店員さんに教えてもらったところによると、
アクアリリーは、ロータスペタル系なんだそうです。
サンプルで試した限りでは、なるほど、と思う。

まだまだロータスペタル、手もとに残ってはいるけれど、
アクアリリーにも手を出してしまいそう。


クチュール(モスキーノ)

2008-06-28 15:23:51 | 香水 ま

Couture! - Moschino


これは意外なところで出会った香水。
別のブログで、ちょっとボトルデザインが気になるな、
と思いながら、それを記事にしたことがある。
そのすぐあとで、衝動的に買った1本。

だから、試香も、成分も、ろくに知らないでいた。

それが大当たり。



これをつけると、しゃきっと背中が伸びる。
何というか、独自の厳しさのようなものを感じる。
行くべき方向へとうながしてくれる、
そんな香り。

少したって、トップノートが弱くなると、
こちらも油断してしまうのだけれど、
すぐにまたふわっと漂う香りに、
どきっとさせられて手をとめる。

まるで監視されているかのように。
決して見守る、なんていう、なまやさしいものじゃない。
でもイヤミな手口でもない。

ちょっとクセがある香りだから、
そもそも監視なんて向いていないんだろう。
そういうアンバランスなところも、
この香水の魅力だと思う。


トップ : ベルガモット、ペッパー、マンダリン
ミドル : ポピーシード、ジャスミン、ザクロ、イエローピオニー
ラスト : シダーウッド、バニラ、ベンゾイン

こういう香調だったんだなぁ。
ジャスミンやザクロが入っているのは、まったく気づかなかった。
手厳しいトップの香りは、ペッパーとマンダリンのなせる業?


ハートにボタンでとめた真っ赤なタイ。
見た目のかわいさに惑わされないよう、ご用心。
とはいえ、香りとボトルの差も、なかなか粋なものだと思う。


ブルー(ブルガリ)

2008-06-25 16:55:15 | ブルガリ

BLV - Blugari


ブルガリの香水が好き。
どのシリーズも選びがたいけど、
ブルーは何だか特別な気がするな。



藤の花の香り、ということを知ってから、
意識してまとうようになった。
私は藤で有名な地域に住んでいて、
幼い頃からこの花に慣れ親しんできたから。

大人っぽい香りだと思う。
スーツを着る時はこれかなぁ、なんて想像したりもする。
フォーマルだけど、かくばってない。
むしろやわらかい、包容力もある。

こういうのが似合う女性に、なりたいな。


 トップ : ベルガモット、オレンジブロッサム、ジンジャー
 ミドル : ウィステリア、サンバック、ジャスミン、ブルガリアンローズ、
       ミモザ、イリス、バイオレット、コリアンダー
 ラスト : ムスク、ベチバー、チュベローズ

私の肌では最初にスパイシーがたちのぼったあと、
徐々にゆるりとした、ミルクっぽい香りになっていく。
そういうところは官能的。
すごく女っぽい香りだと思う。


女っぽさって何?
って聞かれると困ってしまうけれど、
自分のドアを開いても律することができる存在。
そうなんじゃないかな。
観念的だけれど、
しっかり立っていられる人間こそ、女性的。
それは男性にも言える要素じゃないだろうか。

私が、そうでありたいな、と思うだけかもしれないけれど、
でも、やっぱりそういう結論。

ブルーには、他にブルーノッテ、アブソリュートブルー、と、
今のところ、確か3種類が出ている。
コンプしてます。



どのブルーにもそれぞれの良さがあるから、
私がいいな、と思う女性像も、多種多様。

できれば、とりあえずは
定番のこのブルーが似合う、
そんな女性を目指そうか。