Amarige d'amour - Givenchy
これは、甘い!
とにかく甘いです。
甘いのが苦手、という方には
オススメできません。
逆に、甘いの大好き、
むしろ甘くないと困る、なんて方には、
ぜひぜひ試していただきたいです。
アマリージュ、
愛のamourと、
結婚のmariage、
2つを重ねた、
永遠の想いをイメージした香水。
最初は甘すっぱさを少し織り交ぜて、
だんだんとフローラルそのものになってくる。
愛も同じかな?
少しずつ日常になっていく、
穏やかな一秒一秒。
トップ : スウィートピー、ブラックカラント、タンジェリン
ミドル : ホワイトミモザ、ジャスミン、ワイルドローズ
ラスト : グレーアンバー、サンダルウッド
かわいい香りがそろっている様子。
そしてどれだけ甘いのかも、よくわかる気がする。
愛は恋よりも複雑なようで、
実はとてもシンプルだとも思っている。
それほど多くの言葉を必要としない。
満たされていることも当たり前と感じてかまわない、
そういうぜいたくな感情だと考えている。
だからこそ、得がたい、とも。
奥深い香水だなぁ。
Meteorites - Guerlain
メテオリット?
メテリオット?
どちらにしても、大切な香水。
これはちょっと、特別というか、
カテゴライズしづらい香りかな、私の中では。
こういう香りは、手もちの中ではめずらしいと思う。
パウダリーで、ちょっとセクシー。
甘さも媚びもなく、
ただひたすら、存在しているだけというような。
そしてそれを大っぴらにしない。
ひっそりとしている。
そんなイメージがある。
これをつけた日は、だから、反動で、
無性に何かをしたくなる。
トップ : フレッシュグリーン
ミドル : プルメリア、チュベローズ、ネロリ、ジャスミン、イランイラン
ラスト : バニラ、白檀、ベチバー
うーん、
トップがフレッシュグリーンというのはまったくの予想外。
ミドルに好きな香調が集まってるなぁ。
このボトルのくるりとまわってつながる円、
これが人を動かす力なのかなぁ、なんて
考えたりもする。
行ったまま、帰ってこれない。
だからこそ、そこで成し遂げなければ、と思う。
何を、というのは、
その時、その場、その人次第。
Lotus Petal - THE BODY SHOP
今やアクアリリーの時代だけれど、
私は声を大にして言いたい。
ロータスペタル、いいよ!!
去年の夏限定で、今はもうないけど……、
いいです。これ。
どことなく、ボディショップらしくない香り。
でも、
ボディショップにはこんな一面もあるんだ、と
改めて感心させてくれる香り。
清楚で、たおやか。
これをつけている日は、
右をむいたり左に身体をめぐらせたり、
そんなことをしているうちに、
香りの存在を思い出す。
おとなしやかなのに、自己主張はさりげなくしてみせてくれる香り。
芯がある、というのかな。
ちょっと重いような感じもあるけれど、
夏向きでなくなるような要素はない。
1年じゅうつけられる香りで、
甘い、とか濃い、と言うより、
かおる、と、そのままの言葉でしか言い表せない。
トップ : ベルガモット、フリージア、ピーチフラワー
ミドル : すずらん、ホワイトローズ
ラスト : ホワイトムスク、シダーウッド
ほんの少し、ただようような感じは、
フリージアとすずらんのおかげ、かな?
ミドルのおわりからラストにかけては、
そんなに違いは出ないけれど、
明らかに穏やかにはなっている。
ロータス、と言っても、
蓮が入っているわけではない。
蓮らしさ、をイメージすると、
神秘というか、この世ならぬ
桃源郷を思い描いてしまう。
そういう幻想に満ちた、この香り。
限定なのが惜しまれる。
こっそり店員さんに教えてもらったところによると、
アクアリリーは、ロータスペタル系なんだそうです。
サンプルで試した限りでは、なるほど、と思う。
まだまだロータスペタル、手もとに残ってはいるけれど、
アクアリリーにも手を出してしまいそう。
Couture! - Moschino
これは意外なところで出会った香水。
別のブログで、ちょっとボトルデザインが気になるな、
と思いながら、それを記事にしたことがある。
そのすぐあとで、衝動的に買った1本。
だから、試香も、成分も、ろくに知らないでいた。
それが大当たり。
これをつけると、しゃきっと背中が伸びる。
何というか、独自の厳しさのようなものを感じる。
行くべき方向へとうながしてくれる、
そんな香り。
少したって、トップノートが弱くなると、
こちらも油断してしまうのだけれど、
すぐにまたふわっと漂う香りに、
どきっとさせられて手をとめる。
まるで監視されているかのように。
決して見守る、なんていう、なまやさしいものじゃない。
でもイヤミな手口でもない。
ちょっとクセがある香りだから、
そもそも監視なんて向いていないんだろう。
そういうアンバランスなところも、
この香水の魅力だと思う。
トップ : ベルガモット、ペッパー、マンダリン
ミドル : ポピーシード、ジャスミン、ザクロ、イエローピオニー
ラスト : シダーウッド、バニラ、ベンゾイン
こういう香調だったんだなぁ。
ジャスミンやザクロが入っているのは、まったく気づかなかった。
手厳しいトップの香りは、ペッパーとマンダリンのなせる業?
ハートにボタンでとめた真っ赤なタイ。
見た目のかわいさに惑わされないよう、ご用心。
とはいえ、香りとボトルの差も、なかなか粋なものだと思う。
BLV - Blugari
ブルガリの香水が好き。
どのシリーズも選びがたいけど、
ブルーは何だか特別な気がするな。
藤の花の香り、ということを知ってから、
意識してまとうようになった。
私は藤で有名な地域に住んでいて、
幼い頃からこの花に慣れ親しんできたから。
大人っぽい香りだと思う。
スーツを着る時はこれかなぁ、なんて想像したりもする。
フォーマルだけど、かくばってない。
むしろやわらかい、包容力もある。
こういうのが似合う女性に、なりたいな。
トップ : ベルガモット、オレンジブロッサム、ジンジャー
ミドル : ウィステリア、サンバック、ジャスミン、ブルガリアンローズ、
ミモザ、イリス、バイオレット、コリアンダー
ラスト : ムスク、ベチバー、チュベローズ
私の肌では最初にスパイシーがたちのぼったあと、
徐々にゆるりとした、ミルクっぽい香りになっていく。
そういうところは官能的。
すごく女っぽい香りだと思う。
女っぽさって何?
って聞かれると困ってしまうけれど、
自分のドアを開いても律することができる存在。
そうなんじゃないかな。
観念的だけれど、
しっかり立っていられる人間こそ、女性的。
それは男性にも言える要素じゃないだろうか。
私が、そうでありたいな、と思うだけかもしれないけれど、
でも、やっぱりそういう結論。
ブルーには、他にブルーノッテ、アブソリュートブルー、と、
今のところ、確か3種類が出ている。
コンプしてます。
どのブルーにもそれぞれの良さがあるから、
私がいいな、と思う女性像も、多種多様。
できれば、とりあえずは
定番のこのブルーが似合う、
そんな女性を目指そうか。