お、恐れ多い!
と思いつつも、これを逃す手はない。
というわけで、いつもサイトなどでお世話になっている銀さんとご一緒させて頂くことにした。
2月17日のこと。
ジョー・マローンは、ずっとあこがれているけれど、いまだにちゃんと出会えていない香り。
だから、今回のことはかなりイレギュラーな体験となった。
おととしボディショップのクリスマスパーティーに行ったけれど、それよりも遥かに巡り会える確率は低いはず。
だって買ったことがないもの、ジョー・マローン。
当日、どきどきしながら新宿伊勢丹へ。
場所は7階のバンケットルーム。
会場に入ると、いかにもノーブルな雰囲気。
どきどきする。
だって、あのジョー・マローンが、ずらりと並んでいるのだから。
それはもう、緊張するどころの騒ぎではない。
今回は、新発売のライム&シダーの発表会。
発売はまだちょっと先で、今回はお披露目という形になる。
すごく特別な経験なんだな、と呆然とするのみ。
前半は店員さんから具体的な説明があり、後半は実際に肌に乗せてみたり、また、ジョー・マローンといえばレイヤー(コンバイン?)ということで、自分なりの組み合わせに挑戦してみたり。
説明の部分では、テーブルにひとめぐり並べられた原料を実際にかぐことができた。
トンカビーン、イランイラン、コリアンダー、などなど。
なかなか原料をそのまま鼻で味わう機会はないと思う。
この香りたちが集って、ライム&シダーの香りになるんだね、と納得。
香水って、やっぱり奥が深いな、と納得する瞬間だった。
肌での体験では、私はポメグラネート・ノワールと合わせてみた。
この香り、以前ロンドンで買い逃したあれなのだ。
うわあ……こんな再会って、あるんだな。
しかもレイヤーを体験してみたら、これがまた暖かくて優しい香りになって、とても私の好み。
困った。どうしよう。
ライム&シダーはあっさりとして軽やかな、くせのない香り。
柑橘系なんだけど、眼がさめる、というほどでもなくて、ほどよく覚醒させてくれる。
それがすごいな、と思う。
さらにこれと他の香りを混ぜて……という発想が、すごくクリアというか、創造的。
基本的に特に合う香りは4つ(オレンジブロッサム、ナツメグ&ジンジャー、ポメグラネート・ノワール、グレープフルーツ)と言われていたけれど、いろいろなものと試してみたくなる。
もちろん、それには相当の財力が必要なわけで……私にとっては、夢のまた夢。
それでも、この日、ちょっとだけでも味わえたのは奇跡のような巡りあわせだと思った。
会場で頂いたブックレットやムエットの数がすごいことに。
うーん、もうこれだけでも忘れがたい記憶になるなあ、と思っていたら、ライム&シダーのテスターまでおみやげに頂戴してしまった。
しかもプッシュタイプ。
もったいなくて、いまだ使えずにいる。
とにかく、イベントが終わっても、いつまでもジョー・マローンの香りが腕からほわんと立ちのぼっていて、とても幸せだった。
帰宅してからお風呂に入るのがもったいないくらい。
すごいなあ……ジョー・マローン。
いつかは必ず、この香りをちゃんとものにしたい。
ひとつ目標ができた感じだな。
今回、こういうとても貴重な体験の機会を与えてくれたHさんには、本当に感謝しています。
ありがとうございました。
それからご一緒してくれた銀さん。
楽しい1日をありがとうございました。
念願のボディショップ同行も果たせたし、悔いはない。
どちら様も、今後ともよろしくお願いします。
感謝でいっぱいです。
それにしても、しばらくはジョー・マローンの記憶でほこほこできそうだな。
その間、私はずっと幸せいっぱいなのだと思う。