
アイヌ民族初の北大先住民研准教授誕生 白老の博物館から転身 (04/03 10:01、04/03 10:16 更新)
この春から北大の准教授として教壇に立つ北原さん
アイヌ文化研究の分野で、アイヌ民族としては故萱野茂氏以来の博士号を受けた北原次郎太さん(34)=札幌市在住=が、この春からアイヌ民族では初めて、北大アイヌ・先住民研究センター(札幌)の准教授として教壇に立つ。北原さんは「次世代を担う学生に民族が歩んだ歴史や誇りを伝えたい」と意気込んでいる。
北原さんは東京生まれ、埼玉育ち。母方の祖母が樺太地方のアイヌ民族だったことから、その文化に興味を持ち北海学園大で学んだ。千葉大大学院に進み、2005年から胆振管内白老町のアイヌ民族博物館で学芸員として勤務。07年、神に言葉を伝える祭具イナウ(木幣)の研究で千葉大から博士号を受けた。
北大准教授就任は北大からの要請。3月末で同博物館を退職、4月1日付で就任した。
北大アイヌ・先住民研究センター長の常本照樹教授は北原さんの准教授就任について「自民族による文化研究は大きな意義がある。当事者の口から語られる講義は学生にとって貴重な機会になるはず」と期待している。<北海道新聞4月3日朝刊掲載>
この春から北大の准教授として教壇に立つ北原さん
アイヌ文化研究の分野で、アイヌ民族としては故萱野茂氏以来の博士号を受けた北原次郎太さん(34)=札幌市在住=が、この春からアイヌ民族では初めて、北大アイヌ・先住民研究センター(札幌)の准教授として教壇に立つ。北原さんは「次世代を担う学生に民族が歩んだ歴史や誇りを伝えたい」と意気込んでいる。
北原さんは東京生まれ、埼玉育ち。母方の祖母が樺太地方のアイヌ民族だったことから、その文化に興味を持ち北海学園大で学んだ。千葉大大学院に進み、2005年から胆振管内白老町のアイヌ民族博物館で学芸員として勤務。07年、神に言葉を伝える祭具イナウ(木幣)の研究で千葉大から博士号を受けた。
北大准教授就任は北大からの要請。3月末で同博物館を退職、4月1日付で就任した。
北大アイヌ・先住民研究センター長の常本照樹教授は北原さんの准教授就任について「自民族による文化研究は大きな意義がある。当事者の口から語られる講義は学生にとって貴重な機会になるはず」と期待している。<北海道新聞4月3日朝刊掲載>
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