標高 364m 東京都
2015年5月10日(日) 晴れ
メンバー 山の神と私
コースタイム 8:45頃 高尾駅8:55--9:18登山口--9:50四辻9:58--10:42草戸峠10:45--草戸山--11:25野鳥観察休憩所(昼食)12:05--城山湖周遊--12:52草戸山13:00--13:54四辻13:58--14:10高尾山口
計画では、上記コースの逆周りにしていたのだが、帰りを高尾山口にすれば、始発だから座れるという山の神の甘言に負けて、高尾駅スタートになった。しかし、当初危惧したとおり高尾駅から登山口までのアクセスがわかりにくく、手間取ることになった。
朝食を家で済ませ7:45頃家を出た。GWの渋滞回避の緊張感はまだ続いていて、オンタイムの行動だ。駅への道すがら、店員が機敏でない某コンビニで買出しをし、わかっていたのに失敗したなといいながら駅へ急いだ。無事予定の電車に乗って、高尾駅で下車。南口から道標を頼りに西へ向けて歩く。しかし、左折して(左下写真)しばらく歩いていても、もう道標が見当たらない。浅川中学校を過ぎた辺りから右側をキョロキョロしながら歩いた。奥のほうに道標らしきものが見えるぞと右に曲がったまではよかったが、左手に延びていく道と右手には上がっていく道が出てくる。後ろからきたトレイルランナーふうのカップルが上ですよといってくれ、事なきを得た。やはり住宅街から登山道に入るのは難しい。
左:この辺りは道標が完備。迷いようがない 右:登山道に入る。手前に数台は停められる駐車スペースがある
ボランティア清掃している住人を横目に住宅街の道を上がっていくと、どん詰まりに道標があって、いよいよ登山道だ。もうすでに汗だくで、ここで一枚脱いで、水分補給をした。前方には、先ほどのトレイルランと思しき方々と単独のおじさんが歩いていた。
左:突然開けて、霊園ビュー 右:四辻
電車の音が響きわたる薄暗い登山道を上っていくと、突然目の前が開け、眼下に真新しい霊園が広がっていた。山を切り開いて、分譲販売を始めたばかりといった様相で、よく見ると墓石の類は見当たらない。手前の斜面も、最近切り開いたのか、一帯に大きな木は一切なかった。
9:50人影が樹間から見えるなと思って下ると、そこが四辻だった。休憩におあつらえ向きの腰掛があって、ひと休みすることにした。そのうち家族連れが高尾山口から上がってくるのを汐に山の神と腰を上げた。
左:ツツジが満開 右:草戸山の「山之神」。道中の無事を祈願する
すぐにツツジが咲き乱れているところに出る。たくさん咲いていると、問答無用に華やかだ。その後アップダウンを繰り返し、嫌になってきた頃に草戸峠に到着した。ベンチが一列に長く置かれていて、多くの登山者が休憩していた。
3点とも草戸山山頂。左端の標柱は最近立てられたのか真新しい
峠では人が多くて落ち着かず、先へ進もうとなった。しかし峠と目と鼻の先の草戸山に到着してみると、峠以上にすごい人出だった。写真だけ撮って、すぐに山頂を後にし、野鳥観察休憩所まで行ってごはんにしようとなった。
左:野鳥観察休憩所。野鳥は観察できなかった 右:「しろやまこ」と植栽で表現している
意気阻喪するような長い上りの階段をいくつか越えて、城山湖周遊の分岐に出た。ここから裏高尾を巡ろうと、われわれとは違う道をとる人もいる。この分岐からは下りになる。さすが野鳥観察休憩所に向かうだけあって、野鳥の声がすごい。演出でテープで流しているのかというくらいいろいろな鳥の声が飛び交っていた。
城山湖の駐車場から上がってきた多くのハイカーたちとすれ違い、ようやく11:25目指す野鳥観察休憩所に到着した。樹木に囲まれた中にそれはあって、薄暗く誰もいない。それをいいことに山の神と私だけで、占領してお昼にした。遠くには、ひらがなで「しろやまこ」の文字が見えた。後から近くに行って見られたのだが、「ろ」の植え込みだけ元気がなく、あまり成長していなかったため、遠くから見ると、文字がかすれたように見えていた。
展望台から城山湖
12:05城山湖の周遊に入る。路肩の駐車の列を通り越していくと、湖沿いに入っていけそう道がつけられていた。こっちかと山の神とずんずん進んでいくと、大ハズレだった。でもそこは展望台になっていて、眺めはよく、三脚を立てて撮影に余念のない人もいた。
展望台から都内を望む。グラウンドは野球場
せっかくだからと私もパチリパチリと城山湖を写真に収め、引き返した。車道をぐるりと回り金比羅神社を越えていくと、ゲートが出てきた(左下写真)。
左:ぐるりと車道を歩いて城山湖畔の道へ入る。奥にいるのは山の神 右:城山湖畔の道を行く
城山湖は柵がめぐらせてあって立入禁止になっていたが、湖畔の道は歩ける。前方にも後方にもハイカーや登山者が多く歩いていた。ダムを通り越すと、再び登山道になる。
このコースはこんなハードな階段ばかり
そして再び、階段責めが始まった。もう疲れたから、終わりでいいなと山の神と勝手なことをいっていたものの、一向に草戸山には着かなかった。とはいえ、前進している限り必ず山頂には到着する。12:52草戸山に戻った。相変わらず人は多く、まだまだ登ってくる人がいる。山頂で少しばかり休憩をとり、あとはバリバリ元来た道を引き返した。疲れもどこへやら、結構なペースで歩いたようだ。最後四辻で水分補給して、一気に高尾山口駅まで下った(14:10)。駅はもっとすごい人だった。
参考:
当ブログ「草戸山」2003年9月23日(火・祝)http://blog.goo.ne.jp/aim1122/e/15974c620cdcdcc0989fc71ce52c8ee5