甲武信ヶ岳 標高 2475m 三宝山 2483m 武州白岩山 2280m 山梨県・埼玉県・長野県
2008年6月15日(日) 晴れ
メンバー 山の神と私
コースタイム
6月15日(日)甲武信小屋6:26--6:40甲武信ヶ岳山頂6:45--7:30頃 三宝山7:40--8:25尻岩8:35--9:10武信白岩山--9:40展望台9:55--10:30十文字小屋10:40--11:50毛木平駐車場
Part1のつづき
昨晩のテン場は寒すぎて、何度か目が覚めた。そりゃあ、標高が2000m以上あるのだから、冷えて当たり前なのだが。山の神はこのときのことをよく覚えていて、声高に寒すぎたと主張するが、私はさっぱり覚えていない。自分の手帳の書き込みを見て、そうだったのかという程度だ。
朝方はうつらうつらとしていて、3:00くらいから起き出す人の気配を感じる。一方山の神と私は、5:00に起床し、パン2個とスープの簡単な朝食を済ませた。
左:甲武信小屋の朝 右:記念撮影。さあ、出発
テントを撤収し、6:26甲武信小屋を出発した。寝不足の割には、昨日よりも体調はいい。6:40昨日に引き続いて甲武信ヶ岳の山頂を再び踏む(冒頭写真)。小屋泊まりの人やテント場にいた登山者がすでにたくさんいた。ふと富士山の方向を見やると、昨日はすっぽりと雲に覆われて隠れていた頂が、見事なまでに雲海から突き出ていた。
甲武信ヶ岳から雲海に突き出た富士を望む
八ヶ岳も見えて、山の神ともども感激。よかったよかったと山頂を後にした。
北側の登山道には残雪が至るところに
残雪をところどころに見ながら、芝生状のピーク、三宝山に到着した。ここにも大勢の登山者がすでにいて、思い思いに景色を堪能していた。
左:三宝山山頂 右:三宝岩
先ほどまでいた甲武信ヶ岳の円錐形のきれいな山容も見える。向かって左には木賊山、雲の中にもうすぐ没しそうな富士山も見えた。
三宝山から甲武信ヶ岳(中央)、木賊山(左)、富士山(奥)を望む
続々と登山者が腰を上げていく中、山の神と私も次なる目的地、武信白岩山へ向かう。尻岩を通過していくと、趣のある針葉樹林帯になる。やがてど~んと武州白岩山が姿を現した。
尻岩
武州白岩山
これは登れないんじゃないかと思いながら登山道を歩いていくと、×印はあるものの、登っていけそうな岩場が出てきた。山の神は行かないとそっぽを向いていて、じゃあすぐ戻ってくるからと、私はごろごろした岩の中を三点支持に気を遣いながら登高した。
左:白岩山への道には×印 右:白岩山三角点
落石や浮石に足を取られてバランスを失うなどの危険性は感じられたが、少人数で間隔を空けて登ればそれほど危なくもなく、×印をつけて塞ぐほどではないと感じた。そんなことを書くと怒られてしまうか。山頂では運悪くガスってきてしまい展望は楽しめなかった。設置されたばかり(?)の新しめの三角点にタッチして下り始める。三角点の近所には、誰かが目印に突き立てたのか、棒杭もある(もう朽ちてしまって存在しない?)。
左:奥武蔵の6月はやはりシャクナゲ 右:登山者であふれていた十文字小屋
9:40ちょっとした展望台で休憩をとり、十文字小屋へ向かう。この小屋周辺は、シャクナゲで有名だが、ちょうど花期を迎え、ピンクの道をつくっていた。
10:30十文字小屋に到着してみると、すごい登山者の数だった。傍らで「生ビール¥850」の文字が躍っていて、いいねえと山の神と顔を見合わせたが、これから車で帰るから、当然お預けだ。
左:五里観音 右:毛木平への整備された道
10:40登山者やハイカーでにぎわう小屋を後にする。五里観音に手を合わせ、最後のひと踏ん張りだ。気持ちのいい新緑の道になり、整備された木道に出るとすぐに毛木平に到着した。11:50
帰途は海ノ口のホテル洛奥で汗を流し(当時で大人1人¥500)、今はなきレストラン焼き肉屋で焼肉をたらふく食べて、一路中央道へ。すぐに観光バス2台に行く手を阻まれてしまい、中央道に上がったのは、15:00を回っていた。お約束の勝沼あたりからの渋滞にはまり、帰宅は18:30。最後はお疲れさんの山旅となった。