目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

毛木平から甲武信ヶ岳Part1

2016-07-03 | 山行~奥多摩・奥武蔵

甲武信ヶ岳 標高 2475m 山梨県・埼玉県・長野県

2008年6月14日(土)~6月15日(日) 両日とも晴れ

メンバー 山の神と私

コースタイム
6月14日(土)8:50毛木平駐車場9:20--10:15休憩10:25--11:16ナメ滝上部11:31--12:30千曲川信濃川水源地標(昼食)13:05--13:55甲武信ヶ岳山頂14:08--14:20頃 甲武信小屋テント場(泊)

6月15日(日)甲武信小屋6:26--6:40甲武信ヶ岳山頂6:45--7:30頃 三宝山7:40--8:25尻岩8:35--9:10武信白岩山--9:40展望台9:55--10:30十文字小屋10:40--11:50毛木平駐車場

8年前の山行記録。油断していたのか、だいぶゆっくりめの出発で、しかも高速に上がる前にガソリンを入れたり、コンビニで朝ごはんを買っていたりする。行動時間を考えてこうしたのだろうけど、記録を読むかぎり、ちょっと失敗だったんじゃないかという気もする。最近は、余裕がある限り前日にやれることはやっておくので、朝は移動に専念するだけだ。

 
左:毛木平駐車場 右:毛木平駐車場満車で、仕方なく手前の路肩に駐車

5:27山の神と自宅を出発した。コンビニに寄って買出しをし、ガソリンを満タンにして中央高速へ。すでに交通量は多めだ。双葉SAで朝食をとり、須玉ICで高速を下りる(長坂で下りたほうがよさそうだ)。国道141号から川上村へと右折し、登山口となる毛木平駐車場には、8:50に到着した。すでに満車状態で、しかたなく手前の路肩に車を停めた。

どうせ路肩で誰の邪魔になるわけでもないので、ザックだ、テントだと荷物を車外に出して、山の神とパッキングを始めた。1泊の割には、ビールに、あれもこれもと食糧を欲張ったせいで荷物は増えるわ、詰めるのに時間はかかるわで、トイレに寄って駐車場をあとにしたのは、到着してから30分も経っていた。

 
目にまぶしい新緑の林道をスタート 右:新緑の森で涼んでいる人

ゲートを越えて歩き始めると、すこぶる快適な道が続いていた。両脇は、まだ新緑の青々とした樹林帯、しかもやわらかな木漏れ陽が揺らめいている。小1時間ほど歩いたところで、森の中でくつろいでいる人を発見。われわれもそろそろ休憩にしようかと山の神に声をかけ、腰を下ろした。

 
左:ナメ滝 右:思わず空を見上げたくなる場所。ナメ滝上部の休憩ポイントで撮影

やがて沢沿いの道となり、ナメ滝の文字が目に飛び込んでくる。西沢渓谷のようなつるつるの岩肌を水流がなめながら下っていく。ここから少し上がったところで2回目の休憩とした。

11:31まだ結構あるなと地図でコースタイムを眺めてから、千曲川と信濃川の水源地に向けて山の神とともに腰を上げた。団体の長い列が下っていくのをやりすごしたり、山の神となかなか着かないなとこぼしたりしながら、鬱蒼とした森の中を進んだ。だいぶヘロへロになったころ、でっかい千曲川信濃川水源地標がそそり立つ、ちょっとした広場に到着した(12:30)。着いた~と第一声。そこそこ登山者がたまっていて、水源の水をごくごくとうまそうに飲んでいる若者もいた。見た瞬間、あの水を飲んでだいじょうぶかと危ぶんだ。さっき、団体が下っていったけれども、彼らはたぶん昨日は上で泊まって屎尿を排泄しているはずで、この沢の水には大腸菌やら何やらが入っていそうな嫌な感じがする。ご立派な腸内フローラの持ち主には関係ないだろうけど。 

 
左:千曲川信濃川水源地標 右:稜線に出て国師との分岐

水源地標のあるこの場所は、薄暗くて何か幽鬼漂う怪しげな雰囲気で、決して心地よい場所ではない。しかし腹が減っては戦はできぬで、ここで買ってきたコンビニおにぎりや魚肉ソーセージ、マカロニサラダを平らげた。

13:05いよいよ最後の登りだ。昼メシを食べて気合が入ったと思ったのもつかの間、足はまったく上がらずじまいで、急な登りにヘロヘロ度はさらにアップした。

 
左:稜線は低木地帯になる 右:甲武信ヶ岳山頂(翌朝撮影)

13:55ようやく甲武信ヶ岳山頂に到着した。 山頂を示す標柱は2本あって、山梨百名山のものと、もう1本は「日本百名山」と書かれた大きなものだ。見晴らしはよく、ご近所に国師や金峰が見えている。前回来たときには、ガスッっていて何も見えなかっただけに感激もひとしおだ。やはり山頂は晴れていなければ!

 
左:甲武信小屋のテン場にて 右:薄暗くなってテント内で夕餉

14:08山頂を後にし、甲武信小屋に向けて出発した。10分ほどで小屋に到着し、さっそくテント泊を申し込んだ。当時で1人500円。山の神とテントを張っていると、だんだんガスが湧いてきて、辺りはがすで白く包まれた。しかも残雪をなめてくるようで、かなりの冷気だ。

それからしばらく経って16:00過ぎにテント場に団体が押し寄せてきた。貸切と思われたわがテント地の隙間に3張り、他に30近くは張られたようだ。梅雨の晴れ間、おそるべしだ。 17:00過ぎ、外は冷え込んでいるので、テント内で山の神と夕餉にした。えだ豆をつまみ、持ってきたビールと小屋で買ったビールをあおり、牛肉の大和煮、ピリ辛なんこつをつつく。

明日は、三宝山、十文字小屋経由で毛木平へ戻る。

Part2へつづく


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