目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

稲包山

2014-11-24 | 山行~上州

標高 14597.7m 群馬県

2014年11月2日(日) 晴れのち曇りのち雨

メンバー 山の神と私

コースタイム 8:35赤沢やすらぎ広場8:46--9:35林道分岐(「緑の回廊・三国線」看板設置場所)9:43--10:35赤沢峠10:45--11:56稲包山山頂(昼食)12:37--13:41赤沢峠13:50--15:00赤沢やすらぎ広場

いつもなら予定より10分遅れとなるのだが、珍しく5分も早く4:55家を出発した。日が短くなってきたせいか、車の出足も鈍くなってきているようで、交通量はそれほどでもない。と思ったのは勘違いだったのか、関越の上里SAに入ると大賑わいだった。ここで朝食をとり、渋川伊香保ICで下りる。時間のせいか品揃えが今イチのコンビニで買出しをし、一路目印となる四万温泉を目指した。

 
左:赤沢やすらぎ広場駐車場(4台分) 右:稲包山登山口

最終トイレ、こしきの湯に寄ってから、奥四万湖をぐるりと回り登山口に着いた。1台路肩に停まっていたが、きちんとした駐車場があるはずと、行ったりきたりして、いったんは通過した駐車場に戻った。車を停めて標示を見ると、赤沢やすらぎ広場と出ていた。登山口から少し離れているけれど、ここでいいかと身支度を始める。

8:46背後の錦秋の山を仰いだあと、歩き始める。先ほどパスした登山口にまもなく到着する。登山口にあると勝手に思い込んでいた駐車場は結局ないことがわかった。この登山口前のスペースに皆さん停めているようだ。

 
紅葉の競演

登山口の階段を上がっていくと、すぐに紅葉の競演が始まる。黄色、橙色、そして真っ赤に彩られた木々の間を縫って登っていく。青空のもと気持ちのいい道が続く。

 
左:上のほうへいくと紅葉も終わりかけ 右:葉の落ちた稜線。笹原が広がる

9:35右手に林道へ下る道がつけられた分岐で休憩。「緑の回廊・三国線」と大きな看板が出ている。空を見上げると、雲が広がり始めた。

たらたらとした尾根筋を登っていくと、年配の夫婦が前を歩いている。この後、赤沢峠の東屋で話したのだが、単調な景色でつまらないし、もう疲れてしまったという。いい感じの紅葉だと思っていたのだが、たしかに峠近くでは、葉が落ちて単調な景色といえなくもない。

 
左:赤沢峠の東屋(復路で撮影) 右:稲包山のとんがりが見える 

だいぶへばった頃、ようやく赤沢峠に到着した(10:35)。山の神にいわせると、私のペースはふだんよりだいぶ落ちていたし、足どりが重たかったようだ。たしかに足が前に出ず息は上がっていた。でも、ここで行動食をとり、お茶をがぶがぶ飲んだら、体力も活力も復活した。

峠を後にすると、いつのまにか空は雲に覆われ、寒々とした風景に様変わりしていた。落ち葉を踏みしめ、ペースアップして登高していく。そのうち稲包山のとんがりが見えてきた。

   稲包山頂から苗場が見えた

右手に法師温泉側へ下る道がいくつも出てくるが、休むことなくどんどん登っていく。カップルが下ってきた。登山口に1台停まっていた車の持ち主だろうか。山頂は人がいなさそうだと思いながら、最後のひと登りを一気に行くと、話し声が聞こえてくる。11:56稲包山山頂にたどり着くと、目の前には団体様がいた。

山頂付近はガスが大量に流れていた。そんな中でも苗場だけはよく見えていて、こんなに近いのかと驚く。山頂を占領していた団体様はすぐに下山を始め、静寂が訪れる。その後は、三国峠側から来た年配の夫婦と単独の方が1名だけだった。昼食をとって12:37下り始める。赤沢峠で別れた夫婦が登ってくる。なんとか山頂に到着のようだ。


赤沢やすらぎ広場から奥四万湖を望む

13:41赤沢峠に戻る。見上げるとどんよりとした雲がたれ込めている。ヤバそうだ。さっさと下ろうと、山の神を促した。紅葉の森に戻ると、人の声が聞こえてくる。そして視界に赤や青のウェアが。山頂にいたあの団体様だった。先に行かせてもらえるだろうかと思っていると、今度はポツリポツリと雨粒が落ちてくる。矢継ぎ早に押し寄せてきた不幸にがっくりきながら、ザックカバーと上だけ雨具をつける。あと30分くらいで下山できたのに……。

団体様はこの雨で雨具をつけた人から歩き始めていて、何人かのグループにばらけていた。先に行かせてもらううちに、先行していたグループは、途中の分岐から林道へ下っていった。団体様がいなくなりホッとして、雨そぼ降る中、紅葉の道を下った。15:00赤沢やすらぎ広場に戻った。 

車を出すと、ダムの周辺には大勢の観光客が紅葉狩りをしていた。カメラを携えた人、スマホで撮影する人、皆が山を愛でている。濡れそぼった山は、さらに紅葉を美しく染め上げていた。彼らの横をすり抜け、いつもならこのまま帰るのだが、本日はふもとの温泉、四万温泉に予約をしていた。国民宿舎ゆずりは荘へチェックインする。四万の病を治すという名湯、とてもいい湯で、とてもくつろげた。


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