飯南町 特別養護老人ホーム愛寿園 ブログ

愛寿園内の活動や勉強会の様子など発信します!!
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被災地の現状から考えたこと

2011-12-05 09:35:44 | その他
震災から9ヶ月が経ちました

震災地は冬を迎えようとしています

寒さの対応はどうなのか・・・・雪への対応は・・・・

いろいろ考えることが多くあります

ある新聞の記事から注目すべき結果が見えた


 東日本大震災の被災地、宮城県南三陸町での調査で、元気だったのに震災後に「歩くのが難しくなった」と答えた高齢者が1~3割。

歩けていた要介護高齢者の2~5割も歩けなくなったり、歩きにくくなったりしていた。日常生活で動く機会が減ったためで、専門家は「被災地に共通した問題で、対策が必要だ」と注意を呼びかけている。

 原因の回答では

 「家の外ですることがない」

 「家の中ですることがない」

 「外出の機会が減った」

                の回答が多くあった。

 震災によって家庭での家事や日課、地域社会での役割やつきあい、楽しみや目的が激減したことが影響していると考えられるという。


 冬は寒さや雪でじっとしていることが増え生活不活発病のリスクが高い。

 南三陸町の佐藤仁町長は「被災者には、罪悪感のような気持ちを抱き、避難生活でぐっと老け込む人が少なくない。単に筋力を回復するだけでなく、以前のようなリズムで、生きがいをもって暮らせるようにする内面的な支援が必要だ。南三陸だけの話ではない。被災地のどこの自治体でも大事な話だと思う」と話す。


■ 震災後に歩くのが難しくなった割合 ■

要介護高齢者

非要介護高齢者


仮設住宅(町内)

41人(49%)

181人(30%)


仮設住宅(町外)

14人(41%)

80人(29%)


一般住宅(直接被災地域)

43人(30%)

164人(19%)


一般住宅(非直接被災地域)

21人(23%)

107人(14%)



理学療法士として何ができるだろうか???現状に満足していいのだろうか???被災地へのケアの重要性が浮き彫りになっていると感じました

生活不活発病への対応はどうか??サービス不足による褥そうへの対応は??また拘縮悪化や廃用性症候群への対応は??
あげればあげるほど問題が出てきます

今考えると、学生時代から治療=治すことしか学習していない・・・・

この現状を考えると、予防についてももっと学習することも大切なのではないだろうか??

見える結果だけではなく、見えない結果も大切にしていくことが大切だと思う

今僕たちが出来ること・・・・・まずはみんなで考える必要性があると感じています

月日が経ったからこそ見えてくる課題も多くあると感じます



ということでチャリティ講演を行ないたいと思います





沢山の住民や職種の方に参加いただき、話が出来るといいと思っております

僕自身も沢山の皆様と話をして情報交換できれば考えています


宜しくお願いします

PS 前日は出雲にて社協様も実施されます


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