さっぱりよく分からない。
何でそんなことを言われたんでしょう?
それは明日にでもまた聞いてみるとして、この前行った和歌山のことを少し書くことにしようっと。
昼間、某フレンチレストランに彼と食事をしに行き、ちょっとしたプレゼント(焼き菓子)を頂き、そのあと中央郵便局にこの前のベトナムに行ったときのお土産を彼の家族に送った。フランスへ送ったのだけど確か箱は120円くらいのそんなに大きくないもので中身も彼の三人の妹へのサンダルと両親は二枚の器。だいたい2000円ぐらいじゃなかったかなあ?それなのに送料はその倍以上する。
フランスから日本へはもっと安かった気がする。
そんなこんなで16時を回っていたし、彼が『今夜は大阪以外で夕食を食べたい!!』なんて言い出すからJRの路線図を見上げ、じゃあ、和歌山にラーメンでも食べに行こうか。
と電車に乗りこみ90分。
初めて降りたその町は、想像していたよりも小さく日曜だというのに人気も少なく、ヤンキーっぽいお兄さんやお姉ちゃんが地下でタムロしていた。
全く何も情報が無く行ってしまったと後悔しかけたが、まあ小さな町だし適当に歩いてみようかと、彼と駅前をぐるぐる歩き回って見たが特に気になるというようなものも無く、ラーメンを食べに来たのだし。と観光案内所に行ったがもう閉館していた。ならばと交番に行ったが無人。しかし、ちらっと見渡せばあるではないか!!
”和歌山中華そばとラーメン食べ歩きマップ”
とやらが。
さてっと、タクシーを捉まえ
「あのう、大阪からラーメンを食べに来たんですが…」
というと、またかっっ とでも言いたげな運転手が
「じゃ、分かりました」
と発車後4分も経たずに泊まり降ろされたのは、和歌山一有名な○○商店の前。
でも、テレビを一年に合計しても24時間も見ない私。
(いや、もうちょっと見てるかなあ?)
何にも知らずに恐る恐るその扉を開ければ2席だけ空いてたがほぼ満席。これは期待できそうなお店かもっと、私は一番安い500円の中華そばを、彼はそれにチャーシューが多めに入った600円の特製中華そばを注文。
とにかく初めて和歌山にラーメンを食べに来た私たちは、初めテーブルに置いてある早ずしやゆで卵の役割を理解できずにいた。
ビールもありそうにないし。お水はセルフだし。
きょろきょろ見渡し、ラー博タイムス(横浜のラーメン博物館発行のチラシのようなもの)を読んだりしながら『ふむふむ、ここは相当有名らしい。そして結構老舗だしえっつ!?いつもは長い行列が出来るのか!!』などと関心しているそこへ、お待ちかねの中華そばが到着。シンプルで出しの色も少し濁っていてとんこつ醤油の香りがプーンとした。
うん。懐かしい感じがする味だ。こってり?あっさり?いえ、その中間。
まあ500円とはロープライスだし、チャーシューがぺラッとしていてもまあそりゃあそんなもんだろう。と思えた。
部活帰りなんかに食べたい味か。
昔神戸に住んでいたとき、仕事帰りによく当時の店の連中でよく”芦屋ラーメン戦争”(二号線のずらっと並んでいるラーメン屋さんをそう呼んでいた)に行っていたことをふと思い出していた。
彼も美味しそうに平らげていた。
お勘定を済ませ、彼は自分が外国人だから失礼だとか言いにくいなどという素振りは全くかんじさせないようにしつつ、店員さんに”おすすめの美味しい他店のラーメン屋”を聞き出していた。
(私には外国に行っても出来ないが、彼の場合時々うまく”外国人であることを有効利用する。しばしば気に入られて初対面の人に何か物をもらったりしている)
そしてそこから歩くこと30分。
二軒目のラーメン屋にたどり着いた。やっとそこでビールを頂き、私はまた650円の”ラーメンを、彼は750円のにんにくラーメン。
私のは一番安いものだし、まあ何とか食べれるだろうと思った。が、
運ばれてきてそのスープにお箸を突っ込んだが、分厚い5枚のチャーシューがどすんと入っていた。(んんん、何かおかしい)
そのお店には何故か沢山の力士の写真。
太目の麺とチャーシューを食べても食べてもなくならない。
一枚は嫌がる彼のどんぶりへ。頑張って二枚は食べたけど、麺は何とか無くなったけど、もうあとの二枚は無理!!!
別にチャーシュー麺でもないししかも一番安い650円のラーメンを注文して、いくら二軒目だと言ってもこんなにボリュームが凄い店ははじめてだった。
ああどうりで、周りのお客さんはがっちりボディなわけだ。
次の日、彼は職場の仲間のフランス人たちに、このラーメンツアーの始終を語ったそうだ。