若草物語

妻と二人で愛車プリウスに乗って、あちこち出かけ、デジカメで撮った写真が中心のブログです。

港町・神戸を歩くー旧居留地と南京町

2011年12月31日 | 旅行




12月28日(水)妻と二人で神戸・三ノ宮へ遊びに行きました。

昼前に着いたので三ノ宮駅近くの「ステーキハウス神楽三ノ宮店」でステーキランチを食べ、満腹になってからのスタートです。

先ずは神戸市役所北側にある日本ではじめて作られた花時計からです。








神戸の街を一望するには神戸市役所の展望台に昇るのが一番と聞いていたので早速昇りました。

この神戸市役所の24階フロアは展望ロビーとして市民に無料開放され、神戸の街、神戸港、六甲山の360度のパノラマが一望できます。

展望ロビーでは親切なガイドさんが神戸の街を詳しく紹介してくれました。







神戸市役所を出て東町筋を南下すると右手に「日本真珠会館」が見えてきます。

日本真珠会館の一階では神戸パールミュージアムが開かれ、養殖真珠の色々な物、製品の展示がされています。

2005年7月12日には登録有形文化財に登録されました。







日本真珠会館から前町通りを西に歩くと、ほどなく右手に「旧居留地十五番館」です。

「十五番館」は、明治13年頃に建設された建物で 明治14年からはアメリカ領事館として使用された歴史を持ち、旧居留地で唯一現存する旧居留地時代の商館です。

平成元年には国の重要文化財としての指定を受けました。







「十五番館」から浪花町筋を南下すると「チャータードビル」です。

ジェイ・ヒル・モーガンの設計で、チャータード銀行神戸支店として1938年に竣工しました。

今日の神戸旧居留地海岸通を代表する近代建築の一つになっています。







海岸通に面し旧居留地5番にある、ひときわ華やかな建物が「商船三井ビル」です。

アメリカルネサンス様式のこのビルは渡辺節の設計によるもので、大正期に旧大阪商船神戸支店として竣工したものです。

彼はこのビルを設計するにあたって欧米を視察し、それにより得たものを生かして、テラコッタを外壁に、プラスターを内装に使用する等、日本初となる技術を数多く導入したそうです。








商船三井ビルと通りを隔てて建っているのが旧三井物産神戸支店として建てられた「海岸ビル」です。

国際貿易港であった神戸には早くから貿易商社の事務所が置かれていました。

海岸通りにも、かっての貿易商社跡としてこの旧三井物産や兼松商店のビルが残っています。

海岸通りに現存する建物が、かっての海運会社、商社、外資銀行のビルであった事は、この一帯が海外との交易と密接に結びついていた歴史を物語っています。








海岸ビルを右に曲がり明石町筋を北に進むと左手に「旧居留地三十八番館」です。

現在、百貨店として利用されている旧居留地三十八番館(旧ナショナルシティバンク神戸支店)は、ギリシア建築を彷彿とさせる重厚な外観としっとりとした風合いで、今では数少なくなった旧居留地の面影を残す建物として、今や貴重な存在といえます。







旧居留地の重厚な建築群の西方に「南京町」があります。

横浜中華街、長崎新地中華街とともに日本三大チャイナタウンの一つに数えられる「南京町」。

中華食材、雑貨、料理など多彩な店舗が軒を連ねる人気の観光エリアです。








南京町を通り抜け、パークロードから元町商店街に入り、ドトールでコーヒータイム。

妻はユーハイム本店でバームクーヘンを買い、二人でこれから北野の異人館街へ向かいます。



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