若草物語

妻と二人で愛車プリウスに乗って、あちこち出かけ、デジカメで撮った写真が中心のブログです。

目黒区駒場その2-東京大学など

2009年11月29日 | 電車でおでかけ





11月15日(日)妻と二人で旧前田侯爵邸を散策したあと、隣にある東京大学駒場リサーチキャンパスを歩きました。

教養学部のあるキャンパスを駒場Ⅰキャンパスと呼ぶのに対して、ここは駒場Ⅱキャンパスと呼ばれています。

この写真は時計台のある13号館です。

この13号館は昭和4年に建てられたもので、旧東京帝国大学航空研究所本館でした。









1号館と呼ばれているもので、「旧東京帝国大学航空研究所風洞部研究室」であったそうです。








「試作工場」と呼ばれているもので、旧東京帝国大学航空研究所中央工場第1号館というのが正式な名称だそうです。









駒場Ⅱキャンパスを出て京王井の頭線の踏切を渡ると「駒場野公園」です。

東京教育大学(現筑波大学)の農学部が筑波に移転した後 公園として整備され、昭和61年に開園しました。

写真は「ケルネル田圃」という水田址です。

教育大農学部の前身 駒場農学校に赴任したドイツ人教師オスカー・ケルネルは、わが国で初めて化学肥料の使用を試み、実習田で土壌や肥料の改良に取り組んだそうです。

日本初の実験水田ということで「ケルネル田圃」と名づけ維持保存されています。








駒場野公園にはバーベキューなどができる炉が5カ所あり、今日もたくさんの人がバーベキューを楽しんでいました。








駒場野公園を出て、もと来た踏み切りを渡り、京王井の頭線「駒場東大前駅」に行くと、東京大学教養学部のある駒場Ⅰキャンパスの有名な時計台が見えてきました。

こんな閑静な住宅地に広大なキャンパスがある東大は、やはりすごい大学ですね。









東大駒場Ⅰキャンパス内にある駒場博物館です。

この建物は、教養学部の前身である旧制第一高等学校の図書館として建てられた由緒あるものです。

1階が美術博物館の展示室、2階が自然科学博物館の展示室となっています。









東大のシンボルとも言える「銀杏並木」です。

本郷の銀杏並木も有名ですが、それに勝るとも劣らないものです。

毎年11月下旬に行われる駒場祭の頃には、黄葉が見事なんでしょうね。








東大の偉大さに圧倒されて駒場キャンパスを後にしました。

地図を見ると井の頭線で二駅目が「下北沢」でしたので、「じゃあついでに行こうか」ということで、線路沿いの細い道を歩いて行きました。

「世田谷区代沢」などという住居表示を見て「あぁ代沢って福田赳夫元首相の私邸があった所だなあ」などと話しながら歩いていると、ほどなく「下北沢南口商店街」に着きました。








こんなことを言うと下北沢の人に怒られるかもしれないのですが、かの有名な「下北沢」って・・・単なる商店街なんですね。(笑)

でも昼食に入った「さんるーむ」っていうお店は「安全・安心・健康」なお店で、安くって、とても美味しかったですよ。

こういう「知る人ぞ知る」の良いお店がたくさん集まっている街が「下北沢」なんでしょうね。




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目黒区駒場その1ー旧前田侯爵家駒場本邸

2009年11月21日 | 電車でおでかけ




11月15日(日)妻と二人で目黒区の駒場付近を散策してきました。

湘南新宿ラインで新宿まで行き、そこから京王線に乗り換えて笹塚駅で降りて南下します。

井の頭通りを渡り小田急線の東北沢駅の踏切を越えると間もなく駒場公園に到着です。








駒場公園は加賀百万石の第16代当主だった旧前田家の前田利為(としなり)侯爵駒場邸跡です。

駒場農学校(後の東京帝国大学農学部)が本郷に移転した跡地を、第一高等学校(現在の東京大学教養学部)、東京農業教育専門学校(後の東京教育大学農学部)とともに分割使用したものだそうです。








昭和4年に欧州建築の粋を集めて建築されたこの洋館は、当時東洋一の邸宅と称せられたそうです。

駒場の田園の野趣にあわせた英国のチューダー様式を取り入れ、外壁には、当時流行したスクラッチタイルを貼り、落ち着いた雰囲気を漂わせています。








内部は王朝風に装飾が施され、各室はイタリア産大理石によるマントルピースや角柱、壁にはフランス産絹織物や壁紙を貼り、イギリス家具を配したヨーロッパ調です。

この部屋は2階にある利為候の書斎です。









前田利為候と菊子夫人の寝室です。

壁紙は他の部屋とは異なり、縦縞を基調とした落ち着いた雰囲気のものとなっています。









南側から見た洋館です。

洋館の南側は芝生が施され、公園として開放されています。









洋館を北側から見たところです。

自然の巨木と相まって見事な豪邸です。









書院造りの前田侯爵邸和館は昭和5年に完成したそうです。

前田侯爵がロンドン駐在武官であったことから、和館は外人客接待用に建てられたとも言われています。









玄関から二の間、一の間(表座敷)と続き、重厚な床の間、違い棚、付け書院があります。

欄間の透かし彫りは美しく、全体の雰囲気が清楚で高い気品を感じます。

一の間の広縁から眺める庭園は、滝・池・樹林・名石の配置が良く、駒場野の自然林を背景に美しい名園の面影をとどめています。




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雨の土曜日

2009年11月14日 | 我が庭





ピラカンサの実がこんなに付きましたが、まだ小鳥たちは手をつけません。

山にまだたくさんの美味しい実がなっているのでしょう。









妻も仕事が休みなので、二人で東京まで出かける予定でしたが、あいにくの雨なので

延期です。









1週間に一度、室内の観葉植物を庭に出してやり、水を与えます。

ポトスは伸びた部分を時々切り取り、水に挿しておくと、どんどん殖えていきます。









ベンジャミンはもう20年以上我が家の室内を飾ってくれています。

2年ほど前からはパキラがリビングの主役になりました。









ソテツは厳寒のとき以外は室外でも大丈夫です。









故郷・和歌山を忘れないようにミカンの木も植えています。








山茶花が例年より早く咲き始めました。

雨に濡れた花と葉がとても綺麗です。









シャラの紅葉は終わり、落ち葉が庭に舞い落ちています。

もうすぐ冬ですよね。

そろそろ鍋が恋しい季節です。




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神宮外苑・明治神宮・代々木公園・渋谷を歩く

2009年11月03日 | 電車でおでかけ





11月3日文化の日、早々と寒風が吹く中、妻と二人で神宮外苑方面に出かけました。

湘南新宿ラインで新宿まで行き、総武線に乗り換えて信濃町駅下車。

神宮外苑のシンボルとも言える「聖徳記念絵画館」からのスタートです。









歩いてすぐに国立競技場です。

今日はサッカー・Jリーグのヤマザキナビスコカップ決勝が行われる日だそうで、11時前にはもうご覧のような人出でした。

FC東京が川崎を2―0で破り、5年ぶり2度目の優勝を飾ったそうです。









千駄ヶ谷駅を通り、新宿・代々木方面を歩いて山手線のガード下をくぐると、明治神宮の北参道に到着。

10分ほど歩くと明治神宮の本殿に着きました。









今日は明治天皇が1852年11月3日にご生誕になられたということで、宮中から勅使が参向し、例祭が厳かに行われました。








休憩がてらコーヒーでも飲みたいね・・・と話しながら本殿から原宿方面に向かって歩いていると、南参道入口に「杜のテラス」というコーヒーショップがあったのでここで休憩。







代々木第一体育館では「太極拳全国交流大会」が行われていたらしく、老若男女の舞踊が見られました。

女性が圧倒的に多かったようです。それも高齢の女性が・・・







代々木公園原宿門から公園内を歩くと寒風もおさまり穏やかな秋晴れ。

バラ園や噴水のある池など気分爽快でした。







代々木公園渋谷門を出ると、もう渋谷のNHK放送センターです。

今日は視聴者感謝デーということでスタジオパークの見学は無料でした。








スタジオパーク内は子供連れのファミリーで熱気に溢れていました。







私事で恐縮ですが渋谷の街は30数年前の私と妻のデートコースでした。

NHK放送センターのすぐ近くに「時間割」という喫茶店があり、デビュー間もない山口百恵さんなども、この喫茶店界隈で見かけたものでした。

実を言えば、今日の散策の目的は昔懐かしこれらの店を訪ねることでした。

しかし残念ながら朝陽の当たる素敵な「時間割」はもうどこにもありませんでした。

「こけし」という美味しいお好み焼き店も残っていませんでした。

道玄坂通りを渋谷駅方面に下り、マクドナルドの横の細い路地を進むと、スパゲッティの店「壁の穴」が残っていて、ようやく救われたような気持ちになりました。







道玄坂通りに戻り、駅方面に下ると最近出来たばかりのヤマダ電機の隣に、懐かしい「元祖くじら屋」が頑張っていました。

迷うことなく昼食はここで食べました。

改装されていて昔のイメージとはずいぶん違う気がしましたが、若者の街・渋谷にしては私たちと同じ年代の夫婦連れが多かったように思います。







豚足で有名だった「(みんみん)」という中華料理店、どじょう料理の「駒方どぜう」なども、もう一度訪ねてみたかったのですが、今日はもう時間もないので「忠犬ハチ公」を見て帰路に着きました。





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