11月15日(日)妻と二人で旧前田侯爵邸を散策したあと、隣にある東京大学駒場リサーチキャンパスを歩きました。
教養学部のあるキャンパスを駒場Ⅰキャンパスと呼ぶのに対して、ここは駒場Ⅱキャンパスと呼ばれています。
この写真は時計台のある13号館です。
この13号館は昭和4年に建てられたもので、旧東京帝国大学航空研究所本館でした。
1号館と呼ばれているもので、「旧東京帝国大学航空研究所風洞部研究室」であったそうです。
「試作工場」と呼ばれているもので、旧東京帝国大学航空研究所中央工場第1号館というのが正式な名称だそうです。
駒場Ⅱキャンパスを出て京王井の頭線の踏切を渡ると「駒場野公園」です。
東京教育大学(現筑波大学)の農学部が筑波に移転した後 公園として整備され、昭和61年に開園しました。
写真は「ケルネル田圃」という水田址です。
教育大農学部の前身 駒場農学校に赴任したドイツ人教師オスカー・ケルネルは、わが国で初めて化学肥料の使用を試み、実習田で土壌や肥料の改良に取り組んだそうです。
日本初の実験水田ということで「ケルネル田圃」と名づけ維持保存されています。
駒場野公園にはバーベキューなどができる炉が5カ所あり、今日もたくさんの人がバーベキューを楽しんでいました。
駒場野公園を出て、もと来た踏み切りを渡り、京王井の頭線「駒場東大前駅」に行くと、東京大学教養学部のある駒場Ⅰキャンパスの有名な時計台が見えてきました。
こんな閑静な住宅地に広大なキャンパスがある東大は、やはりすごい大学ですね。
東大駒場Ⅰキャンパス内にある駒場博物館です。
この建物は、教養学部の前身である旧制第一高等学校の図書館として建てられた由緒あるものです。
1階が美術博物館の展示室、2階が自然科学博物館の展示室となっています。
東大のシンボルとも言える「銀杏並木」です。
本郷の銀杏並木も有名ですが、それに勝るとも劣らないものです。
毎年11月下旬に行われる駒場祭の頃には、黄葉が見事なんでしょうね。
東大の偉大さに圧倒されて駒場キャンパスを後にしました。
地図を見ると井の頭線で二駅目が「下北沢」でしたので、「じゃあついでに行こうか」ということで、線路沿いの細い道を歩いて行きました。
「世田谷区代沢」などという住居表示を見て「あぁ代沢って福田赳夫元首相の私邸があった所だなあ」などと話しながら歩いていると、ほどなく「下北沢南口商店街」に着きました。
こんなことを言うと下北沢の人に怒られるかもしれないのですが、かの有名な「下北沢」って・・・単なる商店街なんですね。(笑)
でも昼食に入った「さんるーむ」っていうお店は「安全・安心・健康」なお店で、安くって、とても美味しかったですよ。
こういう「知る人ぞ知る」の良いお店がたくさん集まっている街が「下北沢」なんでしょうね。
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