お祭り 歴史探索の旅   ~尾陽雑記抄~

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名古屋祭り3 戦前にもあった?「オレ竜」との因縁も?

2004年10月10日 12時07分35秒 | 名古屋祭り
こんにちは、アキです。「名古屋祭り」は戦後、商工会によってつくられたもの
と思われがちですが、

「違~う!!」
と大きな声で言いたいです。実は戦前にもありました。更に言うと江戸時代からありました。

 江戸時代、徳川家康がお亡くなりになった後、尾張徳川家も「東照宮」をつくりました。
この東照宮のお祭りこそ、「名古屋祭り」と呼ばれていました。
だから、「名古屋祭り」は歴史が古いんです。

(東照宮は日光だけでは無いんだよね… 
私もはじめは名古屋に東照宮があるとは知らなかったけれど…)

 「名古屋祭り」の最初には「山車揃え」がありますよね?
知らない方のほうが多いと思いますが
一応、私も参加する予定ですので、宣伝させてください…


「山車揃え」、江戸時代から続く「名古屋祭り」の、文化です。

東照宮祭(旧名古屋祭り)には、警固(仮装行列)も付きました。

 明治維新以後は、旧尾張藩士が鎧をまとって、行列に参加したとも云われています。

 これが、今の「三英傑」パレードの原型かもしれません。


 また、過去「伊藤呉服店」(松坂屋の前身)が祭礼に関わった事もありました。
この前例が、今の「4Mデパート」のパレードへの参加につながっているかもしれません。


新旧「名古屋祭り」の見所は、郷土英傑行列だけではなく、山車にもあるんです。


さてさて、東照宮祭(旧名古屋祭り)に参加していた山車は皆、戦災で失ってしまいました。

 しかし、名古屋市中区桑名町所有の「湯取神子車」は、江戸時代、山車全てを新調
したために中古車(古車)を譲りました。現代、名古屋市東区筒井町に現存しています。

 この山車は、現在の「名古屋祭り」にも参加します。
是非とも「お殿様」になった気分で、見てやってくださいね。


(余談にはなりますが、「湯取神子車」は今年の筒井天王祭の夜祭には、
旧桑名町から伝わった「雲龍の水引」「三色の大幕」で曳きまわしました。
祭礼最終日、「雲龍の水引」で出発したら雨にたたられました。
「雲龍の水引」は雨を呼ぶ、との伝説があったようですが、
伝説は本当だった!!)


 あの… 私も何処かの山車の囃子方として、参加しますんで… よろしく…

 (私はエキストラですけれどもね…)


 追 伸
(もう1つ、河水車が竜神にちなんだ、あるイベントを行ったんですが、
見事に雨が降ってきた!!こちらも もう1つの伝説です。
この山車も名古屋祭りに出ます)


 この頃から、龍に因縁があったのでしょうね。「オレ龍」とね。


 ただ、「湯取神子車」が伝説の雲龍の水引を出すとは、限りません!!雨を降らすしね…
「河水車」も竜神を出すとは限りません!!(というより、出さないでしょう…)

名古屋祭りも、龍に因縁のある山車が参加しますよ、と言う事です。

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