山猿日誌

~春夏秋冬~クライミング・山スキー・登山の記録集。

別山へ~カラスノ谷から太平壁~

2016-10-11 | 

太平壁
10月10日(晴れ時々曇り)
別山(2399m)
メンバー:単独
ルート:石徹白登山口~神鳩避難小屋~別山谷~カラスノ谷~太平壁~別山~石徹白登山口

 計画していた山行はまたもや悪天候で中止。
それならばと、先日別山へ行った際に、めちゃめちゃ登りたくなった太平壁を登りに行くことにした。
とは言っても工程が非常長い今回のルート、日帰りだとかなりしんどそうだ。ヘッデン下山覚悟で臨んだ今回。
ルートファイも上手いこといきなんとか明るいうちに下山することができた。
しかし、久しぶりに体中痛くなりました。

 前夜登山口に入る。

3:40出発。

4:50避難小屋着。この時期の日の出は6時頃なので辺りはまだまだ暗い。しばらく小屋で休憩しながら明るくなるのを待つ。
まだまだ暗いが、そのうち明るくなるだろうと出発。小屋から少し登ったところから藪掻き分け沢を下る。途中二回の懸垂。二回目の懸垂の後脆い壁トラバースが滝つぼに落ちそうで怖かった~。


この滝を懸垂後のトラバースは緊張した。

7:15別山谷に出る。流れは穏やか。川に反射した日差しがまぶしい。そこからカラスノ谷までぼちぼち歩く。


やっと別山谷到着。

カラスノ谷では、一回だけ泳ぐ(この時期の泳ぎは体の芯まで冷えて勘弁してほしい。)
持った岩が浮石で一緒に水の中へ落ちた際に大事な部分を強打してしばらくうずくまる。
大きな高捲き3回。最後の滝10mは流れの右横を直登、ハーケン1とスリング1回収できず残置してしまい更にカラビナ一個落としてしまった。(もし、行く方がいたら回収してほしい)大小さまざまな滝が続き登るのは困難なものばかりだが迫力がありなかなか楽しめる谷である。





太平壁までまだまだ。


近づいてきたー。

太平壁は、傾斜が緩く脆い壁登り、後半は草付きと脆い壁のミックスで草付きが滑って後半のほうがいやらしい登りだった。
壁登ってほぼ頂上へと出ることができた。頂上に居る登山者からはどこから登ってきたん?といった表情で見られる。



12:20頂上着。
頂上でとっておいたおにぎり食べてエネルギー補給、そして靴履き替えて下山。
三ノ峰と一ノ峰、銚子ヶ峰の登り返しがしんどかった~。




銚子ヶ峰付近が少し紅葉。

15:45登山口着。





最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (miya)
2016-10-12 17:38:04
三の峰に登るといつも見える大岩壁。
あそこを登ってみたいなあ(思うだけ)
あそこを登ったら初登者だろうな~と思って見ていました。
すごいです!それも日帰りだなんて、快挙です。
ビックリポンです。
返信する
快挙じゃないですよ。 (shibata)
2016-10-12 18:28:17
>miyaさん
 太平壁は、一般の方にはあまり知られていませんが、結構登られているんですよ。そして、それほど難しくないのでmiyaさんでも十分登れます。ただ取りつきまでが大変ですけど。
返信する
すごい! ()
2016-10-13 16:52:10
相変わらずやりますね~。登攀力、精神力、体力、行動力、判断力・・・登山に必要な要素の全てを最上級に備えているからこそ出来るのでしょう。この程度では未だ未だ余裕の山行と思いますが、これからも快挙を楽しみにしています。(小生にとっては別世界のことなので聞くだけですが・・・)
返信する
残置 (まつだ)
2016-10-13 18:53:50
それでは私が回収してきます!ウソです(笑)
目標にしたいのですが凄すぎていつまで経っても背中が見えてきません。
返信する
先駆者あってこそ (shibata)
2016-10-14 07:59:14
>Uさん
 ありがとうございます。
しかし、これも先駆者あってこそ行けただけにすぎません。
今後は、自分で自分なりの面白い山行やルートを考えて楽しんで生きたいものです。
返信する
残置回収よろしくです。 (shibata)
2016-10-14 08:04:15
>まつださん
 残置ハーケンと落としhたカラビナ回収お願いしますよ。
一割のお礼はさせていただきます(笑)
目標だなんて、いや~ありがとうございます。
返信する

コメントを投稿