作品展初日。

2005-11-23 | wreath
連夜の深夜作業がたたって、今日は足がへろへろ。
初日はいつも疲れのピークから始まる。

祝日だからみんな行楽よね、と思っていたらなんのなんの。
午後からノンストップ。
多数の御来場ありがとうございました!

好評なのは、昨日の画像の今年のadebanaリースと、アジサイリース。
今年の、二年前のと、プリザーブ加工されたのと、それぞれの色彩色々アジサイのみ。
これからも時間の経過と共に、変わりゆく色を楽しんでほしい。
人には手の届かない自然界の色を見ると、泣けてくるんだなあ。
是非実物を観てほしい!

こういう展示会は、一度にみんなに会えるから、百倍楽しい。
切り傷や、アクの汚れや、睡眠不足や服の毛玉なんて気になりません。
まだまだ先は長い。イベントも続く。
誘惑を断って今日は寝る。とにかく寝るのだ!

リ-ス生産工場。

2005-11-22 | wreath
明日からリースを抱えて集合展へ参加。

日頃からベルギー!ベルギー!とうるさい自分ですが、
フラワーデザインとは何ぞや?との洗礼を受けたのは、かの国で。
初めて行った時がクリスマス前でしたんで、必然的にリースとは何ぞや?だったもので。

卵から孵ったヒナだったんですけど、その時の刷り込みっていうのでしょうか、
初期衝動というのでしょうか、今も花に触ることがやめられない。

リースを作ることに関しては趣味でなくプロ、いやそれ以上の域に達していた母親の影響もあり
数だけは作ってきた。販売前提だったり、ひねくれの主張用だったり、
花材、資材に凝ったり、結構肩に力はいったモノを作ってきたなあと思う。

「adebana」を始めてから、好きなことができる!と更にマニアックにやるんでしょうと
よく人に言われますけど、逆。
心境の変化と言えばそうなんですけど、どんどんシンプルになってくる。
昨年からテーマは「Ever Green」。常緑樹の意味です。
多分ずっとこれで行くと思う。
冬が長いヨーロッパでは、常緑の枝をリースに飾り、春を待つ思いをこめる。
そしてリースの円が意味するもの。
指輪とかと一緒で、それはずばり「永遠」なんですけどね。
巡る四季に、すべての出来事に周囲に感謝。..ちょっと神妙。

てな訳で明日からの作品展。前回とは様子が一変。地味ですんません。
でも足を止めて見る為の、大人のためのギフトがいっぱいですよん。

美しいもの、ばかりな訳でなく。

2005-11-18 | ordinary days
今週はなかなか火の粉をかぶることが多かった。

どうもペースを崩されることが多く、げんなり気味だったのですが、
昨夜のフジコプレゼンツ・ボージョレヌーボーの集いですっかり御機嫌。
やはり美味しいものは人を平和にす。
15L樽は18人のお腹にしっかり収まりました。
洋ナシくん、また来年ね。

大量消費の翌日は質素倹約と決めていますが、
そうしなくても時間に追われバタバタした今日。
予約していたバラが「咲いてません~」という泣きたくなった朝から、
ケイトウの色の宇宙に何度も手がとまったついさっきまでノンストップ。
しばし休んで、頒布会の「おたより」書きです。
今日はアネモネ解禁。たっぷり春の花を束ねる。
そうですね、画像をいつも撮り忘れます。

100M道路のライトアップの色彩感覚の謎..........何故だ。誰だ。
HFMにてハシケン、ゲスト。新曲演奏。ラッキー!


体内季節時計。

2005-11-16 | flowers
画像はファブリック。ではなくアイビーやギンドロのシルエット。
午前中ほんのわずかな時間、楽しめます。晴れた日のとっておき。

ついに昨日チューリップを束ねてしまった。
あまりに早いので、躊躇していたんだけど、春を待つような
未来に続くような意味を込めたお誕生日祝いのご注文だったので、
一足お先に春をってことで柔らかい色のピンクダイアモンド。

あのー、出荷が年々早くなってきてません?
少し前まで、秋と言えば輸入のみみっちい(失礼)チューリップだったのが、今や国産。
農家さん、頑張ってるねーと見遣る横にはアネモネ、ヒマワリ、マム、モミ枝。
ふっふっふ。四季がありますぜ。

「それってどーなん!?」「お客のニーズがあるからでしょ。」「...。」
お客様は店頭にあれば買うわけで、花屋が揃えるからだと思うんですけどね。
季節先取りの撮影で、苦労していたのはおセンチな思い出話だね。

あーアトリエ内、あふれかえる針葉樹の香りで鼻がイタイ。
いろんなこんなで、芯がずれとります。


作品展『otonaたちの聖夜』

2005-11-14 | flowers
作品展のお知らせです。

今回はクリスマスをテーマにした集合展です。
私はクリスマスリースを出展します。

この時期になると無意識に「今年は?」と考えてしまいます。
血が騒ぐ、というか。
さぞかし、マニアックなリースでは?とお思いでしょうが、
最近は原点回帰著しく、素材は針葉樹をメインにとてもスタンダード。
テーマはもちろん`EVER GREEN`。
シンプルですが、adebana流の組み立てをどうぞ、お楽しみに!




-----------------------------------------------------------------------
『otonaたちの聖夜』   


11/23(祝)~12/4(日) AM11:00~PM7:00 最終日はPM5:00まで。

「ステージα」
広島市中区舟入南2-1-8-2F  tel&fax 082-233-2634
(駐車場はございません。近隣の有料Pを御利用下さい。)




針葉樹の香り。

2005-11-14 | ordinary days
福岡の星野村から「ニオイヒバ」が出荷されていた。
昨日ちょうど、星野村で買って来たブルーベリージャムを開封したとこなので、
迷わず購入。そうかそうか、あの山から来たんだねと、ついつい贔屓めに。

明日午後にはオレゴン産のモミ枝なんかも到着予定。
オレゴン。森の中に住宅地があった。
そうかそうか、あの山から来たんだねと先日これもつい。

いよいよ、今年も茂ってきた。資材も出揃った。狭い。
出先から帰ってくると、うおっ!てなくらいに充満、いえ漂う芳しい香り。
こういう時は、積極的に「みんな観に来てー!」と言いたくなる。
いやほんとに。

秋、終わったよ。

2005-11-11 | flowers
早い?

ひと仕事の前には「勝負ケーキ」を食す。ジンクスのようなもんですな。
本日午後も逸る心を抑え『マロニエ』に走った。
モンブランモンブラン~と回転木馬しつつ。

...え?売り切れすか?
「すみません..今年は栗が早くに終わってしまって..」
いつも煩悩丸出しでオトナ気ないんですが、顔面は歪み、心中絶叫。

嫌いな柿は大豊作。(行く先々で頂いたのに皆さん本当にごめんなさい。)
仕入れている特級の栗は昨年の台風の後遺症もあって、不作だったそうな。
あらららららー
勿体ぶらずにもっと食べておけばよかったあ。
今日のテンションがああっ~
また来年秋まで我慢..できるんかいな...。


しかしあっけなくリセット。
新作のケーキ、絶品!説明無理!
生クリームたっぷりのメロンのショートケーキもここ以外食べないっ
無駄が一切ない空気が心地よい店内と、接客と職人魂。
こちらも背筋が伸びるのです。
はい。
今日も気合い入りました!




ギンドロの木。

2005-11-10 | ordinary days
adebanaのシンボルツリー「ギンドロ」(White Poplar)。
数年前に北海道の叔母が送って来た時は20センチくらいだったかな。
今では大きく大きく、飼い主を困らせる位に。
もう植え替えれるサイズの鉢はないぞ。

表はつややかなグリーン、しかし裏は真っ白!上質のスエードのようなしっとりとした風合い。
植物の造形の妙は、どれも文句の付けようがないけれど、
これは私にとって特別。
とかくわかりにくいと悪名高いここの立地ですが、目印はこれですんで。
あ、もうすぐ、落葉しますな..。

昨夜は「なわない」にて、月末のイベントの打ち合わせを兼ねてのビジネス飲み。
な、訳はなく。
カッコイイ人と飲むと、自分もカッコよくなれる気分になるからお気楽なもんで。
うーん。
外界の流れは早いぞ。


4380000字。

2005-11-08 | heaven
祖母は毎日短歌を詠み、日記をつけ、手紙を書いていた。
仮に、少なくとも毎日300字を40年間
書き続けていたとすると4380000字。

ペン先の寿命の目安は6000000字らしい。
形見に欲しいと貰って来た万年筆2本。
推定40歳の旧い方は大事に毎日使わないと。

毎日必ず使うと言えば日記しか無い。今、3年目。
気が付いたら、同じことをしてるんだよなあ。


とっかかりは軽く。

2005-11-07 | ordinary days
作品展や企画モノのためのクリスマスリースのアイデアが浮かんでは消え、
組み立てては崩し(頭の中で)、落書きデッサンを描いてはゴミ箱へ。


で、思いついたのが、具体的に贈る相手を想定すればいいじゃん、あったまいいーっ
ということで勝手にそうさせて頂くことにします。

ボクのワタシの名前がついてるから、といって買わなくていいけんね。
買って頂けたらそりゃあ、ありがたいけど押し売りはいけませんから。
本人達に怒られん程度にイメージ膨らませて。

早速誰から始めよう?
アクがあるひとばっかだからねえ。これがまた。
まずは今ちょうど電話してきたサボテン王子にチクチクしたやつですなー。
うしし。

菊強化週間2

2005-11-05 | flowers
今日は早朝から頒布会と、配達で走りっぱなし。
毎日がこうだとありがたいのですが、まあそれは地道に努力をということで。

頒布会は今日の反応が一番強かったかな。
「菊のブーケ?へーっ」と、皆さんに面白がって頂いた。
我々には作り慣れたものでも、やはり、貰う機会はなかなかないですよね。

頒布会、一回の設定価格は¥2100。
この価格は、あくまでも個人の楽しみの範囲で、という設定。
日常の中で、が大事なんで。
それから、¥2000の花は、花屋にとっても腕を試される。

最後の葉一枚が枯れ果てる日数が二週間くらいかなということで、隔週配達です。
そこまでも楽しんで頂けるものを作らないといけないのですがね。

儲けとかは当然ほとんどない。しかし趣味でもない。
花屋に何ができるだろう、と延々ル-プし続けるだけの私の頭を柔らかくするトレーニングかな。
モニタ-調査、実験、まあいろいろです。
私のワガママにおつき合い頂いてます皆様。
次回もきっと喜んで頂けるますよう、油断なく日々を.....zzz





菊強化週間。

2005-11-04 | flowers
クリスマスのモミ枝の発注も今年は間に合ったし。
何を見ても何かを連想させる、もの想いな今日この頃です。

今日は菊(今風にはマムですな)とやたら目が合ったので、多めに買ってしまった。
そういや以前、東京・Sフローリストの社長が「うちは菊なんて売りません。ただし秋は別。」
なんて言ってたけど、今みたいにピンポンとかのカワイイ系が登場する前のこと。

秋はバラといいキクといい、見れば見る程深い色。DNAのおかげでしょう。
見てると時間が止まりますって。
そういえばね、「オノヨーコ」というグリーンのスプレイ菊がある。
何かストーリーがありそうな無さそうな。

さてさて、水も揚がったでしょうから仕事じゃ仕事。

着きました!

2005-11-03 | friends
某社交場で出会った或る方。
顔も本名も知らず、気取りの一切ない写真と文章に魅かれました。

写真から推し量るに、熟練の花職人とみた。
これは相当の大物、気易くは..........と思っていたら同じ年齢!もち同性。
逆に自分の力量不足を恥じました。
そして日本は広い。私もそう思いましたよ。

今日、そのお方からギフトを頂いた。
この枝、いい曲線じゃないですか!
お題、確かに預かりました。
月末のイベントのディスプレイに何を集めようか、迷っていたんで大当たり。
これはきっとあの空間にピッタリ!!

時節がら、素材と格闘する11月。いいスタートを切りました。


幸せをくれる人

2005-11-02 | music
あれやこれらの日々を締めるべく、
勢いで週末の「琉球フェスティバル2005in Zepp fukuoka」に参戦。

なんて言いつつ、目的は勿論「新良幸人with サンデー」。
幸人さんの声が聴きたくて聴きたくて、聴かせたくて。
客として、席に座って呑みながら聴くなんてのも初めてで、
もーそれだけでも感無量だったのに、
三線の最初の一音が響き渡った瞬間...もう、つれていかれました。
やっぱり大好きだよお。

他豪華アーティスト陣はひとまず。
一度はライブで観なければ!と思っていた登川誠仁氏。
圧巻、としか言い様がない。
天然記念物。機会があれば、逃しちゃダメです。

んが。
気になったのが一部の客。
盛り上がる気持もわかるけど、見境なく~は如何なもんかい。
宴会じゃないんやけん。落ち着けよって。
琉フェスってああいうもん、とは絶対に思いたくないぞ。

明けて次の夜はcafeネコバコ「ネコロックフェス千秋楽・二階堂和美」。
最初しか聴けなかったのが、本当に悔やまれます..

贅沢過ぎる連夜のフェスでした。
今日も余韻にひたりつつ、
配達車ではボリューム上げて、幸人ワールド。
あー「次回」早く来ーい。


フェイク

2005-11-01 | flowers
造花。
最近のはキレイ。

造花も嫌いじゃないというか、使うことに抵抗がない。
生きた花にないキッチュな感じや迫力が、
時に本物以上に本物らしく伝えてくれることがあるんで。

ディスプレイで、商品の質感に勝てないときは、迷うことなく造花を使う。
これを作る人は、この花に惚れたな..と思うくらい
花粉や花びらの巻き等の細部が再現されてたりする。
これもアートと呼んでいいと思うんだけどなあ。

すっごい田舎のスーパーの店頭に、プラスティックな造花を見つけた時も
ちょっとドキドキする。
安っぽいけど、その大胆さが好き。
ここでは売りませんけどね。