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たった8ccだった、4フォア。(番外編vol.615)

2014年09月10日 10時38分11秒 | Weblog
1974年に登場した初代ホンダ「CB400FOUR」は、

先にあった「CB350FOUR」の後継モデルで、

当時、圧倒的な人気を獲得したバイクです。

集合管を搭載した初のバイクで、現在では名車として見られていますよね。

1969年に登場した「CB750FOUR(K0)」から始まったCBシリーズは、

本来、「CB350FOUR」で完結していたのですが、

あまりにパワー不足だったため、世間のニーズを応えるために、

追加されるカタチで登場しました。

しかし、「CB400FOUR」の初期モデルに搭載されてたエンジンは、

空冷式4スト4気筒SOHC2バルブで排気量が408cc。

1975年から始まった免許制度の改訂により、

401cc以上は大型バイクとされたため、

大型バイクとなった「CB400FOUR」は改善を求められることになります。

結果、ボアダウンすることで398ccに変更され、

1976年より「CB400FOUR-1」として再登場することとなります。

これは当時のホンダにとっては悲しい事態で、

そもそもパワー不足を補うために「CB350FOUR」から変更したバイクだったのに、

また、パワーダウンを余儀なくされたことになったからなんですよね。

たったの8ccですが、大きな8ccだったようです。

ちなみに、408ccの「CB400FOUR」と398ccの「CB400FOUR-1」の違いは、

タンデムステップの取り付け位置と、サイドカバーの色で判別することが出来ます。

タンク同色が、408ccの「CB400FOUR」、

サイドカバーがブラックになってるのが、398ccの「CB400FOUR-1」です。

法律制度の改訂はオートバイを大きく変化させてきましたが、

当時もそうゆうことがあったんですよね。(笑)