静岡県の遠州掛川らーめん好きずら?

主に遠州・掛川で食べ歩いてるらーめんの紹介です。

電撃羅愛麺 青空きっど零(ZERO)25

2010年12月31日 | 浜松

続いて、飛びました。

 

いや、車ですので走りました。

浜松です。

ちょこっと寄り道をしてから、目的地へ。

途中、雪が舞う最高のシチュエーション

ロマンチックです

 

お店に着くと、すでに行列ができています。

いやあ、このお店の年越しラーメンも恒例になりましたからねえ。

「青空きっど」です。

まずは、メニューを見せてくれその後に注文を聞かれます。

丁寧に一つずつ書くこのスタイルも良いですね。

心がこもっている感じがします。

 

今年の年越しラーメンは「年越し潮そば~クレイジーソルト仕立て~」だそうです。

これは楽しみだなあ。

以前は一つずつまったく違う味のラーメンを三種類くらい提供していたので、ここで二杯食うのが恒例でしたが、最近は同じスープで味が違うというパターンでした。

しかし2010年はランクアップ方式

足せば足すほど値段が上がるスタイルですね。

何がすごいって、替玉もまた麺が違うようで。

 

注文を心に決め待ちます。

中に入るとお久しぶりの美人奥さんが注文を聞きにきてくれました。

何気に「デザートのプリンは以前のものと同じですよね。」と聞くと「違います。」との言葉が

思わずそれも追加してしまうのでした

 

しばらく待って、席に座ります。

調理場では店主と助手の方が。

この二人なら慣れたものというか動きが早いですね

ホールは奥さんという鉄板スタイルですが、わずか3人。

そこへ、お客さんはどんどん増えてきて途切れる様子がありません

大変だなあ。

 

 

香りがいつもと違う店内。

まさに「大晦日」だなあと感じる瞬間です。

今年はふられたり、混みすぎていたりで、あまりこのお店に来ることができなかったなあ、と反省

さて、来たようですね。

年越し潮そばの松850円にトッピング究極の潮煮玉子100円です。

いやあ、豪華ですねえ。

 

この松は梅に+して、さらに+しています。

具が増えていますねえ。それでも値段は200円増しというのが嬉しいところ

具が、特製鶏団子、潮豚(クレイジーソルト漬け)、潮シナチク、みつ葉、焦がしオニオン、手作り干物ふりかけ。

ここまでが「梅」の具で、そこに具をそれぞれ増し、桜海老素干しカップのせ。

ここまでが「竹」の具でさらにアオサ、とろろ昆布を足したのが「松」になります。

すごい具の種類と取り合わせですねえ

 

まずはスープから。

「あ~、こりゃ美味しいわ

すごい旨みですね。

複合的な旨みというか、豚が強いですがそれだけでなく、鶏なども入っているようでさらに奥深い味わいがあります。

「潮」でありながら、独特な濁りがあり、後で話をしましたが、自分的には「カニ」をダシに使っている気がします

 

 

ぱっと見て、「あ、カップがあるから出さないと。」と思いました。

しかし、待てよ、この色は‥。

 

桜海老の素干とごまが入ったこの器。

なんと、海苔ではないですか

お弁当業界(そんな言葉あるのか)のことは知りませんが、こんなものあるんですねえ。

これ確かにお弁当とかにも使えるし、ごみにもならない。

まさに「エコロジー」ではないですか

いやあ、これは驚きました。

それをしかもラーメンに使ってきたのは、初めて見ましたよ

昔、海苔の上に魚粉を乗せるスタイルが流行りましたが、今後この形、流行るかもしれません

 

で、味が混ざっていかないうちに単体のぐをいただきます。

まずは特製の鶏団子。

「これは、すごいわ

もう普通の和食の世界ですね。

軟骨が入ったコリコリとした鶏団子は、食感・味、食べやすさ、すべて文句ないです。

こういった鶏団子をラーメンに使ってくれるお店はなかなかないなあ。

 

次に、クレイジーソルト漬けのチャーシュー。

「うわッ、やられた~

これまた「クレイジーソルト」をラーメンに使った方は今までいたでしょうか。

もともと使い方によってすごく美味しくなる調味料ですが、これは美味しい

歯ごたえのあるチャーシューに、味がぎゅっと染み込み、さまざまな香辛料がからみつき、肉自体の旨みと融合しています。

脂身もほどよく、「何枚でも食べたいチャーシュー」とはこのことではないでしょうか

もとのスープにもそのクレイジーソルトを使っているのかもしれませんが、すごくスープに味がのっています。

いや、このチャーシューというか肉、美味しすぎます

 

 

シナチクももちろん美味しいですが、みつ葉MIXや焦がしオニオン、そして手作り干物ふりかけなど香りの食材が溶け込んでいき、味が七変化していきます。

「手作り干物ふりかけ」っていったいどれだけ手を掛けているのですか

さらにあの食材。

海苔という舟に乗った「桜海老ふりかけ」の登場です。

これがまた、勝手に溶け込んでいかないのがいいですね。

自分で少しずつスープに溶かしていくと、海老とゴマの香ばしさが拡がっていきます

さらに「松」にしたので、アオサととろろ昆布でまたも新たな旨みが

これだけ、香ばしさというかいろいろ入ると味がとっちらかってしまいそうですが、そこが「クレイジーソルト」の強さでしょうか。

すべてと上手くなじみ、まったく違和感が無いのです。

むしろ、旨みたっぷりのスープに生まれ変わっていきます。

この味の変化はすごいなあ

 

 

麺は平打ちの細麺ストレート。

食べて唸りました。

「これも美味しいわ

もし、これレギュラーの麺として選べたら、これでも食べたいですねえ。

粉の風味がすごく、味がすごいんです。

いったいどこの麺なんだろう。

食感もサックリサクサクとした麺で、単価も高いのかもしれませんね。

まさか、このラーメン用に新たに作ってもらった麺でしょうか

 

そして、トッピングの潮煮玉子。

もう、これ以上驚きません

 

玉子は「名古屋コーチン」なのかな。

黄身の比重が大きいです。

そして、その黄身の美味しいこと、美味しいこと

濃厚でありながらトロッとした玉子で、味付けもちょうどいいです。

旨みがすごいけど、昆布か何か使っているのかな。

 

 

もう、夢中で食べてしまいましたよ。

そして、こちらが「寅飯」。

チャーシューをカレーで煮込んであるそうで、この匂いがすごく充満していて匂いだけで飯が食えそうです

具はチャーシューとクルトンそこに青海苔がかけてあります。

チャーシューへのカレーはほどほどにしてあり、味もそれほど濃くないです。

これも美味しいでね。

欲を言えばタレがもう少しあると良かったのと、クルトンが少し油っぽかったかな。

それでも、これはまた美味しかった

 

残したラーメンのスープをかけて最後はさらっといただきましたよ

 

これで終わりません。

最後にこちら。

 

超特濃青空ぷりんです。

 

見た目はいつものぷりんと変りませんが、スプーンを入れてみると柔らか~い

食べてみると、味がまったく違いますねえ。

クリームチーズを使ったプリンなのか、味は「チーズスフレ」のような味わい。

クリームチーズプリンのような感じで、口の中でとろけます。

これは女性だけでなく男性も好きな味だなあ

しかし、店主何でも作れるんですねえ。

 

もう、大満足で完食です。

はっきり言ってかなりお得なラーメンですね。

原価を考えたら、この値段は無いでしょうという手のかかった一杯。

どれもこれも、採算度外視のメニューではないでしょうか。

これが好きだから、いつも来てしまうのです

もう、来年も来るのは間違いないですね

今年もありがとうございました

 

                                                       (うさぎがいます)

 

本日の一言

「皆さん、良いお年を~。」

 

 



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