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2017.5.3 『704m峰』(浜益・御料地)

 

 昨日の朝、御料地(石狩市浜益区)の牧場で目覚めると、

天気予報通り良い天候だった。

この日は久しぶりに『浜益岳』に登ろうと思って出かけたが、

前日『別狩岳』から見る『知来岳』も異常に融雪が進んでいるのを目にし、

「今のうちに登らなきゃ!」と変更した。

ただ、融雪の異常な進行は山肌だけにはとどまらず、麓の雪が全くない。

毎年遅くまで林道の雪が融けず、

最終人家近くから約4kmのアプローチが当たり前となっている。

ところが昨日は林道奥の尾根取り付き点近くまで車が入れた。

この時期にこんなことは初めてだ。

しかしその分尾根取り付き点辺りの融雪も進んでいるわけで・・・

林道下部からの取り付きは無理で、林道上部から沢に下りた。

沢沿いの雪渓を伝って登ることにしたのだが、ここでアクシデント!

沢で渡渉の際、飛び越えて対岸の笹を掴んだ。

ところがこの笹が、ビロ~ンと伸びてくる。

慌てて必死にたぐり寄せるも、体が起きるには至らず、

ゆっくりと尻から仰向けに着水してしまった。

ザックと下半身がずぶ濡れだ。

登山靴も片方に水が入ってしまった。

リタイア?

いやいや、素晴らしい天候を考えるとそこで終わるわけにはいかない。

しかし下半身と靴中がベッチャベチャでは長い距離を歩く気になれない。

そこで、目的を変更した。

沢筋を詰め、残雪が多くなったところを見計らって尾根上に出た。

 

そして稜線まで上がったところで西の『知来岳』をやめ、

東の『704m峰』を目指すことにした。

『704m峰』の特徴ある頂上部は、遠くから見てもすぐにわかる。

以前からこのピークに立ってみたいという思いがあったので、良い機会と捉えてGO!

稜線からは増毛山地核心部の美しい山並みを背に歩く。

歩いているうちに下半身は乾いてくるが、靴中はグチョグチョのままで不快だ。

稜線に上がった地点から数十メートル高低のアップダウンを経て『704m峰』の頂上に立った。

南側がすっぱりと切れ落ちているので高度感があり、展望が大変良い。

向かい側に前日登った『別狩岳』を中心とした山塊が、どっしりと構えている。

こんな名も無きピークでも、初登というのはそれなりの感動が得られるもの。

アクシデントから立つことになったピークに別れを告げてからは、

来たルートをもどらず、ピークの西側から直線的に林道まで下った。

 

 駐車地に着くと、まだ10時半ではあったが、

GW前半の山行はここで打ち切ることにし、帰途に着いた。

GW後半は明早朝出発する。

 

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