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2017.4.16 『別狩岳』(666m)

4月もようやく半分が過ぎた。

しかし連日続く早出、残業に疲労が蓄積し、

週一の休日だけでは発散しきれない現状がある。

あと二週間、がんばんべえ~

 

 昨日の終業後、Hiromiを拾って当別町の青山ダムに向かった。

自宅から1時間ほどで行ける距離だが、

疲労が蓄積した中、早朝の運転で出かけるより、

前泊で起きて直ぐに登る方が楽だ。

その点はHiromiも車中泊大好き人間なので助かる。

Hiromiの場合は、車中泊(前泊)=速やかに仕事社会から脱する、という意識があるようだ。

 

 同名で二山存在する『別狩岳』だが、今回は南側の『別狩岳』だ。

この山は私が好きな山の一つで、毎年登っている。

今シーズンも既に一度登った。

何度も登っているので、ルートも変えている。

今回は青山ダムを起点に、『別狩岳』北側の尾根を登り、

稜線歩きを楽しんで頂上に至り、下山は頂上南側の尾根を下るという、

周遊ルートだ。

このルートはHiromiも3度目となるが、

過去のことはほとんど覚えておらず、

それ故新鮮な気分で登れる幸せなやつだ。

ただ、「怖い」という意識だけは失っておらず、

今回も前夜から細尾根の登下降を想定して緊張していた。

 

 5時50分、青山ダムの駐車地をスタート。

夜通し気温が氷点下になることはなく、

雪がゆるんだままだったので、スノーシューを背負ってのスタートだ

シーズンは小雪だったことを再三伝えてきたが、

雪が少なかった故、融けるのも早い。

例年だとまだたっぷりある積雪が、

下部では広い範囲に渡って融けてしまっている。

青山ダムの湖畔林道を離れて尾根に取り付いたが、

最初は笹がむき出しの中をわずかな雪渓をつないで登るのが大変だった。

なるべく東から北側に周りこんで急斜面の雪渓を登った。

の後尾根はアップダウンを繰り返しながら、

徐々に高度を上げて行くが、

細尾根の場面ではブッシュがむき出しとなり、

それをクリアするのに時間がかかり、なかなかスピードが上がらない。

そ女性は腕力がないので、ブッシュとの格闘に時間がかかる。

私が先に進んではHiromiを待つことを繰り返して徐々に進む。

そんな登行も標高500mを越えるあたりで、背後の視界が一気に開ける。

今日はあいにく薄いが低いガスに覆われていたため、

クリアな視界を楽しむことができなかった。

視界が開けると稜線は近い。

黙々と登って、

9時35分、稜線上。

『別狩岳』の南から始まって、北へ向かう稜線だ。

ここからは広かったり、狭くなったりの稜線歩きだ。

これがまた楽しい。

そして美しい。

ただガスが濃くなり、『別狩岳』頂上付近ではあまり視界が効かなかった。

9時30分、『別狩岳』。

ここから先、尾根の急下降がHiromiの悩みの種だった。

連続する細尾根の下降。

ルートを極力北側の雪着き斜面に取った。

りかけの積雪が登山靴を深く食い込ませてくれるので、滑落の心配がない。

Hiromiは四苦八苦しながらも、無言で黙々と下る。

そして安全圏へ。

10時15分、「586mP」。

ここからの下りでは昨年3月、

クレバスに落ちて抜け出せなかった大鹿のことを思い出す。

そしてそのクレバスの浅いこと。

同時期でこれほどクレバスが浅かったことはない。

本当に異常なほどの小雪だ。

急斜面の雪が締まり、危険なのでスノーシューを収納し、

ツボ足で急斜面を下った。

途中で早めのラーメンタイムを取り、

また広い急斜面を下って湖畔林道に降り立った。

これでちようど一周したことになる。

11時30分、駐車地。

いやあ、素晴らしい。

自宅から1時間ほどで到着し、約5時間半の行程だというのに、

なんと盛り沢山の山行か?

  帰宅後時間が早かったので、いつもの「サイゼヤ」でHiromiとかんぱーいっ!!

 

 

 

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