夢千年のナチュラル・ライフ

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フッ素は虫歯予防になるというデータはウソ!?

2007年10月31日 | 環境のはなし
有効性判定方法と考慮事項

 現在、フッ化物洗口の有効性を示す様々なデータがありますが、有効性の判定にはいくつかの方法があります。またフッ化物洗口の有効性(う蝕予防効果、予防率)は洗口頻度、洗口液のフッ素濃度、洗口期間、洗口開始年齢、そして予防効果を算出するために比較される対照をどのようにとるかなどによって異なる結果が出ます。

フッ化物洗口の有効性の表し方として以下の2つの予防率の計算法があります。

「フッ化物洗口前後比較(before-and-after study)」
「フッ化物洗口未実施校と実施校の比較」

◎「フッ化物洗口前後比較(before-and-after study)」

 一般にフッ化物洗口の有効性を表すために使用される図表を例に考えて見ましょう。ある学校でDMFT指数が1996年時点(洗口未実施)で全国データ(文部科学省の学校保健統計調査データを線グラフで図示)よりも多く、洗口を実施して6年後に同年齢で比較したとき、全国平均を下回り、フッ化物洗口の効果があったとする図表です。多少の数値の違いはあっても、このようなデータが多く使われています。
この様なデータを見ると、洗口が虫歯予防に有効であるかの印象を持ちますが、しかし、洗口が実施される際には、一般的に、以下の事が同時に行われます。

 ・虫歯とその予防の必要性の教育(学童・生徒、学校教職員、保護者らに対して)
 ・虫歯予防の様々な実践方法の教育(歯磨き、フロッシングなど)
 ・生活指導(歯磨きの励行指導/間食を控える指導など)
 ・「かかりつけ歯科医」を持つことの推奨

 このような様々な口腔衛生教育・指導が行われると、たとえフッ化物洗口を実施しなくても、虫歯予防意識などの向上によって、結果的に虫歯が減ることが予想されます。 上記の図表では洗口実施前と実施後(6年後)を比較していますが、このような比較方法を「before-and-after study」と呼びます。この図表は相対的にフッ化物応用の少ない全国データも6年間に「3.51→2.28」つまり35%減少したことを示しています。これはフッ化物洗口を実施しなくとも、6年の間に大体30数パーセント減少しているということで、この分が「フッ化物洗口の有効性」に算入されてしまっていることを意味します。
 さらに、「フッ化物の有効性」は「フッ化物洗口の有効性」から「フッ化物を含まない単純な水による洗口」の効果を差し引く必要があります。つまり「単なる口すすぎ」にも虫歯予防効果がある可能性があります。この点に留意して対照をおいた最近の比較研究は残念ながら見つける事ができませんでした。現在「フッ化物洗口の効果(予防率)」として掲げられている数字は殆ど厳密な意味で「フッ化物洗口」単独で導き出された数字では無く、様々な虫歯抑制因子を織り交ぜたまま導き出されています。

以上の参考文献はこちら↓
http://www.geocities.jp/m_kato_clinic/flu-mr-problems-01.html

フッ素と虫歯の発生は無関係だ。その証拠に、フッ素化を中止して も虫歯は一向に増加しない。↓
http://members.jcom.home.ne.jp/emura/newpage5.htm




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