「ねぇ、創立記念日にあんたたちギター部、出るんだって?」
張惠君が訊いてきた。
「うん。でも、なんで知ってるんだよ。」
「あら、もうみんな知ってるよ。怪獸が得意げに話してくれたから。」
あいつ~~~!!
「ところでさぁ、演奏する曲は、もう決まったの?」
「まだ、何にも。」
「もし、ヴォーカルが必要なら、声をかけてよね。私、いつでも歌えるように準備しておくから。」
「お断り!いつだったっけ?一緒にカラオケに行った時、お前の歌を聴いて、頭痛くなったから。」
「ひっど~い!!」
帰り道、俺は久々に大安森林公園に行ってみようと思った。MRTの駅とは反対方向だけれど、たまに行っては、ベンチに座ってボンヤリとしていることもある。
あ、それから、この公園は附中生の隠れデートスポットでもあるんだ。
青々とした芝生では、小さな子供たちが転げ回って遊んでいた。
公園内の小道を歩いていると、ベンチに座って、ジュースを飲んでいる木村リサが見えた。
「木村!木村リサ!」
「陳同学・・・じゃなくて、阿信!」
「何してるの?こんな所で?」
「ちょっと、散歩。」
「家、この近く?」
「うん。」
「よく来るの?」
「時々。疲れた時、ここに来て、ベンチに座ってぼーっとしてるの。」
「俺もそう。」
2人ともしばらく黙っていた。遠くの方で、雷がゴロゴロと鳴っていた。
「ホームシックになった?」
「う~ん、ちょっとだけね。」
彼女は笑顔でそう行った。
そこに、まさにボトッという感じで、大きな雨粒が落ちてきて、瞬く間に大雨になり、雷も激しくなった。
「あそこまで走るよ!。」
東屋まで、かなり距離があったけれど、俺たちは鞄を頭に載せて走った。小道は、雨水が川のように流れ、俺たちは水をバシャバシャ撥ねさせながら走った。
東屋にたどり着いた時には、2人とも頭からつま先まで、ぐっしょり濡れて、前髪からしずくが滴っていた。そして、そんなお互いを見て、笑った。
「大丈夫?」
「うん。」
「台北の夏の天気はいつもこうなんだ。でも、すぐに止むから大丈夫だよ。」
俺は、恨めしそうに空を見上げた。
「これで拭いて。」
彼女は、ハローキティーの絵が描かれたピンク色のハンカチを差し出した。
「ありがとう。俺は平気だよ。」
しばらくすると、雨も小降りになり、雲間から太陽がのぞいた。この雨で、こころなしか空気もひんやりとした。
「ねぇ、見て!虹!」
「あ、ほんとだ!」
その虹は、きれいなアーチ型をしていて、子供の頃絵本の中で見た虹と一緒だった。
「私、こんな綺麗な虹を見たの初めて!」
張惠君問我,
「唉!你們吉他社參加創建紀念日的活動,是不是?」
「對呀。可是你怎麼知道?」
「哦?大家都知道了。怪獸得意地說過了。」
怪獸~、臭家伙~!!
「對了,已選擇歌曲了嗎?」
「一首歌也沒有。」
「那,如果需要主唱的話,一定招呼一聲喔。我隨時做好唱歌準備。」
「不要!我忘記了什麼時候?我們一起去KTV唱的時候,我一聽你的歌就頭痛了!」
「太過分了吧!」
我好久沒去大安森林公園,所以想去那個地方。雖然跟MRT站戧,但是我有時候去坐長椅子發呆一段時間。
孩子們在蒼翠的草地上翻滾著遊玩。這裡也是我們附中生的約會的地方。
我在公園裡走著走著看見了坐長椅子喝果汁的木村麗莎。
「木村!木村麗莎!」
「陳同學‧‧‧不是阿信!」
「你在這裡幹嗎?」
「啊?散散步」
「你家這裡附近嗎?」
「嗯」
「你常常來這裡嗎?」
「有時候。好淚的時候來這裡坐長椅子發呆一段時間。」
「我也是。」
我們兩個人一會兒沒說話。在遠方雷聲隆隆的。
「你有沒有想家?」
「一點點。」
木村麗莎笑瞇瞇得回答了。
撲通‧‧‧掉好大的雨點下來了。
「咦?下雨了?」
剎那大雨傾盆,雷聲也越來越劇列了。
「我們跑到那裡喔!」
雖然從這裡到避雨的地方遠一點,但是我們把書包載頭上跑了。在路上雨水好像河流一樣。
我們把雨水噗騰噗騰地跑了。
到避雨的地方的時候,我們從頭到腳尖被雨淋濕了。劉海上直滴答水。我們看互相哈哈大笑了。
「沒事吧?」
「嗯」
「台北的夏天呢,常常這樣的。」
我恨地仰望天空。
「擦乾淨吧?」
她伸出了上面有Hello Kitty花文的粉紅色的手帕。
「謝謝,我沒事了。」
一會兒雨停下來,太陽從雲端裡露出來了。我感覺到空氣也轉涼了。
「你看!彩紅出來了!」
「真的!」
那個彩虹有好漂亮的拱型,小時候看到兒童書裡面的一樣。
「我從來沒有看過這麼漂亮的彩紅耶!」
張惠君が訊いてきた。
「うん。でも、なんで知ってるんだよ。」
「あら、もうみんな知ってるよ。怪獸が得意げに話してくれたから。」
あいつ~~~!!
「ところでさぁ、演奏する曲は、もう決まったの?」
「まだ、何にも。」
「もし、ヴォーカルが必要なら、声をかけてよね。私、いつでも歌えるように準備しておくから。」
「お断り!いつだったっけ?一緒にカラオケに行った時、お前の歌を聴いて、頭痛くなったから。」
「ひっど~い!!」
帰り道、俺は久々に大安森林公園に行ってみようと思った。MRTの駅とは反対方向だけれど、たまに行っては、ベンチに座ってボンヤリとしていることもある。
あ、それから、この公園は附中生の隠れデートスポットでもあるんだ。
青々とした芝生では、小さな子供たちが転げ回って遊んでいた。
公園内の小道を歩いていると、ベンチに座って、ジュースを飲んでいる木村リサが見えた。
「木村!木村リサ!」
「陳同学・・・じゃなくて、阿信!」
「何してるの?こんな所で?」
「ちょっと、散歩。」
「家、この近く?」
「うん。」
「よく来るの?」
「時々。疲れた時、ここに来て、ベンチに座ってぼーっとしてるの。」
「俺もそう。」
2人ともしばらく黙っていた。遠くの方で、雷がゴロゴロと鳴っていた。
「ホームシックになった?」
「う~ん、ちょっとだけね。」
彼女は笑顔でそう行った。
そこに、まさにボトッという感じで、大きな雨粒が落ちてきて、瞬く間に大雨になり、雷も激しくなった。
「あそこまで走るよ!。」
東屋まで、かなり距離があったけれど、俺たちは鞄を頭に載せて走った。小道は、雨水が川のように流れ、俺たちは水をバシャバシャ撥ねさせながら走った。
東屋にたどり着いた時には、2人とも頭からつま先まで、ぐっしょり濡れて、前髪からしずくが滴っていた。そして、そんなお互いを見て、笑った。
「大丈夫?」
「うん。」
「台北の夏の天気はいつもこうなんだ。でも、すぐに止むから大丈夫だよ。」
俺は、恨めしそうに空を見上げた。
「これで拭いて。」
彼女は、ハローキティーの絵が描かれたピンク色のハンカチを差し出した。
「ありがとう。俺は平気だよ。」
しばらくすると、雨も小降りになり、雲間から太陽がのぞいた。この雨で、こころなしか空気もひんやりとした。
「ねぇ、見て!虹!」
「あ、ほんとだ!」
その虹は、きれいなアーチ型をしていて、子供の頃絵本の中で見た虹と一緒だった。
「私、こんな綺麗な虹を見たの初めて!」
張惠君問我,
「唉!你們吉他社參加創建紀念日的活動,是不是?」
「對呀。可是你怎麼知道?」
「哦?大家都知道了。怪獸得意地說過了。」
怪獸~、臭家伙~!!
「對了,已選擇歌曲了嗎?」
「一首歌也沒有。」
「那,如果需要主唱的話,一定招呼一聲喔。我隨時做好唱歌準備。」
「不要!我忘記了什麼時候?我們一起去KTV唱的時候,我一聽你的歌就頭痛了!」
「太過分了吧!」
我好久沒去大安森林公園,所以想去那個地方。雖然跟MRT站戧,但是我有時候去坐長椅子發呆一段時間。
孩子們在蒼翠的草地上翻滾著遊玩。這裡也是我們附中生的約會的地方。
我在公園裡走著走著看見了坐長椅子喝果汁的木村麗莎。
「木村!木村麗莎!」
「陳同學‧‧‧不是阿信!」
「你在這裡幹嗎?」
「啊?散散步」
「你家這裡附近嗎?」
「嗯」
「你常常來這裡嗎?」
「有時候。好淚的時候來這裡坐長椅子發呆一段時間。」
「我也是。」
我們兩個人一會兒沒說話。在遠方雷聲隆隆的。
「你有沒有想家?」
「一點點。」
木村麗莎笑瞇瞇得回答了。
撲通‧‧‧掉好大的雨點下來了。
「咦?下雨了?」
剎那大雨傾盆,雷聲也越來越劇列了。
「我們跑到那裡喔!」
雖然從這裡到避雨的地方遠一點,但是我們把書包載頭上跑了。在路上雨水好像河流一樣。
我們把雨水噗騰噗騰地跑了。
到避雨的地方的時候,我們從頭到腳尖被雨淋濕了。劉海上直滴答水。我們看互相哈哈大笑了。
「沒事吧?」
「嗯」
「台北的夏天呢,常常這樣的。」
我恨地仰望天空。
「擦乾淨吧?」
她伸出了上面有Hello Kitty花文的粉紅色的手帕。
「謝謝,我沒事了。」
一會兒雨停下來,太陽從雲端裡露出來了。我感覺到空氣也轉涼了。
「你看!彩紅出來了!」
「真的!」
那個彩虹有好漂亮的拱型,小時候看到兒童書裡面的一樣。
「我從來沒有看過這麼漂亮的彩紅耶!」