和楽の会民謡(唄、三味線、尺八、太鼓、箏 etc..)

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渋谷NHKホール地下2階で起きた奇跡(尺八編)

2017-06-22 21:00:42 | 2017NHK日本民謡フェスティバル
渋谷NHKホール地下2階で起きた奇跡(尺八編)

私は尺八の、じろうくん(島根県松江市出身:22番 音戸の舟唄の尺八伴奏を務めました)を尊敬している。 彼の尺八の音色が大好きで目標にしているのです  いつの日か、ここに三味線伴奏者として来るのも密かな夢なのですが、リハーサルの土曜日には、荷物にならない尺八くんを忍ばせていたのだった 

本当は度胸があるならば楽屋の中で堂々と吹くという手もあったのだが・・ あのお部屋の中には、全国から集まって来られた日本を代表するトップクラスの実力者  がズラリと待機されておられるために  私のような新参者  では、とてもとても  室内で吹くのは無理であった  なので、せめて楽屋の入り口くらいならば  誰も怒らないだろうと・・ 私は密かに尺八を楽しんでいたのだった 

一番最初に吹いたのは  音戸の舟唄だったのだが  こればかり吹いていると だんだん飽きてきてしまうので  私は次に好きな、隠岐しげさ節(島根県民謡)を吹き始めたのだった  この曲の尺八は、指の入れ替えが多いので難しいのだが、私は頑張って練習をしていた。

すると階段の上から、何やら女性の声が少し聴こえてきた  なにやら靴の音が段々と大きくなっているではないか  しかし、もちろん、どなた様なのかは私には、わかるわけもなかった  恥ずかしいとは思ったのだったが、それも試練だと受け止め、私は音を止めることなく黙って吹いていたのだった 

すると、目の前の階段から信じられないカップルが突然現れた 

あっ あれは隠岐の島 伝説の親子だった 

隠岐しげさ節を愛する者であれば、1度は生にて会ってみたい民謡人でしょう  そう、夢先生(母様:6番 隠岐しげさ節 三味線上手側)と民謡歌手であります、ゆかりさん(娘さま)だったのです  私は、隠岐しげさ節を吹きながら、伝説の美女お二人と出くわせたことに運命を感じた 

お二人から早速 「島本さん、今年は隠岐で会えなくて寂しかったですよ 来年は隠岐に来てくださいね」  って、ゆかりさんに釘を刺して戴いた  これは行くしかないっ  そして、こっそりと、ゆかりさんにお願いしてみるしかないっ 

「お母さまの三味線と僕の尺八とで唄ってみてくださいませんか」  あっ 100%無理でしょって  今、誰か言いましたか   それがねー 意外とわかんないんですよー ていうのもね  隠岐の先生方ってね  

  とっても とってーも 優しいんですよ~  

私は、夢は諦めないことにしてるんです  生きてるうちは大丈夫  今の尺八レベルじゃー無理ですが、もっと頑張りますからね 
あっ そうそう、お母さまの夢先生の尺八伴奏の夢は、去年の夏、ゆうさんの床屋アイランドにて叶ったんですよ  すっごく気持ち良かったんですから  最高でした 

えーと 次の夢は、ゆかりさんの唄で尺八を吹くことと、里先生の唄に三味線をつけることなんですよ。 ちょっと生きているうちには、無理ですかね~  隠岐へ通えば可能性はあると思ってますから、頑張りますね  皆様も、来年から島根県隠岐の島にて 

隠岐しげさ節日本一 を目指して集いましょうね  大会は、5月半ばの日曜日ですよ  お待ちしております。 材料をお求めの方は、ゆうさんにお問い合わせしてくださいましね  本日もご拝読、誠に有難うございました  人気ブログランキング

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 日本民謡フェスティバル2017 どんどん思い出してくる感動

2017-06-22 11:46:40 | 2017NHK日本民謡フェスティバル
日本民謡フェスティバル2017を体験して広島に戻ったのですが、未だにあの感動が頭から離れず、毎日のように思い出しては幸せなのです  それでリハーサルなどを思い出してたのですが、唄い手の皆さんが舞台中央に向かって入場  される時に ハットため息がこぼれるほどウォーキングが美しい方がおられましたの  その方は1番で、ちゃっきり節を唄わました、今井さんです  歩くお姿がモデルさんのようで背筋が物差しが入ってるかのごとく真っすぐでありましてね、格好良いってもんじゃーありゃしませんでしたよ  ウォーキング部門というのがあれば、グランプリを受賞されてんじゃないかなって私、感じましたもの 

次に感動致しましたウォーキングは、32番 久住高原の唄 恵子さんです  何かスポーツでもされていらっしゃるのでしょうか~  背筋がスッと真っすぐで気持ちの良い歩き方で格好良かったんですよ  ゆうさん、いつの日か、あの舞台上を歩いたならば  たぶん、ネコ背で頭が出ちゃってー 格好悪いんじゃないかなって想像してるんですよー  いつも正面に対しては気をつけているつもりですが、あのNHKホールの舞台は広くて横長でしてね  とくに1番や2番の方々ですと、真ん中までずっとカメラで撮影されるのって緊張感ハンパないと感じましたよー  その点、1番~6番くらいまでの方々は、リハーサルにて、やり直しが多くて大変だったように見ていて思いましたもの  こんな時には、45番~50番の方々の方が気持ちが楽かもしれませんよね。 歩く距離、回数が少ないですのでね 

それと総合司会についてです  いや、司会者って本当に過酷な練習量だと感じました  ほとんど1日中  を2回も行わなければならないために体力や喉の調子の維持が大変だと感じました  何度も何度もやり直しされてはベストを尽くされるお姿に、私、観覧席にて感動しながら観ていたのでした  それにしても、一番、このブログにて述べたいのは、今年の女性司会者である、福島県の民謡歌手であります、福本えみさんについてのことです  えみさんの司会は、私にとりまして誠に心の篭った、やさしいお声と心であり  本当に癒された名司会だったように感じ取れました  それは、まさしく、福本えみさんが民謡人として、人間として、人のお手本となるべく素晴らしい方であるという証明であるように心地よく私には感じられました。

今年の民謡フェスティバルでは、唄い手さんがマイクスタンドの場所に立ちますと、司会者が唄い手さんについてのエピソードなどを、とても丁寧に細かく長めに説明してくださっておりました  それは、とても素晴らしくて、わかりやすくて、感動する内容が多かったです。 私が参加させていただいた22番 高見春代さん 音戸の舟唄の際にも、高見さんが熊本県地震に遭遇され、その後、数々のお電話や支援を頂いたことへの感謝などなど、それはそれは丁寧に解説してくださりました  私は櫓音(ろおと:櫓の音を再現する和楽器)を握りながら、熊本地震のことを思い出しておりました。 そして、だからこそ、音戸の舟唄の尺八伴奏が入った時、とても集中できました。

高見さんの唄に自分の櫓の音の再現を最大限、表現しようとタイミングを計ったり、強さのコントロールに集中出来ました。 私にとりまして、あの瞬間が民謡人生の中で最も輝いている瞬間だと感じたからでした。 春代さんは、本番前、私の耳元にて  「皆さんが島本さんの櫓に興味を持たれているそうよ」と伝えてくださいました。 大体、このような音を出す楽器の使い方の多くは、マイク  の前にて、櫓の楽器を固定ぎみに音を出すのが主流となっているのですが、私はゴルフのスイングのように大きな動作にて動かしながら音を出していたからだと思いました。 私の狙いは、櫓の音がマイクの真ん前にずっと置くと・・ 櫓の音がずっと出すぎて唄を邪魔してしまう可能性を考えるのと、櫓のきしむ音がマイクから離れていけば、小さくなってゆきますので、それで櫓の遠近感が表現できるのではと考えていたからなのです。 もちろん、考え方は、それぞれですので、そこは自由なのだとは思います。 

福本えみさんの司会、いやー 心奪われそうなくらいに、私は大好きになりました  えみさん、このブログ読んでいただけないかななんて  どなたかえみさんのご友人の方、いらっしゃいましたら、是非、感動の嵐だったそうよ  とお伝えいただければと思います  えみさん、どんな民謡されるのか  今度、コンサートに伺ってみたいものですね  きっと、素晴らしい心をお持ちな方だと、私は感じたのですよ。 民謡は心が一番大切  私は、いつもそう信じているんですよ  音程より技術よりも、もっと心の在り方が大切だとも思っているんです  ですのでね、私には技術のことは、さすがによくわからないので、私がいつも涙を流す民謡の唄い手さんって・・ 優勝などしないものなのです。 優勝される方は、技術と技が特に優れていると考えておりますので、また別格ということなのでしょう。

コンサートは司会者にもよると聞いたことがありますが、福本えみさんの司会を初めて聞きましてね、本当なんだと確信致しました。 8月にNHKの放映が始まると思うのですが、福本えみさんの司会、楽しみにしていてくださいませね。 私の好みではございますが、ここにてご紹介させていただきました  有難うございました  それでは皆様、良い一日を送ってくださいまし  いつも和楽の会民謡ブログを可愛がってくださりまして、ありがとうございます 



このお写真は、羽田空港から広島空港に向けてJAL機が飛び立った時に富士山を写したものなんですよ 


    


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