たーったったららったー 9M6NA

Radio Contest Station @ Labuan Island, Malaysia

2015年CQWWCW コンテスト中のトラブル

2015-12-09 21:35:01 | Radio Contesting

コンテスト中に遭遇したトラブルを書き留めておこうと思います。

トラブルその1:
PCが両方とも何度も突然再起動しました。SurfacePro3が3回、8インチタブレットが5回。いずれも送信中ではなかったので、電波の回り込みではありませんでした。コンテスト後に試してみたところ見事に再現しました。結論から言うと、原因はある有料セキュリティソフトでした。セキュリティソフトをWindows Defenderに変更したところ、症状が収まることを確認しました。

トラブルその2:
160mで送信するとなぜか右側のリグの上のサブディスプレーの電源が切れたり入ったりしました。電波による画像に乱れはなかったのですが、電源ON/OFF信号として混入してしまったようです。いろいろ手を尽くしたのですが解決せず、結局160mは左側のリグのみで運用しました。もちろん、160m運用中はSO2Rをお休みせざるを得ませんでした。

トラブルその3:
今回、一応Oceaniaのコンチネンタルリーダーを目指していたので、主催者側の要求に応じて48時間すべて録音する体制を整えていました。OlympusのVN-722PCと言うICレコーダを準備し、48時間問題なく録音できることを事前に確認していました。ところが本番では、45時間33分で録音が終了してしまっていたのを、コンテスト終了後に気が付きました。操作ボタンはホールドの位置になっていたため、誤操作の可能性はほぼありませんし、電池残量もメモリー残量もまだ十分でしたので、原因は不明です。電波の回り込みの可能性はありますが、録音が切れた時点の音声とログを確認してみた限りでは、確たる証拠は見つかりませんでした。幸か不幸か、コンチネンタルリーダー候補ではなさそうなので、録音ファイルの提出を求められることはないでしょう。

トラブルその4:
コンテスト後に受信アンテナSAL-30を撤収しようとしたところ、ステーワイヤーが2か所切れている事を発見しました。2段ステーでしたし、切れていたのは違う方向のステーだったので、幸いポールが倒れることもなく、またエレメントは無事だったので、実質的な問題はありませんでした。何か動物(ミズオオトカゲ?)に切られたのだろうと思って切り口を確認したところ、明らかにライター等の火で人為的に焼き切られていた事が分りました。受信アンテナの建設場所はシャックから100m以上離れていて、間にジャングルもあり、目の行き届かないところにあるため、他人が容易に立ち入ることが可能です。今回はこれで済みましたが、今後の対策を検討する必要がありそうです。


Waterfall 効用

2015-12-08 21:42:10 | Radio Contesting

さて Waterfallはどうだったかと言うと…。

コンディションがひと段落して 飛び飛びに出ているマルチを探す時(私の一番好きな時間)、とても効率が良かったですね。

コンディションが良くて バンド中が信号でいっぱいになっている時は マルチ探しにはあまり寄与しませんでしたが 空いているスポットを探してCQを出すには 重宝しました。

今回 受信アンテナ(Shared Apex Loop Array)の信号がSDRに繋がらないような配線だったため 80mや160mでは ほとんどWaterfallを見ることができませんでした。これは改善の余地ありです。

SDR(ハード)は 一つが FunCubeDonglePro+ もう一つが RTL-SDR(TCXO)+アップコンバータだったのですが、RTL-SDRの方は実信号以外に等間隔でキャリアが並んだりすることがあり、できれば両方FunCubeDonglePro+にすれば良かった…と思います。

ところで、Waterfallの画面をのんびり眺めるのは なかなか楽しいものです。自分の信号は ロケットが飛び立つところのようなカッコいいアニメーションに見えますし、ラグチューしているSSBの信号は 狼煙を上げているように見えたりします。また、自然現象なのでしょうか、バンドを下から上、あるいは上から下へスキャンするような信号が頻繁に発生していることも分ります。ウッドペッカーは あるスペクトルの幅の四角い図形として見えます。眠気防止効果もあるかも知れません。いや、あまり眺め過ぎると効率ダウンですね。

uwscのスクリプトは 最終的に以下のものにして、快適に動作しました。


id1 = -1
id2 = -1
WHILE id1 < 0
  id1 = GETID("WT")
  SLEEP(0.1)
WEND
WHILE id2 < 0
  id2 = GETID("HDSDR")
  SLEEP(0.1)
WEND
WHILE TRUE
  IFB STATUS(id2, ST_ACTIVE)
    CTRLWIN(id1, ACTIVATE)
  ENDIF
  SLEEP(1)
WEND


2015年CQWWCWコンテストを終えて

2015-12-03 20:47:48 | Radio Contesting

9M6NAのスコアは以下のとおり。

途中離脱した昨年とあまり変わらない低スコアに終わりましたが、意外にサバサバしております。太陽活動がはっきりと落ち込み、ハイバンドのコンディションが悪かった故の低スコアだからだと思います。もともとローバンドには強くないのは分っていましたから。それでも、80mではShared Apex Loop Arrayのお蔭でしっかりマルチができました。一方160mでは、聞こえても飛ばないと言う状況でした。48時間中、2時間の仮眠を2回とりまた。レートグラフは以下のとおり。

オセアニアのコンチネンタルリーダーは KH7M by N6TJか VK6LWのどちらかになるのでしょう。

コンテスト中に気が付いたこととか、追ってまたアップします。