92の扉

2015年9月で一旦休止しましたが、細々再開しようと思うので、よろしければ、扉を開いてみて下さいね!

あれから12年

2007-01-17 | その他
 今年も、この日がやってきました。

 と言っても、うちは直接経験したワケではないですし、震災で(家は全壊したけど)無傷で生き延びた祖母も、既に亡くなって昨年は3周忌。すっかり神戸へ行く機会も減ってしまっていますから、どうしても少しずつ遠い記憶と化しつつあります。

 震災では、1階が駐車場というアパートやマンションが、駐車場のクルマを踏み潰している光景をよく見掛けました。なのに、ついつい便利さに惹かれて、そのリスクを承知しながらも、そういう構造の部屋を借りてしまう。非常食などの備蓄を考えないといけないのに、少しでも不要な在庫は減らして日常のコストを削減しようとしてしまう。災害時におけるライフラインの代替策について、考えを巡らせておくべきなのに、思考停止してしまう。

 唯一、毎週のように松本~東京を往復しているので、家財が分散していることや、その移動にあたって最小限の荷物をパッケージ化しており、これが非常持ち出し袋に近い存在になっていることぐらいが、辛うじて「震災の教訓」になるでしょうか。

 それでも、(この日というより)正月や成人の日が過ぎて一息ついたこの時期、特に晴れ渡った青空を見ると、ふと思い出してしまうんですよね。そして、例えば「借金してでもマイホームを」という気になれないのも、震災による一種のトラウマかもしれません。

 関西に縁を持つ人なら、多かれ少なかれ、思うところがあったでしょうし、そうでない人でも、せめてこの時期だけでも「もしそういう状況になった時には、どう行動すべきか、何ができそうか」思いを巡らせ、何とかこの経験を無駄にしないようにして欲しいと思います

 いつか起こると言われている、東海地震や東南海・南海地震。地震波による影響を受けやすいと言われる関東平野。糸魚川-静岡構造線、牛伏寺断層による地震が予想される松本。うちの普段の行動圏だけでも、これだけいろいろあります。ましてや日本は地震&火山国。もしかしたら、それらは明日にでも起こることかもしれませんから…



関連記事:
あれから11年(2006-01-17)
阪神・淡路大震災の記憶 (追記あり)(2005-01-17)
地震連発 (追記あり)(2004-10-23)
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 平成19年 松本あめ市 | トップ | IRISH PUB KENNY’S »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

その他」カテゴリの最新記事