真空管アンプの電源には欠かせない真空管が言わずと知れた
整流管
パワーアンプNCT-WE91Bに使う
整流管274Aはやっとの思いで二本揃えたが
CR型LCR型、二台のフォノイコライザーや
ラインアンプNCT-WE120Aで使う
20A電源、18A電源は二台
この三つの電源にも当然、整流管が必要なのだ
写真ではいっぱいあるように撮られているWE274Bだが
実は1ッ本しかない
その都度差し替えて使用しているのが実態である
悲しい差し替えだが、
これを楽しみながら聞いてみると、
その音の違いがこれまた楽しいと思えてきた
RCAやその他、幾つかの整流管を聴き比べてきたが
最近、274代用管としてその地位を不動のものにしてきた
STC 5R4GY(別名CV717)
その膨らんだ、煌びやかな、ど派手な音は、
RCAにも似ているが、音の暴れは少なく
音の整い方もWE風で
ある意味とっても魅力的な整流管
今までの聴き方の俺なら迷わず使うであろうCV717
しかも、我がスピーカーALTECとも相性がいい
緻密に整った音ではなくあっけらかんとした
明朗で開放的なサウンド
まあ、「良い」音ではなく、「楽しい」音
かな?
こと、Jazz、やポップスを雰囲気で楽しく聞くには
フォノイコ、ラインアンプ両方の電源をこのCV717で聴くのがベストの様だ
だが問題はクラシック、
我がシステムはクラシック音楽は得意ジャンルだと思っていたが
クラシック音楽と言ってもちょっとジャンルが違うようだ
クラシック音楽とは
当然、チャイコやブルックナー、ベートーベン、ベルリオーズetcが作り上げた
血沸き肉躍る、交響曲!
大勢の優秀な演奏者が、少し気がおかしい指揮者の下で
三楽章や四楽章の終わりでは、つい
べらんめ~~、どうだバカヤローー、まいったか~~
・・・・・
と、叫びたくなるような、迫力で聴く交響曲
ではなく
上品で気品漂うようなクラシック音楽
バッハやヘンデルの優雅な楽曲や
讃美歌やグレゴリオ聖歌などの
心が洗われ、心休まるような音楽
こういった音楽の事をクラシック音楽と呼ぶ方がもいらっしゃるようで・・・・・
同じクラシック音楽が好きでも
ジャンルが違うと全く違った音になるようだ
ついでに、音の表現も
少し違う
煌びやかな ➡ 頭に突き刺さる
トランジェントの良い、キレの良い ➡ 心に響かない
迫力の・・・ ➡ 息苦しい
なっなるほど~、
表現て難しいもんである
この矢印の➡後方の言葉で音楽を聴いてみる
なるほど~CV717で聴くクラシック音楽は
音がスピーカーから飛び出してくるので
余分にはみ出してしまうというか、これが突き刺さる原因なのか~
余分にはみ出さず、きちんと整って、余分な響きの無い
奇麗で優雅な響き
聞き比べると物足りないように聞こえるが
よく聞くと流石の音楽性である
・・・・・・
お品の良い音楽好きな、
お品のある女性が
聞き比べて、
ラインアンプの整流に選んだ真空管は
やはり
WE274B
流石である