京都Running

Welcome to my running world

川俣良和さんを偲ぶ

2012-12-26 10:29:00 | ERCきんき
分わがチーム「ERCきんき」の会長・9-CHANがガンとの闘病の結果、旅立たれた。

9-CHANこと川俣良和さん。
宝ヶ池STCに属し、走歴は27年というから、京都のランナーには顔が広い。
馴染みの人も多いだろう。まだ、この事実を知らない人が多いと思うので書きます。
11年前、わがチームの設立に最初から加わってくれた。

もと早稲田のラガーマン。
東京で大学時代から好きだったカレーにほれこみ、カレー屋を営む、大学の友人の引き合いで京都に居を移してサラリーマン生活。京都シティハーフの前日にふるまわれた彼独特の香辛料をブレンドしたカレーは好評だった。定年退職後、息子さんの誘いで西大路七条でカレーのテイクアウト店・タゴールを営む。
おいしいカレースープだった。小麦粉を使わないサバサバのやみつきになるようなカレー。
30年も前のカレーの味を求めて、関東からやってきた人との出会いも多くあった。

しかし、彼が求めるオリジナルのブレンドはバターの高騰などで立ち行かなくなった。

2009年、私の誘いに応じて初めてのウルトラマラソン。
その前の京都西山のポンポン山へのトレイル。途中から彼の足取りが重く心配した。
初めてご一緒した四万十川ウルトラ。彼は途中から変調でリタイア。この頃から大腸がんが発見され、肺に転移。4度の手術を受け、肺は1/2になった。
それでも彼はランナー。自宅周辺を走り回り、リハビリに専念。8分40秒/kmで10kmまで走れるようになった。抗がん剤と闘いながら、いつかフルマラソンをもう一度走りたいと願っていた。
今年の花はすや琵琶湖JCではご一緒した。
花はすではどんなにしんどくても、がんで肺が1/2になっても頑張って走れるんだとブービーながらゴールした。自分と同様の病と闘う勇気を与えてくれた。

彼は闘病でも「走ることは生きる証」を示してくれた。
昨年、ランナーズに紹介された記事をご覧ください。
http://www7a.biglobe.ne.jp/~ken-show/9-chan2011.html

すごい気配りのきく人でした。他人には優しく、自分には厳しいスポーツマンでした。
しゃがれ声でやさしく、「○○さん。もうタバコはやめなきゃ。」とさとしてくれた9-CHAN。
奥様にききますと、侍らしく叔父からもらった羽織袴姿で旅立って行かれたそうです。

私たちチームはやはり、彼の強い意志「最後まであきらめない」っていう気持ちを堅持したいと思います。
                               黙祷





最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
安らかに・・・ (銀狐)
2013-01-05 21:12:27
10年余りの短い間でしたが
思い出をたくさんいただきました、
初ウルトラチャレンジを
編集長共々四万十川へ乗りこんだことが
鮮明に蘇ってきます、
直前の西山トレイルも・・・・
四十九日が明けたらお線香を
あげに行きたいです。

コメントを投稿