私が、桑田真澄という人間を元来は誠実で正義感のある人なのだと感じたのは、新聞に載った以下の記事を読んだときでした。
その記事は夕刊紙の「日刊ゲンダイ」に掲載されたもので、当時巨人を引退したばかりでPL学園時代は桑田投手の2年後輩だった橋本清投手の書いた記事でした。
橋本投手が3年生のときのPL学園は、現在中日で活躍する立浪選手をキャプテンに、日本ハムと阪神で活躍した片岡選手、横浜ベイスターズの左のエースとして活躍した野村投手らとともに甲子園で春夏連覇を達成し、橋本投手も主戦投手として活躍しました。
その橋本さんが高校時代の思い出を綴っていたのですが、橋本さんの記事によると、当時のPL学園野球部は全寮制で、3年生と1年生が同部屋となって、1年生は3年生の身の回りの世話をすることになっていました。高校の野球部ですから、おそらく先輩から後輩への鉄拳制裁も時にはあったことでしょう。
当時、橋本投手の同部屋は清原先輩で、洗濯、掃除、使いっ走りなどでくたくたになるまで働かされていたそうです。
その橋本投手がある日立浪選手の部屋を訪ねました。立浪選手と同部屋は桑田先輩でした。
橋本投手が立浪選手の部屋のドアを開けたとき、立浪選手は部屋に寝転がってテレビを見ていたそうです。驚いた橋本投手が聞いてみると、立浪選手は「桑田先輩は、洗濯も掃除も自分でやるから、お前は何もしないでいいぞと言われている」と答えたそうです。
私も中学・高校時代にスポーツの経験がありますが、1年生のときに先輩からしごかれた人は、上級生になったとき下級生をしごきたくなるものです。辛そうな顔をする下級生に、オレのときはもっと酷かったんだと言いながら、下級生をいじめるものです。そして、いじめを受ける下級生も上級生になったら同じことをしてやるぞと思いながらしごきに耐えるものです。
中学生、高校生にとっては、しごき返したいという感情は当然のメンタリティであるはずですが、当時、高校3年生の桑田先輩は下級生をしごかなかったのです。
この記事を読んだとき、私は、桑田真澄という人間は、元々は誠実で正義感がある、優しい人なのだと感じたのです。
その記事は夕刊紙の「日刊ゲンダイ」に掲載されたもので、当時巨人を引退したばかりでPL学園時代は桑田投手の2年後輩だった橋本清投手の書いた記事でした。
橋本投手が3年生のときのPL学園は、現在中日で活躍する立浪選手をキャプテンに、日本ハムと阪神で活躍した片岡選手、横浜ベイスターズの左のエースとして活躍した野村投手らとともに甲子園で春夏連覇を達成し、橋本投手も主戦投手として活躍しました。
その橋本さんが高校時代の思い出を綴っていたのですが、橋本さんの記事によると、当時のPL学園野球部は全寮制で、3年生と1年生が同部屋となって、1年生は3年生の身の回りの世話をすることになっていました。高校の野球部ですから、おそらく先輩から後輩への鉄拳制裁も時にはあったことでしょう。
当時、橋本投手の同部屋は清原先輩で、洗濯、掃除、使いっ走りなどでくたくたになるまで働かされていたそうです。
その橋本投手がある日立浪選手の部屋を訪ねました。立浪選手と同部屋は桑田先輩でした。
橋本投手が立浪選手の部屋のドアを開けたとき、立浪選手は部屋に寝転がってテレビを見ていたそうです。驚いた橋本投手が聞いてみると、立浪選手は「桑田先輩は、洗濯も掃除も自分でやるから、お前は何もしないでいいぞと言われている」と答えたそうです。
私も中学・高校時代にスポーツの経験がありますが、1年生のときに先輩からしごかれた人は、上級生になったとき下級生をしごきたくなるものです。辛そうな顔をする下級生に、オレのときはもっと酷かったんだと言いながら、下級生をいじめるものです。そして、いじめを受ける下級生も上級生になったら同じことをしてやるぞと思いながらしごきに耐えるものです。
中学生、高校生にとっては、しごき返したいという感情は当然のメンタリティであるはずですが、当時、高校3年生の桑田先輩は下級生をしごかなかったのです。
この記事を読んだとき、私は、桑田真澄という人間は、元々は誠実で正義感がある、優しい人なのだと感じたのです。