44歳 ~人生を語りたくなる年頃~

南 武志/621&アソシエイツ。広告業界の転職エージェントが20代、30代の方に綴っていきます。

佑ちゃんと遼くんは、ご両親も素晴らしい

2007-06-09 17:53:36 | コメントへの回答
nomiさん、
コメントをありがとうございます。

斎藤佑樹投手と石川 遼選手は本当にしっかりとしていますね。
おそらく、彼らのご両親が浮かれていないから、彼らも浮かれることがないのでしょう。

これまで、スポーツ界では少し活躍しただけで傲慢になり消えていった人がたくさんいましたが、思えば、浮かれて傲慢になった選手の親たちも皆一様に浮かれていましたよね。

これからもよろしくお願いします。
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斎藤投手のコメントには驚いた。 (nomi) 2007-06-04 20:37:42

石川選手も年齢の割にはしっかりとした受け答えをしているなぁという印象を受けましたが、先日インタビューを受けている時の斎藤投手には驚かされました。実に淡々としていて、舞い上がる様子もなく、澄んだ真っ直ぐな瞳で自分の考えや、周囲への感謝の気持ちをしっかり述べていました。

できる人って違いますね。

桑田真澄に憐憫の情はいらない。這い上がってこい、桑田!

2007-06-09 17:43:43 | 有名人を語る
ピッツバーグ・パイレーツの桑田真澄投手がマウンドに戻ってきましたね。

類稀な野球センスを持ち、「僕は努力をする才能だけは誰にも負けません」と高校時代の知人に語ったという桑田投手は、40歳を前にして、皮肉にもスポーツ選手としての体力が衰える頃になって、やっと自分の心を平静に保てるようになったように思えます。

米国のマイナーリーグの施設を見て、「アメリカではマイナーでもこんなに素晴らしい施設を持っているのですね」と言いながら写真を撮る彼は、純粋に野球だけを楽しんでいるように思えます。

人間というものは、ピークを過ぎると皆一様に良い人になっていくものです。

全盛期の頃に悪名が高かった人がピークを過ぎて良い人になったとき、周囲の人たちは、「あの人も可哀想なものだね。あんなに強引でワンマンな人だったのに。本当は心の中ではどれだけ改心しているのかわからないけどね。」などと、その人を憐れみや未だ残る不信の目で見るものです。

もしかすると、これまで桑田投手と身近に接してきた人の中にも、同じような感情で現在の彼を見ている人もいるかもしれませんが、私には、今の桑田投手の言動には嘘はないように思えます。

やっと、自分自身を必要以上に着飾る必要がなくなったのでしょう。

がんばれ、桑田真澄。

佑ちゃんに遼くん、本人たちはいたって冷静です

2007-06-04 18:21:39 | トピックス
今日のスポーツ紙各紙の一面は、早稲田大学の斎藤佑樹投手でしたね。
フジテレビの「とくダネ!」では、何があっても阪神タイガースを一面にするデイリースポーツでさえも佑ちゃんが一面になったと伝えていました。

野球の斎藤佑樹投手と、ゴルフの石川 遼選手。
各スポーツ紙では競馬のタービーが終わったこともあって、先週はこの二人を一面に持ってくることが多かったのですが、この二人の共通点は、全くと言っていいほどマスコミに踊らされていないことです。

これほどまでに二人のアイドル選手の冷静な受け答えが続くと、過熱報道をしているマスメディアが滑稽に思えてきますね。

マスメディアの皆さん、そろそろやめませんか。
スポーツ選手へのアイドル的な報道は。

桑田真澄の人生はドラマのようです

2007-05-27 11:25:57 | 有名人を語る
桑田真澄投手は、PL学園高校時代は清原和博選手とともにKKコンビとして甲子園の大ヒーローとなり、読売ジャイアンツ入団後は2年目からローテーションの柱として活躍し、沢村賞を獲得するなど天才の名をほしいままにしました。

その後しばらくは順風満帆な日々を過ごしましたが、入団5年目の1990年、先発登板日の漏洩疑惑が報じられ、時期を同じくしてバブル期の不動産投資の失敗による多額の負債が明らかになったことで、桑田投手は一気に汚れたヒーローへと転げ落ちていきました。

スキャンダルが報じられた当時、読売ジャイアンツの優勝祝賀会では誰も桑田投手にビールをかけようとせず、桑田投手は自分で自分の頭にビールをかけている写真がマスメディアで報じられるほど、チームメイトからも浮いた存在でした。

スキャンダルが報じられた当時に、野球用具メーカーの営業マンが書いた桑田投手の暴露本が出版されましたが、プライドが高く虚栄心が強いという彼の性格は、おそらく事実なのだと思いますし、用具メーカーの営業マンをあからさまに見下ろすような態度をとったのもある程度は事実だったと思います。

巨人軍エースとして活躍していた頃の彼のインタビューでは、そこまで自分を良く見せようとしなくてもいいのにな、と思うくらい自己礼賛の言葉が桑田投手の口から出てきたものです。

高校時代、同部屋の1年生に雑用をさせなかった人間が、なぜそれほどまでに「嫌な奴」になってしまったのかは分かりませんが、「嫌な奴」と呼ばれている人は自分が嫌われていることを自覚していることから、周囲に変に気を遣ったり、ますます意固地になって自分の素直な気持ちとは逆の行動を採ってしまうものです。

このようなことから、桑田投手は嫌われ者へのデフレスパイラルに陥ってしまったのでしょう。

桑田真澄という野球選手は間違いなく天才です。
何しろ、誕生日が4月1日なのですから。

桑田投手は高校1年生のときに名門PL学園のエースとして全国制覇しましたが、一日生まれる日が遅ければ中学3年生だった選手が、当時、甲子園で夏春連覇し優勝候補の大本命であった強力打線の池田高校と準決勝で対戦し見事に完封したのですから、生まれ持った野球センスは他の追随を許さないほどのものだったことでしょう。

桑田真澄という人間は、天才だったからこそ自身の最盛期に横道に逸れ、体力の衰えとともに自分の気持ちを素直に表現できるようになったのだと思います。

彼の人生は、私のような凡人と比べると酸いも甘いも両極端であったことは容易に想像できます。

高校時代、後輩をしごかなかった桑田真澄

2007-05-26 17:14:20 | 有名人を語る
私が、桑田真澄という人間を元来は誠実で正義感のある人なのだと感じたのは、新聞に載った以下の記事を読んだときでした。

その記事は夕刊紙の「日刊ゲンダイ」に掲載されたもので、当時巨人を引退したばかりでPL学園時代は桑田投手の2年後輩だった橋本清投手の書いた記事でした。

橋本投手が3年生のときのPL学園は、現在中日で活躍する立浪選手をキャプテンに、日本ハムと阪神で活躍した片岡選手、横浜ベイスターズの左のエースとして活躍した野村投手らとともに甲子園で春夏連覇を達成し、橋本投手も主戦投手として活躍しました。

その橋本さんが高校時代の思い出を綴っていたのですが、橋本さんの記事によると、当時のPL学園野球部は全寮制で、3年生と1年生が同部屋となって、1年生は3年生の身の回りの世話をすることになっていました。高校の野球部ですから、おそらく先輩から後輩への鉄拳制裁も時にはあったことでしょう。

当時、橋本投手の同部屋は清原先輩で、洗濯、掃除、使いっ走りなどでくたくたになるまで働かされていたそうです。

その橋本投手がある日立浪選手の部屋を訪ねました。立浪選手と同部屋は桑田先輩でした。
橋本投手が立浪選手の部屋のドアを開けたとき、立浪選手は部屋に寝転がってテレビを見ていたそうです。驚いた橋本投手が聞いてみると、立浪選手は「桑田先輩は、洗濯も掃除も自分でやるから、お前は何もしないでいいぞと言われている」と答えたそうです。

私も中学・高校時代にスポーツの経験がありますが、1年生のときに先輩からしごかれた人は、上級生になったとき下級生をしごきたくなるものです。辛そうな顔をする下級生に、オレのときはもっと酷かったんだと言いながら、下級生をいじめるものです。そして、いじめを受ける下級生も上級生になったら同じことをしてやるぞと思いながらしごきに耐えるものです。

中学生、高校生にとっては、しごき返したいという感情は当然のメンタリティであるはずですが、当時、高校3年生の桑田先輩は下級生をしごかなかったのです。

この記事を読んだとき、私は、桑田真澄という人間は、元々は誠実で正義感がある、優しい人なのだと感じたのです。

人間・桑田真澄考

2007-05-24 16:30:19 | 有名人を語る
メジャーリーグのピッツバーグ・パイレーツで一人の日本人投手ががんばっていますね。

彼の名は桑田真澄。
日本のプロ野球界では1986年から2006年まで21シーズンにわたって第一線で活躍してきたピッチャーです。

桑田真澄という人間ほど、浮き沈みの激しい人生を送ってきた人というのは珍しいのではないでしょうか。そして、40歳を前にメジャーを目指して頑張っている桑田投手の姿を見ると、ようやく彼の心には平静が訪れたのではないかと思えます。

私は、桑田投手がPL学園の1年生のときから知っていますが、彼の高校時代は、私はそれほど桑田投手を応援していたわけではありませんでした。私は、とてもひねくれた性格をしていますので、ヒーローと呼ばれる人たちがあまり好きではないのです。

反面、ダーティヒーローは思わず応援してしまいます。
30代以上の方なら憶えていることと思いますが、桑田投手が読売ジャイアンツにドラフト1位で入団する際には、PL学園のチームメイトの清原和博選手が憧れの巨人軍への入団が叶わず悲劇の主人公として世の同情を誘ったのに比べて、桑田投手が1位で指名された裏には事前の取引があったのではないかと散々非難されたものでした。

ダーティヒーローに感情移入をしてしまう私は、ここから熱烈な桑田ファンとなったのです。

私は、ヘッドハンターという職業に就いており、生まれつきか職業柄か、他人の人生を解説するのが大好きなのですが、桑田真澄という人間の人生を見たとき、彼の人生は、自らの誠実さと正義感によって頂点を極め、自らの虚栄心によってどん底まで落ち、そしてまた、頂点まで這い上がっていくということの繰り返しであったと思います。

おそらく、桑田投手に対する人間的な評価は二分されることでしょう。
彼ほど、誠実で自らの仕事に真摯に取り組む人間はいないと評価する人がいる一方で、桑田真澄という人間はずる賢く、とても利己的な人間であると評価する人もいるはずです。

このように人間性への評価が分かれる場合、いずれもが正しい評価であることが多いのですが、桑田投手に関しても、良い評価と悪い評価のいずれもが正しいのでしょう。

しかし、私は、桑田真澄という人間は、元来は誠実で正義感のある男なのではないかと思っています。

明石家さんまさんは失敗しても笑顔ですよね

2007-05-22 17:52:40 | コメントへの回答
匿名さん
コメントをありがとうございます。

私も、あなたから勇気をいただきましたよ。
あなたからいただいたのは、懲りずにブログを書き続けて行こうという勇気です。

自分が押し潰されそうになるくらいの緊張感。
私にも経験がありますよ。

ひとつ人生の先輩としてアドバイスするなら、仕事では一つや二つは失敗しても良いのです。さらにいえば失敗の連続でも良いのです。

仕事における失敗というのは、その人が仕事に挑んだからこそ起こるものです。
道端にただ立ち止まっている人はつまづくことはありませんよね。
自分の足で歩くからこそつまづくのですよね。
そして、頑張って走ったからこそ転ぶのですよね。

緊張で押し潰されそうになっているのはあなただけではありません。
周りの人たちも、きっと膝ががくがくと震えているはずです。

ポイントはふたつです。
まずは、失敗をしても卑屈にならないこと。
そして、緊張していても笑うこと。
無理に笑うことで顔が引きつっていても良いのです。
笑う角には必ず福が来ます。

頑張ってくださいね。

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お返事のアップありがとうございました! (匿名) 2007-05-22 01:08:29

かなり驚きと、言って貰えたら、次日頑張れる言葉が、沢山詰まった文章に号泣しました。夢の現実化が、目の前なのに何か緊張で、押し潰されそうでした。本当に勇気をもらいました。此処のブログは、私の帰る場所になりそうです。

昨日のオークスで外のローブデコルテが勝った理由

2007-05-21 17:34:48 | トピックス
競馬ファンの方にちょっとだけ知ったかぶりです。

昨日、東京競馬場で行なわれたオークスは、ゴール前で内のベッラレイアと外のローブデコルテが内外離れてゴールになだれ込みました。

フジテレビの映像では内のベッラレイアが粘りきったように見え、解説の吉田均さんとゲスト解説の鈴木淑子さんも「スタンドからはベッラレイアが優勢に見えましたね」とコメントしていたのですが、結果はハナ差でローブデコルテが差し切っていました。

東京競馬場では昨日のような内外離れて並んでゴールした場合、スタンドやテレビで観ていて内が勝っているように見えても外が勝っていたことがよくあります。

それは、東京競馬場の設計が大きな要因となっています。

一般のファンには、コースとスタンドは平行だと思われていますが、実は、東京競馬場はコースとスタンドが平行ではないのです。

東京競馬場は、1コーナーあたりではスタンドとコースはほとんど離れていませんが、4コーナーに向かっていくにつれてスタンドがコースから遠ざかっていく設計になっています。

つまりコースに対して、スタンドが斜めに位置しているのです。

このことから、肉眼で感じた着順と実際の着順が違ってくるのです。
ほとんどのファンはスタンドの一番前の手すりとゴール板を結んだ線をゴールラインと思ってレースを見ていますが、実際のゴールライン(決勝線)はコースの外ラチとゴール板を結んだ線です。

従って、外ラチ沿いの決勝線は、スタンドやテレビ映像で観るよりも後ろになるのです。

昨日のオークスはテレビで見る限りは明らかに内のベッラレイアの体勢が有利でしたが、外のローブデコルテの決勝線はテレビの映像より少し後ろであったことから実際には差し切っていたわけです。

遅咲きの役者は演ずることが本当に好きだったのでしょう

2007-05-21 16:56:44 | コメントへの回答
miyajimaさん
コメントをありがとうございます。

誰にでも、愚痴りたくなるときというのはあるものです。
そして、愚痴りながら、自分の身体の中にもう一度活力が蘇ってくるのを感じるときもあります。

今後のmiyajimaさんの進む方向にはいろいろな選択肢がありますが、どのような選択をされるにしろ、ポイントはひとつです。

それは、自分の好きなことなら続けるということです。

miyajimaさんが、役者が本当にお好きなら期限を区切る必要はありません。私が以前に読んだ書物の中に、最後まで大部屋女優から抜け出せなかった女性が自らの人生の幕を降ろすときに、「私の人生はとても素晴らしい人生だった」と言い残して旅立っていったという記事がありました。

さらに言えば、本当に役者が好きならば期限を区切ってはいけません。
人生とは不思議なもので、あと半年頑張っていればよかったということがあるものです。

ただ、もうひとつのポイントもあります。

それは、自らの目指した道を諦めることが、自らの人生の敗北を意味するものではないということです。

人生にはそれこそ星の数ほどの選択肢があります。
miyajimaさんは、今の自分の気持ちに正直に行動してください。

必ず道は開けます。
今後ともよろしくお願いいたします。

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こんにちわ。 (miyajima) 2007-05-21 14:42:32

googleで検索していたら、
偶然このHPに出くわしました。

とても、面白い内容で過去日記を
一通り読ませて頂いております。
自分は、役者(声優)志望ですが、
32という年齢になっております。

色々事情があって変な遠回りをしてしまいました。
スタートラインにすら立っていない状況です。

祈祷師のお話は良く聞きますね。
この祈祷師の様に自分も自分の納得のいく
までやる積もりですが、
周りから言わせると
「いい加減にしたら・・」という状況です。

家庭の事情とかもあるし、
勿論制限を設けてダラダラ行かない様に
するのも大事とは分かっていますが・・・・。

理想だけ追い求めて結果を出さないのもイヤですし。

夢を追うのも、年を取ると難しいですね。
若い年齢に戻れたら・・と思う時もあります。

グチが混じってしまい、長くなって
すいません。これからも、
このブログ楽しみにしています。

どうしたら、自分と同じ考えの人に出会えるのだろう

2007-05-17 17:57:03 | コメントへの回答
nomiさん、
コメントをありがとうございます。

自分の意見が理解されないときや、自分が相手に対して良かれと思って取った行動が誤解されることがあると、無力感や孤独感が出てくるものです。

ただ、あなたの気持ちを分かってくれる人は必ずどこかに存在します。
十人十色という言葉がありますが、同じことを伝えても人それぞれに感じ方が違うものです。別の見方をすると、数は少なくても自分と似たような考え方の人もどこかに存在するということです。

そして、自分と似た考えを持った人に出会うための最も良い方法は、自分の考えを誤解を怖れずに言い続けることです。

ご健闘を期待しています。
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不器用なりに頑張ります。 (nomi) 2007-05-16 21:27:56

最近、自分の考えが他人に受け入れられず誤解を受けて辛いと思うことがありました。何が正しいのかという議論がしたいわけでもなく、`自分は今現在こう思うからこう生きて行きたい'と主張したことが理解して欲しい人に理解されないと、悲しい気持ちになります。でも他人の評価を気にして周囲に認められる生き方を選ぶ方が私にとってはもっと苦しいことですから、精一杯、諦めずに自分の気持ちを伝えたなら、間違えを恐れず、まっすぐ前だけをみて自分の信じる道を歩いて行きたいと思っています。意見が受け入れられないということは、説得するだけの何かが足りなかったのだと謙虚に受け止めて前向きに生きて行きたいと思います。