黒鉄重工

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欧州project~2012年ヨーロッパの旅~ スイス・ベルナーオーバーラント編  その6

2013-06-16 23:20:48 | 海外旅行記
3月30日(木) スイス5日目(通算9日目)



長い海外旅行も9日目でいよいよ後半戦。ホテルの家から見えるウサギ小屋では、ウサギのリア充が朝から見せつけていました。・・・ずいぶんと毛深いですね。
今日はユングフラウ鉄道に乗ってユングフラウヨッホを目指します。しかし、グリンデルワルト滞在中の天気は全て曇り。どうやら山の頂を見ることは叶いそうにもありません。



まずは駅へと向かいます。1番線の次は11番線なんですね。
パターンダイヤを導入しているので、いつホテルを出ればいいのかすぐ覚えることが出来てとても便利です。
発車間隔がバラバラな事が多い日本の鉄道でも導入してほしいシステムです。



BOBのABeh4/4Ⅱ形です。昨日見たBeh4/4Ⅰ形よりも角ばったデザインです。屋根いっぱいの抵抗器がすごいです。



さて、WABの電車がやってきました。駅のすぐ先は勾配になっていて、列車を見るとその急さがわかります。



WABは全長19km全てがラックレールで、ラック式鉄道としてはヨーロッパ最長となっています。
使用しているラックレールは今まで見てきたアプト式ではなくリッゲンバッハ式。歯車はひとつだけですが、外側に脱線防止用の板があるので心なしか安心感があります。ラックレールは他にシュトルプ式、ロッハー式などがあります。
ちなみに、日本では今までアプト式ラックレールしか採用されていなかったためかラック式鉄道のことをアプト式鉄道と呼ぶことも多々ありますが、あれは間違いということに。
大井川鐵道もアプト式鉄道とかアプト式機関車とか記していますが、う~ん・・・といった感じです。
あと、BOBとWABを直通すればいいじゃないのとも思うかもしれませんが、BOBのレール軌間が1000mmなのに対してWABは800mmとおおよそ軽便鉄道クラス。直通は無理なんですよね。なぜ軌間を揃えなかったし。



BOBの列車も到着してきました。スムーズ接続です。
BOBの塗装は静岡鉄道の旧塗装みたいですね。そして長い。たぶん7両くらいある。下の方で連結したら14両?両数だけ見れば東海道線並みですね。それが30分ごとに走るのはさすがに輸送力過剰では・・・。



グリンデルワルトを発った列車は一旦勾配を下ります。



谷間にある駅グリンデルワルト・グルント駅(Grindelwald Grund)に到着。車両基地があって、車庫に旧型車が留置されていました。



さらに、骨董品の匂いをまき散らしている電気機関車もいました。
こんなのが現役なのか。素晴らしいですね。



グリンデルワルト・グルント駅からスイッチバックして駅を出発。いよいよ山を登ります。



おわかりだろうか、この急勾配。なお最急勾配は250パーミル。今まで乗った中では最高です。



ゆっくりとした速度で山を登っていきます。



アルピグレン駅(Alpiglen)で停車。特に何もない小さな駅ですが、その先の勾配と言ったら・・・。ジェットコースターかよ。



ふと後ろを見てみると、続行してくる貨物列車が迫ってきていました。本当に閉塞もへったくれもありません・・・。



スノーシェッド内にある信号所で交換のためか停車。そして、続行する貨物列車にぎりぎりまで接近。煽られてるぞー。



列車と交換して発車。



飼い牛。放牧されながら育った牛は美味しいんでしょうね。






終点のクライネ・シャイデック駅(Kleine Scheidegg)に到着。
ユングフラウが見えますが山頂は雲がかかっています。これは期待できないか・・・。

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