黒鉄重工

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久々のJR浜松工場見学 前編 【2016/07/23】

2016-10-02 22:40:35 | 鉄道撮影記
2016年7月の話です。
毎年この時期になると浜松にあるJR東海の新幹線のための工場「浜松工場」が一般公開されます。もろに子供をターゲットにした催しなので今となっては近づきづらいのですが、今年は少し事情が違います。
この公開の目玉は、新幹線を車両検査する際に使う車体吊り上げ用のクレーンの実演で、「空飛ぶ新幹線」として知られています(空飛ぶという表現はちょっと違う気もするが)。ところがこれが今年限りで運用を終えてしまうのです。新工場の建て替えが数年前から進んでいて、その新しい方にはこの方式は受け継がれないようです。

でまあ、最後にもう一回見ておきたいね、ということになって行くことにしました。
道連れに大船在住ZeBonくんと磐田在住ぞーなさんを召喚して出発です。



午前10時頃、新浜松駅。
浜松に行く前に遠州鉄道のモハ30形が走っていないかな?と調べたところ、ちょうど走っていました。普段は波動用か予備用でめったなことでは走らないそうですが、この時期は夏休みということで特別に運用を予め決めた上で走るのです。
これにも乗っておきたいね、ということでまずは遠鉄を攻めます。最初に浜松工場に行くと戻ってくる頃にはもうモハ30形が運用を終えている可能性があることと、開場したてのメチャ混みな浜松工場は避けたいからというところです。
とりあえず1000形に乗って西鹿島の方へ。



終点の西鹿島駅からモハ30形に乗るつもりでいたんですが、電車に乗るのが遅かったのでそれだと間に合わず、途中の西ケ崎駅で折り返すことにしました。
ここには昔の電気機関車ED28形なんかがいるのでそれを見ながら待ちます。



モハ30形が来ました。ED28形とモーターカーを添えて撮影。
右側のホームに入ってくれると構図が良かったんですが、左側に入ったのでちょっと無理矢理感が・・・。



これで新浜松駅まで戻ります。
吊り掛け駆動モーターという古いモーターを載せているのがモハ30形最大のウリなのでモーター車に乗ります。
吊り掛け電車は今や数えるくらいしかいないですから、これを積んでいるというのは結構なステータスなのです。今にも分解しそうなやかましい音が特徴なのです。



新浜松駅では隣の線路に留置されているモハ30形との並びが撮れました。両者ともにモハ30形ですが、見た目も中身も別物です。



こんな風に軽い撮影会状態になっていました。



この後は浜松工場へ向かいます。工場まではシャトルバスに乗ります。
バスは主に遠鉄バスが運行しています。エアロスターからポンチョまで手の空いている車はとにかく動員するスタイルでした。しかしポンチョはどうなんだ・・・。
これは三菱ふそうエアロスターM。古いバスですが遠鉄バスにはまだ一定数がいる・・・ような気がします。



かと思ったら最新型のエアロスターも来ました。MP38顔のMP35、いわゆる新MP35系です。MP38系はノンステップ車ですが新MP35系はワンステップ車なのです。ワンステ車の方が窓の下辺が高い位置にあるので見分けやすいと思います。
MP38顔をまともに見たのは初めてでしたからこれはちょっと嬉しかったですね。

で、我々はその後来たエルガかブルーリボンに乗って工場へ。



はい着きました。
トラバーサがお出迎え。新工場建設の際に設置されたもの・・・のはず。



工場の中を進んでいきます。古い棟(戦争の時の米軍機の機銃掃射跡が云々という話を聞くのでだいぶ昔の建物)なので、こっちはそのうち取り壊されるんだと思います。
もうすぐ吊り上げ実演が始まるのでまずはそこへ向かいます。



たどり着きました。人混みはまあまあ。やはり人が減るだろうお昼時を狙ったのが良かったと思います。
車体吊り上げは人の背よりも高いところで行われるので、別に最前列に陣取らなくても不自由なく見られるというのがいいですよね。



奥にいるN700系が吊り上げられてすぐ手前までやってきます。迫ってくる部分は動画撮影したのでここでは無し。
タブレットで撮影している人がいるのが現代だって感じがしてそれもまた良し。



今度は奥へと戻っていきます。こちらは静止画撮影です。
JRはこの状態を「空飛ぶ新幹線」と呼んでいますがそれだと何かジェットエンジンと翼を付けてビュンと飛行しているイメージで、「宙を舞う新幹線」くらいが適当だと思います。もう吊り上げられることはないので、もはや議論しても仕方のないことなんですが・・・。



メインイベントは消化したので他の展示を見て回ります。
今日はここまで。


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