第1回の時は行けなかったんだけど、今回はバッチリ
チケットは売れ行き好調とのことでしたが、本当にその通り、後楽園ホールはすごい人! ロビーなんかごった返しちゃって大変だったよ。
場内に入るとほぼ満席。バルコニーにも人がいっぱい! 昭和のプロレスをリアルタイムで見ていた世代の人ばかりかと思いきや、30代前半くらいの人やギャルっぽい人(!?)もいたりして、お客さんの層は幅広かったようです。
開始前に挨拶をされた、力道山夫人の田中敬子さん。浩二のサイン会の時にもお世話になりましたが、菩薩系のとっても素敵なかた。包み込むようなふわっとしたオーラなのに、凜としたところもあって、胆の据わった感じのかたです。で、控えめなのに存在感があるのよね。すごいわ。
でも、そういう人じゃないと力道山さんの奥さんて務まらないのかも知れませんね。あたしなんて、まだまだお尻の青いヒヨッコだわ~
第1試合は、ヤマハブラザース VS グレート小鹿&グレートカブキ。ヤマハブラザースは、新日本の時にGBHを蹴散らしたのがかっこ良かったけど、どんな試合するのかなぁ。カブキさんはヌンチャクかっこよかったです。ちゃんと四方に向いてやってくれるし。毒霧も見られてうれしい♪ でも、赤!? 毒霧って緑だと思ってた。えーと思って師匠に「なんで赤なんですか? 緑が売り切れ(←ドコで売ってんだ?)なんですかね?」と訊いたら「赤もあるんだよ」だって。へー (@_@)
星野さんは、握手を促されても微動だにせず。見かねた小鉄さんが促すとシブシブ手を出したものの、小鹿さんも手をはねのけたりして超盛り上がり~!
小鉄さんは上半身脱いでやる気満々。でも白いパンツはお風呂上がりみたいで何かカワイかったです (^-^) それか水着みたい。お揃いで白い水着を着て、ビーチで一緒に海でスイカ割りしたい感じ!?(怒られそう… )なんか小鉄さんってスゲー泳げそう。知らないけど。
最初は、ああっ、おじいちゃんを叩くなんて…! って思っちゃった。だって子どもの頃から「お年寄りは大切に」と教えられてきましたからね。でも、叩いてるのもおじいちゃんかー。ならいいか(そうか?)。
でも、この人たちは、普通まわりにいるおじいちゃんたちとは違うんだよね。昭和のプロレスの歴史を動かしてきた人たちなんだもんね。多少スピードはなくても、体力は落ちていても、それを上回る気合い、そしてサービス精神がすごいなと思いました。見ているうちに、だんだん「かっこいいなー」と思ってきたよ。
第2試合の歌合戦を経て、第3試合は栗栖正伸&大仁田厚 VS 鶴見五郎&グラン浜田戦です。
面白かったです。サービス精神に溢れた試合だったな~。栗栖さんがガンガン椅子を投げ入れるところは、お客さんも率先して立ち上がり、イスを渡してました。そこの席の人、楽しかっただろうな。
不満があったとすれば、この写真には入ってなかったけど、鶴見さんのアフロが意外に小さかったことかなぁ。もっと爆発したボンバヘッ! を期待してたのにー。この次はもっとでっかいアフロでお願いします!
そしてそして、豪華レスラー勢揃いのバトルロイヤル無制限! 参戦メンバーはジャイアント小馬場、アントニオ小猪木、ドン荒川、剛竜馬、タイガー戸口、木村健吾、小林邦昭の皆さんです。
荒川さんはリングインするなり柔軟をして、会場はその柔らかさに「おお~!」とどよめき。いきなり柔軟て…その唐突さにも驚いたけど、身体の柔らかさには更に驚き!身体もぜんぜん緩んでないし、62歳なのにすごいなぁ。試合は笑えながらもかっこよくて、普段はきっとおしゃれな人なんだろうなーと思いました。
出たあぁぁ!! フィッシャーマンズ・スープレックス!! すごーーーーい !! (>▽<)9
小林さんは身体もかっこよかったし(52歳!!)動きも良かったです。癌で手術をした人って知らなかったら、全然そんなこと想像もしないんじゃないかな。バトルロイヤルだから、ずっと闘っていたわけではないけど、まだまだやれそう、いけそうって感じでした。
賞品のブランデーをあける木村健悟さん&タイガー戸口さん。みんな、とっても楽しそうでした。
第5試合は「懐かしの昭和映像」で、ラッシャー木村 VS ジプシー・ジョーの金網戦はじめ5試合のビデオが流されました。馬場 VS ハンセンとかすごかったなぁ。32文とかウェスタン・ラリアットとか大技ももちろんあるんだけど、そういうのは本当にここ一番でしか出さない。ほとんどは殴り合ってるだけ。でも、それがすごいの! めちゃめちゃ痛そうだし、とにかく迫力があるのよ。
相模原の会場で、グラウンドの攻防を見て「もっと飛んだりしてくれよ」とか言ってる若い兄ちゃんがいたけど、あの子がこういうのを見たらどう思うんだろうな。ハンセンはトップロープから飛んだりしないからね。「殴り合う」という最もシンプルなことで、これだけ盛り上げることができるなんて…ホントにすごいと思いました。
ビデオの中のお客さんも、もう見たことないほど盛り上がっていました。選手と観客の間に距離がないというか、お客さんは自分が選手になりきって闘っている気持ちだったんじゃないかなぁ。リングと客席がすごく一体になってる感じが伝わってきました。選手だけじゃなく、みんなが熱かったんだなぁ。
そしてメイン!
初代タイガーマスク(セコンド・小林邦昭さん)VS 藤原喜明(セコンド・ライガーさん)!!
組長を見るのは、何年か前に藤原祭り(全日本キックのね)以来かな? 静かに入ってきましたが、それがかえって迫力あるみたい。佐山さんは、ちょっと危なかったけどトップロープに立ってくれたよ 8^0^)
佐山さんは、あの体型なのにメチャ動きが良くてびっくりでした。よく動けるよなぁ。運動神経がいいんでしょうね。
組長はサブミッションを狙っていきますが、佐山さんの激しい蹴りで攻められてしまいます。
最初は「佐山さんスゲー」って感じで見ていたんだけど、何だかだんだん凄惨なムードに… (T_T) セミまで楽しく見ていたのに急にシリアスになり、会場もどう反応したらいいか分からない感じになってきました…。
蹴られても蹴られても立ち上がる組長に「藤原!」「頑張れ!」と声援が飛びますが、それ以上にシリアスな雰囲気が勝ってしまい、なんとなく不発に終わってしまいました。うーん…ハッピーな感じで終わるんじゃないかと思ってた(勝手に思ってただけだけど)から、予想外の試合にどう反応したらいいか分かんなくなっちゃった。
でも、何度も何度も倒れる組長を見かね、ライガーさんが投げたタオルをリング外に放り出した組長はかっこよかったなぁ。プロレスは3カウント取られるまでは終わりじゃないんだよね。その姿を見て、組長の中でプロレスは「今」でありリアルなものであって、昔を懐かしむとか、同窓会のようなものではないんだと思いました。プロレスは今ここに生きている組長そのものなんだと。だから、組長にとってのプロレスは、郷愁を起こさせるとか和ませるとか、そういうものではないのでしょう。
激しい蹴りに耐えに耐え、果敢にサブミッションを狙った組長でしたが、ついにレフェリーストップ。組長の両目からは涙が溢れました。そして、組長に次々に声をかける選手の皆さん…これはきっと、あの時代を共に生き抜いてきた者同士ならではなのでしょう。
それにしても、往年の選手の皆さんの気力体力、サービス精神は本当に素晴らしかったです。現役でない人は表情も柔らかかったけど、リングを楽しまれたのではないでしょうか。でも、角は取れても丸くならないっていう感じが良かったです。若い人に気を遣ったり、ご機嫌取ったりする必要なんてない。ダメなことはダメとはっきり言う、そういう「真っ当なおじいさんたち」って感じ。
あたしも年を取ったら、ニコニコしていながらも豪快なバアさんになりたいな。ただの物わかりのいい、つまんないバアさんにはならないゾ
(2008年12月18日、東京・後楽園ホール)
チケットは売れ行き好調とのことでしたが、本当にその通り、後楽園ホールはすごい人! ロビーなんかごった返しちゃって大変だったよ。
場内に入るとほぼ満席。バルコニーにも人がいっぱい! 昭和のプロレスをリアルタイムで見ていた世代の人ばかりかと思いきや、30代前半くらいの人やギャルっぽい人(!?)もいたりして、お客さんの層は幅広かったようです。
開始前に挨拶をされた、力道山夫人の田中敬子さん。浩二のサイン会の時にもお世話になりましたが、菩薩系のとっても素敵なかた。包み込むようなふわっとしたオーラなのに、凜としたところもあって、胆の据わった感じのかたです。で、控えめなのに存在感があるのよね。すごいわ。
でも、そういう人じゃないと力道山さんの奥さんて務まらないのかも知れませんね。あたしなんて、まだまだお尻の青いヒヨッコだわ~
第1試合は、ヤマハブラザース VS グレート小鹿&グレートカブキ。ヤマハブラザースは、新日本の時にGBHを蹴散らしたのがかっこ良かったけど、どんな試合するのかなぁ。カブキさんはヌンチャクかっこよかったです。ちゃんと四方に向いてやってくれるし。毒霧も見られてうれしい♪ でも、赤!? 毒霧って緑だと思ってた。えーと思って師匠に「なんで赤なんですか? 緑が売り切れ(←ドコで売ってんだ?)なんですかね?」と訊いたら「赤もあるんだよ」だって。へー (@_@)
星野さんは、握手を促されても微動だにせず。見かねた小鉄さんが促すとシブシブ手を出したものの、小鹿さんも手をはねのけたりして超盛り上がり~!
小鉄さんは上半身脱いでやる気満々。でも白いパンツはお風呂上がりみたいで何かカワイかったです (^-^) それか水着みたい。お揃いで白い水着を着て、ビーチで一緒に海でスイカ割りしたい感じ!?(怒られそう… )なんか小鉄さんってスゲー泳げそう。知らないけど。
最初は、ああっ、おじいちゃんを叩くなんて…! って思っちゃった。だって子どもの頃から「お年寄りは大切に」と教えられてきましたからね。でも、叩いてるのもおじいちゃんかー。ならいいか(そうか?)。
でも、この人たちは、普通まわりにいるおじいちゃんたちとは違うんだよね。昭和のプロレスの歴史を動かしてきた人たちなんだもんね。多少スピードはなくても、体力は落ちていても、それを上回る気合い、そしてサービス精神がすごいなと思いました。見ているうちに、だんだん「かっこいいなー」と思ってきたよ。
第2試合の歌合戦を経て、第3試合は栗栖正伸&大仁田厚 VS 鶴見五郎&グラン浜田戦です。
面白かったです。サービス精神に溢れた試合だったな~。栗栖さんがガンガン椅子を投げ入れるところは、お客さんも率先して立ち上がり、イスを渡してました。そこの席の人、楽しかっただろうな。
不満があったとすれば、この写真には入ってなかったけど、鶴見さんのアフロが意外に小さかったことかなぁ。もっと爆発したボンバヘッ! を期待してたのにー。この次はもっとでっかいアフロでお願いします!
そしてそして、豪華レスラー勢揃いのバトルロイヤル無制限! 参戦メンバーはジャイアント小馬場、アントニオ小猪木、ドン荒川、剛竜馬、タイガー戸口、木村健吾、小林邦昭の皆さんです。
荒川さんはリングインするなり柔軟をして、会場はその柔らかさに「おお~!」とどよめき。いきなり柔軟て…その唐突さにも驚いたけど、身体の柔らかさには更に驚き!身体もぜんぜん緩んでないし、62歳なのにすごいなぁ。試合は笑えながらもかっこよくて、普段はきっとおしゃれな人なんだろうなーと思いました。
出たあぁぁ!! フィッシャーマンズ・スープレックス!! すごーーーーい !! (>▽<)9
小林さんは身体もかっこよかったし(52歳!!)動きも良かったです。癌で手術をした人って知らなかったら、全然そんなこと想像もしないんじゃないかな。バトルロイヤルだから、ずっと闘っていたわけではないけど、まだまだやれそう、いけそうって感じでした。
賞品のブランデーをあける木村健悟さん&タイガー戸口さん。みんな、とっても楽しそうでした。
第5試合は「懐かしの昭和映像」で、ラッシャー木村 VS ジプシー・ジョーの金網戦はじめ5試合のビデオが流されました。馬場 VS ハンセンとかすごかったなぁ。32文とかウェスタン・ラリアットとか大技ももちろんあるんだけど、そういうのは本当にここ一番でしか出さない。ほとんどは殴り合ってるだけ。でも、それがすごいの! めちゃめちゃ痛そうだし、とにかく迫力があるのよ。
相模原の会場で、グラウンドの攻防を見て「もっと飛んだりしてくれよ」とか言ってる若い兄ちゃんがいたけど、あの子がこういうのを見たらどう思うんだろうな。ハンセンはトップロープから飛んだりしないからね。「殴り合う」という最もシンプルなことで、これだけ盛り上げることができるなんて…ホントにすごいと思いました。
ビデオの中のお客さんも、もう見たことないほど盛り上がっていました。選手と観客の間に距離がないというか、お客さんは自分が選手になりきって闘っている気持ちだったんじゃないかなぁ。リングと客席がすごく一体になってる感じが伝わってきました。選手だけじゃなく、みんなが熱かったんだなぁ。
そしてメイン!
初代タイガーマスク(セコンド・小林邦昭さん)VS 藤原喜明(セコンド・ライガーさん)!!
組長を見るのは、何年か前に藤原祭り(全日本キックのね)以来かな? 静かに入ってきましたが、それがかえって迫力あるみたい。佐山さんは、ちょっと危なかったけどトップロープに立ってくれたよ 8^0^)
佐山さんは、あの体型なのにメチャ動きが良くてびっくりでした。よく動けるよなぁ。運動神経がいいんでしょうね。
組長はサブミッションを狙っていきますが、佐山さんの激しい蹴りで攻められてしまいます。
最初は「佐山さんスゲー」って感じで見ていたんだけど、何だかだんだん凄惨なムードに… (T_T) セミまで楽しく見ていたのに急にシリアスになり、会場もどう反応したらいいか分からない感じになってきました…。
蹴られても蹴られても立ち上がる組長に「藤原!」「頑張れ!」と声援が飛びますが、それ以上にシリアスな雰囲気が勝ってしまい、なんとなく不発に終わってしまいました。うーん…ハッピーな感じで終わるんじゃないかと思ってた(勝手に思ってただけだけど)から、予想外の試合にどう反応したらいいか分かんなくなっちゃった。
でも、何度も何度も倒れる組長を見かね、ライガーさんが投げたタオルをリング外に放り出した組長はかっこよかったなぁ。プロレスは3カウント取られるまでは終わりじゃないんだよね。その姿を見て、組長の中でプロレスは「今」でありリアルなものであって、昔を懐かしむとか、同窓会のようなものではないんだと思いました。プロレスは今ここに生きている組長そのものなんだと。だから、組長にとってのプロレスは、郷愁を起こさせるとか和ませるとか、そういうものではないのでしょう。
激しい蹴りに耐えに耐え、果敢にサブミッションを狙った組長でしたが、ついにレフェリーストップ。組長の両目からは涙が溢れました。そして、組長に次々に声をかける選手の皆さん…これはきっと、あの時代を共に生き抜いてきた者同士ならではなのでしょう。
それにしても、往年の選手の皆さんの気力体力、サービス精神は本当に素晴らしかったです。現役でない人は表情も柔らかかったけど、リングを楽しまれたのではないでしょうか。でも、角は取れても丸くならないっていう感じが良かったです。若い人に気を遣ったり、ご機嫌取ったりする必要なんてない。ダメなことはダメとはっきり言う、そういう「真っ当なおじいさんたち」って感じ。
あたしも年を取ったら、ニコニコしていながらも豪快なバアさんになりたいな。ただの物わかりのいい、つまんないバアさんにはならないゾ
(2008年12月18日、東京・後楽園ホール)