RURUのひとりごっち

「博多にわか」な「独り言」と「ごちそうさま」を鍋に放り込んでなんだか煮てみたら・・・ひとりごっちが生まれました。

言わなければ ぼちぼち日記

2008-11-05 18:28:26 | ぼちぼちですわ

(横になりたい日もある)

米大統領選も息を呑むほどの投票率と共に
そろそろ決着がついてオバマ旋風はいったん収まり
来年うし年1月歴史的瞬間を迎えて 
も~う いい感じに
変革のアメリカが始まるのでしょう

日本はいつになったら始まるのか?
カリスマ的な首相を望むのは無理なのか?
オザワではいまひとつな感じもいなめない
といってアソウねとは切り捨てられない
ここはじっと
我慢と忍耐のニッポン国です


(よしよしよしよしと壁は言う)

~今日のぼちぼち日記~

霜月に入った一日の土曜日の夜中
やりたくない仕事で朝方まで貫徹
朝7時頃にシャワーをして
いつものミムラねえさんマグ
表面張力ミルクティーとパンを食べて
AM8時にベッドへ入った
寝付いて二時間くらいたった頃
ピン。ポ~ンが鳴る
日曜日になにさ!
起きてた自転車君が先に玄関へ
なんか
このビルの避難シュートが劣化している部屋だけ
取り換え工事をするのだけれど
請け負った会社の人が
上の階の工事の採寸が我が家からしかできぬゆえに
庭からベランダに入りたいので許可を
との事やった
「何故日曜日の朝に採寸をするのか!
しかも我が家の避難路じゃなく
上の階の為に起こすな!」
と言いたいが言わないまま
ベッドでひとりごちていたら
枕元のベランダでガタゴトしはる
眠れない
はいわかりました
起きますよ~


(金色のさなぎたち)

自転車君は仕事で小倉へ行き
さて
昼の支度はいらぬし
朝飯は寝る前に食べたし
とりあえず洗濯器まわして
顔あろて
しばらくぼんやりしてたが
外はせっかくのお天気なのだ
はたと活動モードに
三分メイクして
お外に出た
出たから電車のりました
天神へ久しぶりに
迷宮大魔宮の本屋ジュンク堂で迷子になろう
と思い
自転車君にもろたクオカード(ジュンク堂なら本が買える)

娘が現金と交換してといった図書カードを
財布に収めて(*^_^*)


(生まれましたか・・・。)

さて
本屋で遭難したらいけないから
何か
何かちょっとお腹にいれとこかな
適当な喫茶店で
適当なセットメニュー
パンケーキとコーヒー注文して
深沢七郎の『いわなければよかったのに日記』(中公文庫)

読み読み食べ始めた
あと4分の1くらい残ったパンケーキを
ナイフで切ったら
パンケーキの中から髪の毛の様なものが出てきた
うら!
もう気色悪いよって
フォークをおいて
店員さん呼んで
これこのようにパンケーキの切り口と切り口に
テンションはってる不気味線を
店員さんの方に向けて しかと見てもろた
「橋架けるつもりかい!
パンケーキとパンケーキを結ぶ吊り橋?」
と心で思ったが何も言わず


(アゲハ嬢じゃありませぬ蝶ですわ)

そしたら
「失礼しました」と皿を下げはった
ほんで店長さんらしき人やって来はって
「すみませんでした、髪の毛ではなく、エスプレッソマシンの
掃除用ブラシの毛でした、すぐにお取り換えします。」

おっしゃいますけど
「いや、もうお腹いっぱいやし 結構です。」と言うたら
「ではお代金は結構ですから・・・
伝票のパンケーキ分を消させていただきます。」
と言いはった
るるが無言でうなずいたら
そそそ と ひっこまはった
すやけど~そやけんど
「髪の毛より掃除ブラシの毛のほうがいややんか!
知らんと食べたら喉にささってた?やんか!大概にしいや!」
とは言え~へんかった
しかたない寝不足でなんかもうめんどうやし
まあ今回は許したろ
次回はないやろけど
もうここに
きいひん こおへん きやせん しね
多分ね
と心で言っといた


(甘い水には触覚もふるえるの)


深沢七郎の本に戻った
ホンマにええわ
この本はオススメやね
ここに居るのは
チャーミングなギター弾き深沢七郎である

というかなんかね
今のマイブームが深沢七郎
つい唄も拾うわさ

二度と添うまい作家の妻に
抱いて寝るさえ 筆まかせ
アラ ホラさのさ アラ ホラさのさ
(作家小唄)~言わなければよかったのに日記~

母ちゃん此の子をどうするの
柳の根方に捨てましょか
捨てておくには可哀相
三つになるまでチチくれて
七つになったら学校へ
(子守唄)~思い出多き女おきん~


(子守花)

見捨てられたか八重山ぶき
うるわし牡丹のある故に
今夜来るかとみ山の奥の山百合は
そよ吹く風に待つばかり
(フミ文?唄)~江戸風ポルカ~

この本の最後のほうのショートショートなお話
ポルカシリーズの中に
「ポルカ・アカデミカ」
って一編がある
ガンの奇蹟の特効薬を完成した博士が
この薬は人類に幸福どころか不幸をもたらす
といって川に捨ててしまい
これからは人間の生命を延長させる薬でなく
人類の幸福の為
私は人間の生命を短縮させる薬の研究をする
といって研究室に戻る話なんだけど

この前テレビでやってたドラマ
井上由美子脚本の「パンドラ」の
プロットか!と思わせるような話よ
関係ないけどWOWOWのドラマの脚本は
スポンサーをあんまり気にせず書ける自由度が高い
っておっしゃっていました
今度始まる「プリズナー」ってドラマは
多分「プリズンブレイク」に触発されたとか
自由度の脚本期待しつつ見てみようっと


(開け羽ばたけその日まで)

それよか
ジュンク堂で迷子になりながらも
欲しい本を自力で探しだせたのは
一階のパソコン書籍検索機で
見つけたい本の作品名入力したら
値段と出版社および本の在処が
何階の何コーナーに置いてあるかわかるからさ
しかも何冊か検索すると忘れるから
レシート状の紙に印字できて
ホンマに便利やなあ
それでもあまりの膨大な本のジャングルに
目的地それて寄り道してしもて
やっぱり迷子やね
迷子にならんと気がすまへん
そないなわけで
ジャングル採集した本を標本に
冬眠ならぬ穴籠り用にストックする
プーのはちみつ庫なみに
広口瓶に文庫をつめて
ラベルをはって寝かせる?
のめるのは
いや
よめるのは牛年新年か・・・。
標本ラベル
ヴァージニア・ウルフ「オーランド」(ちくま文庫)
ウィリアム・バトラー・イエイツ「ケルトの薄明」(ちくま文庫)
トーベ・ヤンソン「短編集」と「誠実な詐欺師」(ちくま文庫)
高野秀行「怪魚ウモッカ格闘記」(集英社文庫)



(ぼくときみはルルル~)

ところで
作詞作曲深沢七郎の楢山節って
ギター曲よフラメンコ風ってよ

かやの木 ギンやんひきずり女
アネさんかぶりで ネズミっ子抱いた

夏はいやだよ 道が悪い
むかで ながむし 山がかし

塩屋のおとりさん 運がよい
山へ行く日にゃ 雪が降る

楢山まつりが 三度来りゃョ
栗の種から 花が咲く

おらんの母ァやん 納戸の隅で
鬼の歯ァ三十三ぼん 揃えた


明けて3日文化の日に
アイランドシティ中央公園行き

人もまばらな花どんたく2008 標本館

















(今日のススキ空は斑入り)


では良い霜月を