トヨタの「コストカット力」は定評があるところで、全社的に3割カットが言われていると聞きますが、その波及度という観点では、大きいものの一つだと思われます。米国でのP&Gショックがありましたが、これが景気変動にのみ左右されるものに留まるのかどうか、注目点です。 . . . 本文を読む
大きな流れとしては、乱立の状況から合従連衡で成熟化へ…ということだと思いますけど、この時点を切り取ると、経営としての決定の背景を探りながら見ることのできる一手と思います(およそM&Aはそういうものが多いですけど)。 . . . 本文を読む
幼少の頃より漢文、それに影響されて明治文学が好きで、今も様々親しんでいますが、その親しみの極致の方の本だと認識しています。歴史書を書いている人間そのものにフォーカスするという手法は、昨今ではかなり見られるようになりましたが、氏はやはり一流の先達であるということを示した良本と思います。 . . . 本文を読む
私がハイエクにきちんと向き合いはじめたのは、EU競争法の源流を探る旅からでした。この本でも、「望ましい状態が実現するのは付随的な結果としてであって、『社会的効用』を最大化するという目的を実現しようという新古典派の福祉経済学は、…論理的に成り立たない。」「自由度を最大化するようなルールが望ましいというハイエクの発想を、ハイエクは『ルールの功利主義』と呼んでいる。」「つまり、効用を最大化するという目的には意味がないが、人々の自由度を最大化するルールを設計することが、自由な社会を建設するためには必要なのである。」といったところが述べられています。 . . . 本文を読む
Oxeraのレポートに触発されて、合併分析にイベントスタディを用いている例を読みあさりました。合併規制はforward-lookingですので、その考え方の検証のためには、多角的な後フォローが大切だと思っております(特にremedy)。計量的なもののように見えて、実は奥底の基本的な認識が問われる事例と考えています。 . . . 本文を読む
From Freiburg to Brussels to Chicago to...ということでしょうか。簡潔な説明のもと、中国独禁法とEU競争法を比較しています。シンプルですが、差異が出るところはどれも競争法一般において重要なポイントであり、参考になります。 . . . 本文を読む
公共放送事業者のコンテンツは、非差別で各流通に出すべきとのお話がしばしばありますが、では自社がそもそも展開をしているときにはどう考えるのか。また、経営面で言えば、自分でやるのか他人に任せるのか。そういったお話です。
Joostは公共放送事業者のコンテンツキャリーを柱のひとつに掲げており(現在、アメリカ・スウェーデン・日本!)、英国のCompetition Commissionが審査中です。 . . . 本文を読む
Sunsteinの著作を読んでから随分経ちますが、知らないうちに結構人口に膾炙されてきたのですね(訳語が定着しつつあるとは知りませんでした)。もっとも、原典から離れての理解も進んでいるようですが…。
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