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ひのきスピーカー工房「オーディフィル(AudiFill)」の公式ブログ。 (管理人:カノン5D)

[試聴レポ]Stereo誌2017年8月 ムック付録スピーカー / 新BXシリーズ

2017年07月24日 17時58分24秒 | AudiFill 情報
さて、今年もステレオ誌の付録スピーカーの季節になりましたね。

今年は、月刊Stereo誌ではなく、ONTOMO MOOK(ムック)での扱いです。

早速、8cm用エンクロージュアに装着です!

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まずは、「Fostex OMF800P」から。

(エンクロージュア「KT-808」の詳細はこちら

さっそく試聴すると、昨年のM-800と比べて低音量感が豊かなのに驚かされます。
磁気回路の増大はありましたが、能率はM800と聴感上同等でした。重低音の質感は向上している、という話も聴きますね。

何はともあれ、比較的穏やかな中高域が全体のバランスを決めているのは間違いありません。

このキャラクターは、今までの自作向けFostexユニットより、
「市販スピーカーのFostex」の低歪さが前面に出てくるサウンドを連想させるかもしれません。


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そして、注目の「Pioneer OMP-600」。


こちらは、先ほどのエンクロージュア「KT-808」にサブバッフルを装着しての試聴です。
(この「変換サブバッフル」は、依頼があれば作製しようと思うので、興味があればコメント願います)

すっと伸びた高音が印象的で、音全体が非常に伸びやかです。
FostexよりFostexらしい?とも思える、元気な音です。

低音は、150Hzを中心に十分な量感があり、
今回のような2L程度の小型エンクロージュアで、ちょうど良い感じのバランスとなりました。

オーディオマニアとしては、重低音領域のパワーが欲しくなるところですが、
Q0の高さで低音量感を稼いでいる「Pioneer OMP-600」から重低音を引き出すのは難儀しそうです。

オーソドックスなバスレフや共鳴管で、80Hz付近までを質感豊かに鳴らすか、
多段バスレフ(ダブルバスレフや多自由度バスレフ)で、60Hz以下まで空気負荷をかけて勝負に出るか、、、


今年のStereo主催コンテストは、このパイオニアの方での勝負なので、
皆さんの創意工夫が楽しみです!

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さて、「オーディフィル」の方では、
共鳴管型スピーカーの新型を開発中です。



まだ試作機の段階ですが、測定と聴感の両面から追い込んでいます。
今秋の真空管フェアには、プロトタイプを発表できるよう頑張っていこうと思います。



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試聴会情報 「オーディフィル 第5回試聴会 in 第23回真空管オーディオフェア」
会場:秋葉原損保会館 (秋葉原駅から徒歩5~10分)4階 408号室
日時:2017年10月8日(日)10:00~19:00
      10月9日(月・祝)10:00~17:00
<イベント詳細はこちら>
皆様のご来場をお待ちしています。
最新情報はTwitter(@audifill)をご覧ください!
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