When words leave off music begins.
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Vitali Chaconne [Arthur Grumiaux]
騎西(私市)城は、いつ誰の手による築城かは不明だが、康正元年(1455)、上杉・長尾・庁鼻和氏等が守る城を、古河公方足利成氏が攻略したのが初見である。永禄六年(1563)には、小田助三郎が守る騎西城を上杉輝虎(謙信)が攻め落している。
徳川家康が関東に入った天正十八年(1590)、松平康重が二万石で城主となる。康重は大英寺(騎西)を開基し、保寧寺(日出安)に寺領を与えている。その後、大久保忠常・忠職父子が城主となり、玉敷神社を現在に遷座するなど、城下町騎西の再編を行った。寛永九年(1632)忠職の美濃国加納城(岐阜県岐阜市)移封に伴い騎西城は廃城となった。